【その1】
夕日

101: 名無しさん 2001/05/04(金) 01:26
波打ち際に流れ着くゴミに、よくイチジク浣腸が混じっているような気がするんだが、あれってそんなに消費が多いのか? まさか医療廃棄物ってことはないだろな?

110: 名無しさん 2001/05/14(月) 23:59
>>101 
海辺の浣腸だけど、あれはバキュームカーのゴミを船で沖合に捨てるのが原因らしいよ。

浣腸ってトイレでやるでしょ。だから、トイレに捨てると。で、それをバキュームカーが吸い取り、海に捨てられ、浜辺 にたどり着く。そんな感じかな。 

実は壮大なドラマが背景にあったんだよ。

111: 名無しさん 2001/05/15(火) 00:57
>>110 
ていねいな情報ありがとう 。夏を前にいい話だね。

※海洋投棄:
日本では1950年代に主流となった糞尿の海洋投入は、現在では1996年のロンドン条約の新しい議定書により海洋投入の全面禁止が採択され、2007年から日本の廃棄物処理法施行令改正施行により海洋投入が禁止されています。隣国ではまだやっているみたいですが…。(wiki:海洋投入)

102: 名無しさん 2001/05/04(金) 03:56
昨日海行ったけど、まあ烏がいっぱい…。
 
ふと見たら鷹だか鷲?だかが混ざっていて、こっちに向かって飛んできて、すっと曲がった…ヒッチコックの「鳥」並の恐怖。しかし、その話をしたら、とんびでは?とのこと。 

しかし、めっちゃでかかった。そんなとこで弁当をばくばく食ってる奴らも怖い…。

105: 名無しさん 2001/05/04(金) 05:42
>>102 
海でメロンパン食べてたら、とんびにひったくられた事あるよ。あっという間で、すげー怖かったよ。

114: 名無しさん 2001/05/18(金) 23:27
フナムシが怖い。捨てたからあげ君にたかってた。奴ら肉を食う。怖い。

115: 名無しさん 2001/05/19(土) 00:14
>>114
船宿のゴキブリホイホイにはフナムシがかかるよ。

それと、夜の磯を歩いてみい。絨毯のように沢山いるから。

119: 名無しさん 2001/05/25(金) 23:55
聞いた話だが、日本海側は危ないらしい。 

海から近づくものに捕まると。遠い世界に連れていかれる。

120: 名無しさん 2001/05/26(土) 00:00
>>119
北朝鮮?

124: 新潟県出身 2001/06/03(日) 02:55
>>119 
柏崎の海岸は、人気のない夕方に歩いていると海から潜水艦が…という噂を、20年前に聞いた覚えあり。 後年、いろいろニュースなど見て、「あれホントだったんだ」と思ったよ。

131: 名無しさん 2001/06/09(土) 02:26
>>124 
マジ怖い…シャレになってないよ…。

125: 名無しさん 2001/06/03(日) 12:59
北チョンが一番怖いということでこのスレ終了ですか?

121: 名無しさん 2001/05/26(土) 00:07
オイラ海の近くに住んでんのさ。 ほんで毎年、海で観光客の死人が出るんだよねぇ。 

昔バイトで海の監視員やってたんだけど、行方不明が出ると捜索させられるんだけど、オイラの友達が行方不明者の死体を発見してさぁ、2人で運んださ。 

嫌だったねぇ。

123: 名無しさん 2001/06/03(日) 01:00
山で遭難すると捜索料が1人あたり1日1万円だってね。でも、海だと無料だとか。 

なんでも、海の場合はボランティアだからみたい。

130: 名無しさん 2001/06/09(土) 02:08
幽霊じゃないけど、現在の彼女の兄貴のお嫁さんの実話。 

芋洗い状態の浅瀬で遊んでたら、お嫁さんの当時の彼氏が、いきなり固まったらしい。「どうしたの?」って聞いたら、何も言わず足下を指差した。 そこには溺死体が横たわっていた。 

お嫁さんの悲鳴を合図に、一気に海から人が居なくなったんだけど、当時の彼氏は置き去りにされて、しばらく固まってたそうだよ。

132: 名無しさん 2001/06/09(土) 05:29
わしも中学の時に千葉の片貝海岸でハマグリを足でほじってたら、土座衛門を見つけた。悲鳴をあげて砂浜に上がったね。夜中怖くてさ。

なんか音がするたびにびくッとして、布団かぶって寝たけどなー 。

引用元:http://piza.2ch.net/test/read.cgi/occult/985014512/海にまつわる恐い話ないすか?

