右から長門・武蔵・大和
右から長門・武蔵・大和

1: 名無しさん 2001/04/25(水) 01:43
おしえて!

2: 名無しさん 2001/04/25(水) 01:48
野火。 

食料が無くなったので、死んだ戦友の死体を食おうとしたら、ナイフを持った右手を、左手が抑えたって話。

24: 名無しさん 2001/05/10(木) 23:23
>>2の話で、「ナイフを持った右手を抑えた左手」というのが自分の左手なのは、本能的な抑制が働いたのだろうという感じだけど、これが、死んだ筈の戦友の死体の左手だったらマジでホラー…

太平洋戦争末期の日本の劣勢が固まりつつある中でのフィリピン、米軍の砲撃によって陣地は崩壊し、主人公は熱帯の山野へと飢えの迷走を始める。 彼の目の当たりにする、自己の孤独、殺人、人肉食への欲求、そして同胞を狩って生き延びようとするかつての戦友達という現実は、彼を「狂人」と化していく。 (wiki:野火)

※映画化もされましたが、「野火」は小説です。
野火改版 [ 大岡昇平 ]
野火改版 [ 大岡昇平 ]

3: 名無しさん 2001/04/25(水) 02:44
UFO見たって。スマトラで。じいちゃんが言ってた。

34: 名無しさん 2001/05/11(金) 01:45
>>3 
W.W.Ⅱのとき、各国のパイロットが、UFOを目撃したんだってね。

「フーファイター」って呼んでたんだっけ?

4: 名無しさん 2001/04/25(水) 02:52
水木しげるがぬり壁に囲まれた話って有名? 

5: 名無しさん 2001/04/25(水) 02:54
>>4 
あははは!それマジ? ぬり壁はアイロンみたいなの持ってた?

6: 名無しさん 2001/04/25(水) 03:21
いや、ただの壁だったらしい。

良くある怪談集に載ってた話で、大昔に読んだヤツだからうろ覚えだが、 

戦争末期。南方。所属していた隊が全滅したので、本隊へ報告へ行くため、夜を待って人気のない所を選んで(敵性現地人が大勢いたらしい)真っ暗な中をほとんど手探りで歩いた。 

気がつくと目の前に石の壁が立ち塞がっている。あれと思って左へ迂回しようとするとそこにも壁。ではと後ろを向くとまたも壁。戻ろうとすればそこにも壁と、四方を囲まれてしまった。

仕方がないのでその場で寝た。朝起きてみたら何もなかった。 


という話だったと思う。

7: 名無しさん 2001/04/25(水) 03:26
けっこう有名な話なのかな。姿は見えなかったみたいだね。アイロンのことはわからない。

8: 名無しさん 2001/04/25(水) 03:55
>>6 
俺はこの話知らなかった。アイロン云々はアニメの話だから気にしないよーに(笑

12: 名無しさん 2001/05/04(金) 23:38
漫画に出てくる「塗り壁」が持ってるのはアイロンとちゃう~、左官屋さんの道具「鏝(こて)」。

21: 名無しさん 2001/05/10(木) 15:55
栄養失調状態で体力を消耗すると、視力が失われて視界が真っ白になり、動きが取れなくなる現象があるとか。本人にしてみれば、突然に壁に阻まれたと思っちゃうんだってさ。 

壁に手足が生えていて、左官屋の道具(あのアイロンみたいな奴)を持ってるのは、水木しげるのイメージでしょ? あのセンスは好きだな~。↓参照ね。 

ttp://www.japro.com/mizuki/migi/visdic/nurikabe.html
※リンク切れ。ウェブアーカイブより。
ぬりかべ

84: 名無しさん 2001/05/12(土) 04:54
水木しげるの戦中のぬりかべの話。 

夜中に、ジャングルの中をさまよっていたとき、突然、前に進めなくなってしまった。手を前に出しても、何をやってみても、どーにも前に進めない。「正体不明の壁のようなもの」が立ちふさがっているようなのだ。仕方ないので、その場で寝ることにした。
 
次の日、起きてみると、目の前は切り立った崖。もし、あの時、あのまま進んでいたら… 

って話だったような。

85: 名無しさん 2001/05/12(土) 04:58
ぬりかべっていいやつだよね。「ぬりかべ~」しか言わないけど。

11: 名無しさん 2001/05/04(金) 18:51
戦地に天使が出たとか有るよね。

13: 名無しさん 2001/05/07(月) 17:58
じいちゃんに戦争の話し聞かされた事なくてね。教科書何かで見るキレイな部分だけだよ、俺が知ってるのは。

14: 名無しさん 2001/05/07(月) 18:00
キレイな部分は教科書に載ってないだろ。

15: 名無しさん 2001/05/07(月) 18:15
戦争にキレイもキタナイもない。

23: 名無しさん 2001/05/10(木) 23:12
戦争に絡んだ怪談は多いよ。全滅した部隊が軍靴を轟かせながら帰ってきたとか、沈んだはずの友軍の艦に助けられたとか、泣ける話も多い。 

