イージス艦が「潜水艦・戦闘機・巡行ミサイル・自爆用ボートに同時に攻撃され、且つ、中距離弾道ミサイル(IRBM)が発射されたら?」のシミュレーション。

イージス艦には、200以上の目標(海上自衛隊の架空のイージス艦「みらい」の資料によると258目標)を同時に補足できるレーダーシステムと、10以上の目標を同時に攻撃できる武器が搭載されています。

まずは戦闘機をSバンドレーダーで捕捉。同時に潜水艦・巡行ミサイル・自爆用ボートをXバンドレーダーで捕捉。さらには飛翔中のIRBMをもSバンドレーダーで捕捉。早期警戒機や護衛艦と情報をリンクしながら、瞬時に迎撃態勢に入ります。

イージス艦の戦闘指揮所(CIC)の迎撃開始の発令により、艦対空ミサイルSM2が戦闘機へ、ESSM(発展型シースパロー)が巡航ミサイルへ向けて発射され、それぞれを撃破。イージス艦搭載の5インチ砲でボートを撃破。さらに対潜魚雷Mk54が発射され、潜水艦を撃沈。

IRBMには弾道弾迎撃ミサイルSM3が対応、大気圏外でIRBMを迎撃します。


さらに、撃ち漏らした、あるいは接近した目標の迎撃は、CIWS(シウス)と呼ばれる艦艇用近接防御火器システムが対応します。毎分3000~4500発の20mmバルカン砲を発射、目標を自動で追尾しながら迎撃します。

ただし、CIWSの有効射程距離は1500mほど。CIWSが起動したとしても、着弾までの時間はほんの数秒。イージス艦は接近する目標に対しジャミング(電波妨害)を行い、チャフやフレア(ミサイル妨害弾)などを発射し、回避行動をとった上での最後の砦。

みんなー、ふせてー(´・ω・`)