※ここから
♪♪♪ 海にまつわる怖い話し ♪♪♪

1: 名無しさん 2001/06/21(木) 23:55
霊現象やバミューダトライアングル、ドラゴントライアングルなど、海に関する怖い話しを集めましょう! そろそろ夏だし。

15: 名無しさん 2001/06/23(土) 00:59
ドラゴントライアングルってなに?

27: 名無しさん 2001/06/23(土) 22:21
>>15
日本にもドラゴン・トライアングルっつー魔の海があるんだって。日本海方面だっけ?

46: 名無しさん 2001/06/24(日) 07:28
>>27
ドラゴントライアングル は確か、アメリカ人の誰だかが適当にでっちあげたもの。

単に時化
(しけ)などで転覆する船が多いだけで、不審な消失事件などは特に起こっていない。

47: 名無しさん 2001/06/24(日) 07:46
>>46 
元祖バミューダトライアングルも、残骸が見つからなかったと言われてるものが実際にはちゃんと破片や遺体が見つかってたり、単なる転覆事故が「謎の消失」扱いされてたりする。

実際には遥か北の海で起こった事故が、バミューダ海域で起こったことにされてたりするので油断できない。作り話や、かなり話が誇張された事故も多いし。

※ドラゴントライアングル:
千葉県野島崎、小笠原諸島、グアムを結んだ三角形海域は日本の「魔の海域」であり、航空機や船舶が謎の失踪をするバミューダトライアングルと同様であるとしている。事実や科学的裏付けはなく、1955年の読売新聞の漁船遭難を伝える記事が発端とされる。

読売新聞の記事では、一部に事実誤認や誇大表現があるものの、漁船の失踪は強風や時化など悪天候のため発生したと報じていた。にもかかわらず外信で歪められ、ニューヨーク・タイムズは、あたかも超常現象によって、晴天の中突如失踪したというような記事になっていたという。(wiki:ドラゴントライアングル)

24: 名無しさん 2001/06/23(土) 22:14
それよりもバミューダコワイ。

※バミューダトライアングルについては【その1】に。

26: 名無しさん 2001/06/23(土) 22:20
オレの若いころは、バミューダーパンツっていうのがあった。 

あれはいったい、なんだったんだろう?
29: 名無しさん 2001/06/24(日) 01:04
>>26 
今でも売ってますよ、バミューダ。 でもほんとに、何故バミューダなんでしょうね。 

そいや、ビキニはビキニ諸島の核実験から取られた、って言う私のウロ覚えの知識は本当かなあ?

※ビキニ環礁:
1946年から1958年にかけて、太平洋核実験場の一つとしてアメリカが23回の核実験を行った、マーシャル諸島共和国に属する環礁。1954年3月1日の核実験で日本の「第五福竜丸」が、いわゆる死の灰を浴び、半年後に乗員1名が死亡した。

しかし、病理解剖によって判明した死因は肝炎であり肝臓に蓄積された放射能も通常と殆ど変わらないことわかった。急性の放射線障害の出ていた乗員は全血液を輸血で入れ替えたため、血液感染で肝炎になった可能性が高いと見られている。(wiki:ビキニ環礁他)

30: 名無しさん 2001/06/24(日) 01:06
>>29 
え、あのパンツ一丁で核実験してたの? 濃いなぁ~~~…。

33: 名無しさん 2001/06/24(日) 01:10
>>30 
いや、男のビキニパンツでなしに(笑。想像しちゃったじゃないかーー。 

よーするにダイナマイトボディと同じような意味の、更にオーバーにした「核爆的に刺激的な格好」っていうことだったと記憶してますが……。

35: 30 2001/06/24(日) 01:12
>>33
あ、なるほど… でもこれ、確かだとすると笑えないブラックジョークな由来ですね…。

32: 名無しさん 2001/06/24(日) 01:08
ビキニの名前の由来については聞いたことがあるよ。でも、諸説あるようで、どれが真実かは分からないみたい。一応、最有力説みたいだけどね。 

バミューダパンツは、ちょっと検索して調べてみるよ。

※ビキニ:
ビキニ環礁の核実験直後の1946年、フランスのファッションデザイナー、ルイ・レアールが、その小ささと周囲に与える破壊的威力を原爆にたとえ、ビキニと命名してこの水着を発表した(笑)。(wiki:ビキニ)