この手の怪談って、ある意味、後世に語り継ぐべき話だよね。物言わぬ死者の代弁をしてると思う。 

25: 名無しさん 2001/05/10(木) 23:27
こないだ読んだ、阿川ひろゆきの「暗い波涛」っていう小説に書いてあったけど、船には「船霊(ふなだま)」っていうのが住んでるんだって。 

で、住んでいる船が、沈む直前に抜け出す。 

トラック諸島だかで日本海軍が壊滅的打撃を受けた後、「そういえば、ゆうべ白い着物を着た女が船から出て行くのを見た」 と証言する乗組員が、あちこちの船で続出したそうな。

38: 名無しさん 2001/05/11(金) 03:37
>>25 
同じ著者の「軍艦長門の生涯」でも紹介されてたよ>船霊信仰 

木をくりぬいて作った舟型の中に、船霊をかたどった紙の人形と五穣をはじめ供物を詰めて密封し、船室に祀るんだとか。 現在でも一般的な慣習らしいよ。 

そう言えば海上自衛隊の護衛艦を見学したとき、祀られてたような気がする。近代的な護衛艦の中で神棚を見つけて、「おや?」と不思議に思った記憶がある。 

もっと、よーく見ておくんだったな。

最新鋭のイージス艦にも神棚が祀られている。
myoko_shrine1
イージス護衛艦「みょうこう」にある神棚。「MAXの写真帖」様より。

143: 名無しさん 2001/05/13(日) 00:19
大和が沈む前の晩には、さぞかしでっかい船霊が出て行ったことだろう。

26: 名無しさん 2001/05/10(木) 23:38
日露戦争の時の話。捕虜になったロシア兵が、こんな事を言ったそうだ。 

「黒い軍服の日本兵は弾が当たると倒れたが、その後にいる白い軍服の日本兵は、何発弾が当たっても倒れなかった。」

27: 名無しさん 2001/05/10(木) 23:39
>>26 
ゾクッとした。イイ!

92: 名無しさん 2001/05/12(土) 07:04
亀レスですみません、>>26の意味が分からないのですが…どなたか、飲み込みの悪い私に、説明してください。

94: 名無しさん 2001/05/12(土) 07:11
>>92 
うーん、つまり黒い軍服の本物の日本兵の他に、白い軍服の幽霊兵がたくさんいた、って事じゃないかな?

「後ろにいた」って事は守護霊っぽい存在で、一緒に戦ってたのかな、なんて考えると面白いよね。

96: 名無しさん 2001/05/12(土) 12:10
>>94さん、説明ありがとうございます! 

うわ…意味が分かり、不謹慎ですが、鳥肌が立ちました。私の祖母の兄も、東南アジアで、戦死しているので、このスレ読んでると、思い出して泣けてきます。 

祖母は戦死の報せとともに送られてきた、兄のものだという髪の毛3本を、今でも大切に持っています。

95: 名無しさん  2001/05/12(土) 11:53
>>94 
松谷みよ子著「現代の民話」シリーズの、戦争を題材にした巻に同様の話があります。

それによると、狸や狐が戦争に行ったという話の延長らしい (平成狸合戦ぽんぽこかいな?)。

【中古】 現代民話考(2) 軍隊・徴兵検査・新兵のころ ちくま文庫/松谷みよ子(著者) 【中古】afb
【中古】 現代民話考(2) 軍隊・徴兵検査・新兵のころ ちくま文庫/松谷みよ子(著者) 【中古】afb

99: 名無しさん 2001/05/12(土) 14:00
>>95 
狸が日露戦争に参加した話だけど、ボクも聞いたことがあるよ。

狸の
群が山に化けて、ロシア兵が上を通っているときにひっくり返したりと、大活躍だったそうな。ノリとしては「平成狸合戦ポンポコ」だね。 

ちなみに戦争に参加した狸は、赤色の軍服を着てたんだって。赤い軍服には○に喜のマークがついてたとか。この兵士は撃たれても平気だし、撃った方は目がくらむんだと。

これ、ロシアの将軍のクロパトキンの手
記にも書かれてるそうだから、噂があったことは事実だと思う。 

101: 名無しさん  2001/05/12(土) 14:03
>>99 
かわいい。太平洋戦争には参加しなかったのかな。残念。 

104: 名無しさん 2001/05/12(土) 14:43
>>101
日本が勝ってれば、「狸が参加してた」ってことになってたかもね。そんなわけねえか…。

※太平洋戦争には天狗が出撃し、敵機の砲火を自身に引き付けて零戦を援護したとか。やはり遠い南方での海と空が主戦場だったし、翼のある天狗しか出撃できなかったのでしょうか。タヌキが出撃できていれば戦況は変わっていたかもしれません…。