34: 32 2001/06/24(日) 01:10
一発で出た。やっぱり、あのバミューダ海域に由来するものらしいよ。
 
バミューダって避暑地なんだって。で、その避暑地で着用されたから、バミューダパンツって言うとか。

17: 名無しさん 2001/06/23(土) 05:40
超有名話だけど、海にまつわるのではこの話が一番こわい… 

三重県津市の海岸には、海の守りの女神の像が立っている。

ここは、昭和30年7月28日に市立橋北中学1年生の女子36人が水死した所だが、当時の生き残りの一人だった梅川弘子さん(21)は、週刊誌「女性自身」(昭和38年)に、その時の恐ろしかった手記をサイン、写真入りで寄せている。 

いっしょに泳いでいた同級生が、「弘子ちゃん、あれ見てー」と、しがみついてきたので、2,30メートル沖を見ると、その辺で泳いでいた同級生が、次々と波間に姿を消していくところだった。

すると、そこで弘子さんは「水面をひたひたとゆすりながら、黒いかたまりが、こちらに向かって泳いでくる」のを見た。それは何十人もの女の姿で、ぐっしょり水を吸い込んだ防空頭巾をかぶり、もんぺをはいていた。

逃げようとする弘子さんの足をつかんだ力はものすごく、水中に引きこまれていったが、薄れゆく意識の中でも足にまとわりついて離れない防空頭巾をかぶった無表情な白い顔を、はっきり見続けていたという。 

弘子さんは助けあげられはしたが肺炎を併発し20日間も入院したが「亡霊が来る、亡霊が来る」と、よくうわごとを言ったという。 

「防空頭巾にもんぺ姿の集団亡霊」というのには因縁話があって、津市郊外の高宮の郵便局長・山本剛良氏によると、この海岸には、集団溺死事件の起こったちょうど10年前の月日も同じ7月28日に、米軍大編隊の焼打ちで市民250余人が殺されており、火葬しきれない死骸は、この海岸に穴を掘って埋めたという。

山本氏からこの話を聞かされた弘子さんは、手記の名中で「ああ、やっぱり私の見たのは幻影でも夢でもなかった。あれは空襲で死んだ人たちの悲しい姿だったんだわ」と納得している。

93: 名無しさん 2001/07/09(月) 06:46
>>17 
その話アンビリバボーで映像化してた。死ぬほど恐かった。

水の中から防空頭巾した子供達が3人ぐらいこっち(カメラ)を見てるんだよ。そのシーン出てきたとき飛び上がったよ。海いけねえよ。 

防空頭巾

21: 名無しさん 2001/06/23(土) 19:41
>>17 
私の地元なんか津の十倍以上の犠牲者出てるけど、防空頭巾の霊に襲われたなんて話は聞いたこと無い。それに、当時の日本人の倫理観からして、海岸に無造作に穴掘って埋めたなんて考えにくい。広島でも、遺体を焼く煙が何日も絶えなかったと聞くし。 

本当なら、三重県の人間はマジでひとでなしなんじゃないの。

22: 17 2001/06/23(土) 20:01
>>21 
出典をよく見よう。「女性自身」ですよ(笑。

23: 17 2001/06/23(土) 20:11
>>21 
あと、「火葬しきれない死骸を埋めた…」て書いてある。

こういう物を読むときは「出典をよく見る」(別にNHKや大新聞の報道が正確だと言う気はないが)「一回読んだだけの印象で感情のママにカキコしない。」 「現在の基準で昔の出来事を判断しない」 
が大切だと思うよ。

25: 21 2001/06/23(土) 22:18
>>22-23 
失礼!煽る気は無いよ。「もし」女性自身の話が本当だったらってコト(w。
 
私んとこも、原爆でやられた広島でも、当時の困難な状況でもきちんと火葬してたらしい(この辺の話はばーちゃんから聞いた)。 

広島ではやむを得ず埋めた事もあったらしいが、あとできちんと埋葬したらしいし。10年間も不幸な空襲犠牲者を、無造作に埋めたままほったらかしにしとくなんて、三重県民はやっぱりひとでなし。 