28: 名無しさん 2001/05/11(金) 00:03
日本軍がキスカ島から撤退するとき、無人のはずの島から万歳三唱が聞こえてきたんだって。それを聞いた兵士たちは、「死んだ戦友たちが見守ってくれているんだ」と泣いたとか。

実際の話、キスカから撤退するときは、タイミングよく濃霧になったりと幸運続きだった。だから今でも、死んだ戦友が守ってくれたと信じてる生存者も少なくないとか。

何か切ないよ。

46: 名無しさん 2001/05/11(金) 14:35
>>28 
キスカ撤退のとき、実はすぐそこまでアメリカ艦隊が接近してたんだってね。でも、アメリカ艦隊は、レーダーに反応した敵艦隊に砲撃するのに夢中で、寸前のところで日本軍を逃してしまったとか。
 
けど、実際には、レーダーに写ってた日本軍の艦隊は存在しなかったんだって。これはアメリカ軍の公式文書にも載ってる話なんで、信憑性は高いよ。 

元軍人の人が、「恐らくは北の海に特有の不思議な現象でしょう。何もないのにレーダーが反応してしまうことって、よくあるんですよ」と語ってた。

そして「でも、自分としては、死んだ戦友が助けてくれたと信じてます」と、目頭を熱くしてた。 

この「死んだ戦友に助けられた」というパターンは、戦場怪談の定番だね。

死んだはずの戦友の声に励まされて、撃沈された輸送船から陸に流れ着くことができた。味方陣地に戻ることができた…そーゆー話はよく聞くよ。 

ありがちな話なんだけど、ジーンと来るね。

※キスカ島撤退作戦:
1943年(昭和18年)7月29日、包囲していた連合軍に全く気づかれず、5千名を超える日本軍守備隊全員が無傷でキスカ島からの撤収に成功した。 (wiki:キスカ島撤退作戦)


30: 名無しさん 2001/05/11(金) 00:58
グレムリン。 

第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線で、ドイツ本土へ爆撃に行く米軍パイロットたの間で噂となった妖怪。 飛行機に住みつき、いたずらで飛行機に故障を起こす。

32: 名無しさん 2001/05/11(金) 01:21
>>30 
昔読んだガッケン「ジュニアチャンピオンコース怪奇スリラー」 だと、グレムリンって灰色の雲で、その中に飛行機がはいるとバラバラになり、落ちた機体には「ドイツ空軍少佐グレムリンと書かれてた」 とあった。

小学館「妖怪世界編入門」では水木しげるの描いたグレムリンはサタンみたいだ。

元々高い山の頂に暮らしていたグレムリンが、人類が高空飛行をするようになり、その飛行機械に興味を持ち、乗り移ったとされる。計器に指を突っ込んで指示を狂わせる、ガソリンを勝手に飲んでしまうといった悪戯をするとされる。東京に空襲をかけたアメリカ軍爆撃機の乗組員もグレムリンに悩ませられたという。

今日なお北米では航空機部品の納入時に、飴玉をひとつ同梱する習慣があるが、これは「どうかこの飴で満足して、大事な部品に悪戯をしないで欲しい」というグレムリンへのお供えであるとされる。
(wiki:グレムリン)

31: 名無しさん 2001/05/11(金) 01:21
昔読んだ、人類学者の西丸震也(字、あやふや)氏の本に書いてあったエピソード。

うろおぼえ&自分の中で脚色がなされているけど、大筋で。 

戦争が終わって日本も復興、経済大国になった頃、南方の原住民調査のためにかつての激戦地ニューギニアの山中に入った。そこで原住民と仲良くなって、一緒に生活しているうちに、日没後は彼らが山の中に決して入ろうとしないことに、西丸氏は気づいた。

「なぜ、夜は山に入らない?危険な野獣とかいるのか?」との問いに、原住民は

「野獣はともかく、とにかく気味が悪い。姿は見えないけど、あちこちから意味不明の人の言葉が聞こえる。でも、人の姿はやっぱり見えない。白骨はいっぱいあるから、あれはその白骨の精霊だと思う。夜の山は生きた人が入る場所ではない」との答え。 

「意味不明の言葉ってどんな?」と西丸氏が問うたところ、原住民の応えは、「『ガヌバレ』『シカリシロ』と聞こえる。私たちの言葉ではない」……だったそうだ。

西丸氏は「さもありなん」と感じ入ったそうな。

33: 名無しさん 2001/05/11(金) 01:31
>>31 
成仏できてない日本兵って多そうだよね。

戦場になった南方の島では、血塗れの日本兵がタクシーを止めたりするらしいよ。

36: 名無しさん 2001/05/11(金) 03:27
朝鮮戦争のときに撮影された「大空に浮かぶキリストの像の写真」って知ってる?