繰り返えしますけど、あくまで女性自身の話が「もし本当だったら」ってコト。例え女性自身のホラ話でも、こんな話聞いたら空襲犠牲者の遺族は怒るだろうなぁ。 

37: ナディラ 2001/06/24(日) 01:44
私は古代アトランティスの戦士ナディラの生まれ変わりです。誰か私と共に戦ってください。

38: 名無しさん 2001/06/24(日) 02:05
>>37 
別スレでやれ

40: 名無しさん 2001/06/24(日) 05:55
大地震の予兆として深海魚が浮上してきたり、魚が大量に死ぬのって、本当なのかな?一応の因果関係は取りざたされてるみたいだけどね。

42: 名無しさん 2001/06/24(日) 06:25
>>40 
火山性ガスの影響では?

41: 名無しさん 2001/06/24(日) 06:23
S○NYの規制前のビデオカメラ、一度、真夏の海で使ってみたい… 。

別の意味で夏の海は怖いぞ。

43: 名無しさん 2001/06/24(日) 07:09
>>41 
こらこらこら!そんなことをしてはいかーーん! そしてあぷろーどせずに独りで楽しむなんて事をしてはいかーーん!!重いのはやなので、ベストショットを静止画にしてくれたら嬉しーい!

70: 名無しさん 2001/06/28(木) 20:06
>>41 
規制前のビデオカメラってなに?

71: 名無しさん 2001/06/28(木) 20:32
>>70 
原理はよくわかんないんだけど、微弱なX線が発生しちゃって、近接撮影すると服が透けることがあったんだよ。速攻で回収されたから、一時すげープレミアもんだったなぁ。

72: 名無しさん 2001/06/28(木) 20:36
>>71 
赤外線じゃなかったか? モノクロだけど、赤外線撮影機能がついてたビデオカメラ。 発売直後速攻回収。下着の線とか、水着だと体の線がかなりはっきり出る感じに写るヤツ。 

74: 名無しさん 2001/06/28(木) 20:52
>>71 
ウチにあった。規制前のそのビデオカメラ。

確か、途中から機能を絞った製品に切り替わったんだよね? 雑誌「宝島」でその特集をやってたのを見て(もちろん、スポーツ紙で大騒ぎになる前) 速攻で買いに行った。 

赤フィルターつけて、自分で黒の海パンをはいて、試しに撮ってみたら、本当に透けたので驚いた。 

ところが、そのうち海に持って行こうと思ってたら、実家がボヤになって、消火の水がかかってしまって、ぶっ壊れてしまって……。 

せっかくのそのカメラで写せたのは、結局、その実験のときの、俺チ○ポだけ……。

81: 名無しさん 2001/06/29(金) 23:57
そういや「悪用は禁止」とか書かれた「X線透視レンズ」みたいなのを夜店とかで売ってたな。万華鏡みたいなのを覗いて手を見ると、うすぼんやりと骨が透けて見えるの。
 
…単にブレて見えてるだけなんだけどな。どうやって悪用しろと言うんだ。



48: 名無しさん 2001/06/24(日) 10:41
以前、なにかの本で呼んだ内容を曖昧に覚えてるだけだが、怖いというか不思議な話として、こんな話がある。 

日本のある漁船が漂流して、長い間海を漂う内に船員が次々と病死して、最後は全員死亡してしまった。死体を乗せたままの船がずっと海を漂った末、ようやく発見された。 

一番最後に死んだ船員が付けていた航海日誌から、その悲惨な航海の様子が明らかになったのだが、後にこんな事実が判明した。 

その漁船をまだ漂流して間も無い頃に、偶然近くを航行していたアメリカか何処かの国の船がその漁船を発見して、接近して呼びかけたという。

その時の海の状態は極めて穏やかで、ボートを使えば何の問題もなく相手の船に乗り移る事ができたはず。 

しかし、その漁船の船員達は数人が甲板に立ちつくし、外国船をじっと見てるだけで、何の応答もせず、無言のまま何もしようとしなかった為、やむなくその外国船はその場から離れていったという。 

その頃は船員達もまだ健康だったはずで、相手の呼びかけに応答できないなんて事はなかったはず。航海日誌にも、最初の死者が出るのはもっと後になっている。 

ところが、航海日誌にはその外国船が接近したという事実は全く書かれていない。 外国船の船長や船員は間違い無くその漁船だったと言っているし、彼等が嘘をつく理由もない。 