アメリカ空軍の戦闘機パイロットが撮影したものらしい。雲が、キリストのような形をしてるんだよね。この写真を撮影した部隊からは、最後まで戦死者が出なかったとか。

※1950年代の朝鮮戦争中に空に現れたとされるイエス・キリストのような雲。アメリカ軍の爆撃機の乗組員が38度線付近で撮影したといわれている。
朝鮮戦争のキリスト

48: 名無しさん 2001/05/11(金) 14:49
空のオカルト話は多いけど、それをしゃべると、地上の危険な任務を命じられてしまうので、体験しても語らない人が多いらしい。

50: 名無しさん 2001/05/11(金) 15:34
空軍のパイロットって、一番危険なポジションだからね。

いざ戦争のときは、まっさきに死地に赴く。平時の事故だって怖い。だから、オカルト的な話題の土壌になってるのかも。

37: 名無しさん 2001/05/11(金) 03:30
マニア向けに軍装品を売ってるお店があるでしょ?あそこは出るらしいよ。 

だって、人殺しに使われた道具が置かれてるんだもんね。中には戦死者が着てた軍服や死体袋、敵兵の脳天を叩き割るのに使われた、折り畳みスコップまでもが売られてるんだもん。 

いやはや。 

39: 名無しさん 2001/05/11(金) 03:54
>>37 
所ジョージが軍用ベッドで寝てたら「出た」ことがあるらしい。

40: 名無しさん 2001/05/11(金) 03:57
>>39
ハァハァ…って息がするってヤツね?

41: 名無しさん 2001/05/11(金) 05:17
終戦50周年の記念だかで、松本零士氏が書いてたマンガで、復員した兵隊と仲良くなった零士少年が、彼から鉄兜を貰うんだけど、その鉄兜後頭部の所に、内側から弾が当たった痕が残ってた…ってのがありました。 

いや、死んだ戦友の鉄兜を譲り受けてたんだろ、と言われるとそれまでですが。

43: 名無しさん 2001/05/11(金) 14:19
戦艦武蔵が沈没した場所を調べてみたら、見つからなかったんだって。浮(不)沈艦を謳った戦艦だけあって、海中を潜水艦のように進みながら、どこか別の場所で沈んだらしい。 

でも、調査に随伴した元乗組員が、「私は、武蔵が今でもこの海のどこかを彷徨ってると思います」と語ってたのが、妙に印象的だった。

※戦艦武蔵:
1944年10月24日、レイテ沖海戦にて、魚雷20本、爆弾17発、至近弾18発(推定)を受け沈没。全乗組員2399名中、猪口敏平艦長以下1023名が戦死した。

沈没した武蔵は長い間発見されず、「沈んだ時点でも武蔵の艦腹には、なお未浸水の頑丈な防水区画が沢山あって、それらが艦に浮力を与えて海底まで沈下せず、艦内に閉じ込められた英霊と共に、シブヤン海の潮流に乗って海中を彷徨い続けているのでは」という噂話も存在した。

なお、武蔵は沈没から71年後の2015年3月に発見され、映像に収められた。(wiki:戦艦武蔵)

44: 名無しさん 2001/05/11(金) 14:22
具体的な場所は忘れたけど、東京のどっかの話。

高速道路の支柱に、奇妙なシミが現れて「空襲で亡くなった親子の霊では?」と騒がれたことがあった。言われてみると、シミは大小ふたつあり、親子に見えなくもない。 

ま、ただのシミだろうけど、もしかしたら、と思わせる歴史的背景があるのが泣かせるよね。

45: 名無しさん 2001/05/11(金) 14:26
戦時中の話。夜、家で寝てると、枕元に出征した息子が立ち「もう戻って来れない」、と言う。よーく見ると軍服はびしょ濡れ。

で、後日、夢を見たその時間に、息子が輸送船ごと撃沈されて戦死した、と知らされるというオチ。よくある話だけど、やっぱ悲しいね。

47: 名無しさん 2001/05/11(金) 14:38
どれも切ないような、ほろ苦いような気分にさせられるね。 

【その2へ】