しかしそれが事実だとすれば、漁船の船員達がみすみす助かるチャンスを捨てたとしか考えられない。 
一体何故そんな事になったのか、全くの謎である。

49: 名無しさん 2001/06/24(日) 12:02
>>48
戦前の話だが…乗組員が全員死亡した日本の漁船が、アメリカに漂着して大騒ぎになった事件があったそうだ。 アメリカでは幽霊船が漂着したと、新聞やラジオで大騒ぎだったらしいよ。

51: 名無しさん 2001/06/24(日) 13:23
>>49 
ガキのときに、安っぽい『世界の不思議大百科』みたいな本で見かけた話なんだけど。 

外国で死んだ人が、海辺の墓地に埋葬された。ところが台風で墓地が決壊して、その人の棺が海に流されてしまった。そしたらその棺が流れ流されて、その人の祖国に辿り着いたんだって。 

嘘臭いけど、話としては面白い。何か>>49 の話を聞いて、思い出してしまった。

69: 名無しさん 2001/06/28(木) 19:52
>>51 
それは確か、ミシシッピ川の河口のあたりの町で死んだ人の棺桶が河川の氾濫で流され、ニューヨークの故郷近くの海岸で見つかった、という話だったと思う 

なぜ、その話を覚えていたかというと、うちの親戚がシケの夜に一人で日本海に漁に出て、行方不明になったことがあった。 

仲間の船が捜索したが、船の破片しか発見できず「外国船にでも当て逃げされたんだろう…おそらく遺体もあがらないな」と諦めかけたころ、その人の実家のすぐ目の前の浜に、その人の水死体が打ち上げられたという事件があったからです。合掌。

50: 名無しさん 2001/06/24(日) 12:56
幽霊船って今も出るのか?

>>48>>49の話はおそらくこれ。
・発見されたミイラ船

1927年10月31日、 カナダ西海岸バンクーバー島。 

ワシントンのシアトル港への帰路についていたアメリカの貨物船「マーガレット・ダラー」号は、行方不明になっていた小型漁船「良栄丸」を発見した。 

ボロボロに朽ち果てた船体、ミイラの転がる甲板、激しい死臭、白骨体、足の無い死体。船室には、頭蓋骨を砕かれた白骨体とミイラがあった。船室奥の部屋には、おびただしい血痕が染み付いていた。

船尾の司厨室では、海鳥の白い羽が至るところに散らばっており、コンロの上にあった石油缶の中には、人の腕が入っていた。船内には食物も飲料水も無く、エンジン機関部は全て破損していた。 

ところが、船長室から見つかった3冊のノートには、信じられない惨状が書かれていたのだった…


そのノートによると、良栄丸の情報は以下の通りだ。

・重量は19tで1本マスト 
・船主は和歌山県の藤井三四郎 
・船長は三鬼時蔵 
・機関長は細井伝次郎 
・乗組員は12名 
・神奈川県の三崎港を出港したのは1926年12月5日 
・約1年間漂流していた
 
ここで疑問が浮かぶ。発見された死体は9体、記録には12名とある。3名はどうなったのだろうか。

・不幸な漁船

1926年12月5日、神奈川県の三崎港を出港した良栄丸は、千葉県銚子沖にマグロを求めて進んでいた。天候も思わしくなく、エンジンが調子の悪い排気音を立てていたため、翌12月6日に銚子港に寄港した。しかし、エンジンに故障はなく、銚子の沖合いで大量のマグロを水揚げした。

が、暴風に見舞われて航行不能に陥ってしまった。
そして12月15日、銚子の東方沖合い1000マイルほど流された時、紀州船によく似た船が現れたので、信号を送ったり船員が叫んだりしたのに、応答も無く通り過ぎてしまったという。
 
三鬼船長は漂流を決意、記録には「4ヶ月間は食べられる」と書いてあった。12月16日にも「東洋汽船」と書かれた船が近くを通ったが、応答はなかったという。なんとか日本へ戻ろうと努力したが、どうやっても逆に流されていった。
 
記録にはこう書かれている。

「どう工夫しても西北へ船は走らず絶望。ただ汽船を待つばかり。反対にアメリカへ漂着することに決定。帆に風を七三にうけて北東に進む…。しかし、漁船で米国にたどりつこうとするは、コロンブスのアメリカ大陸発見より困難なりと心得るべし」

・恐怖の記録

ここからは説明は要らないだろう。記録文のみで充分に迫力が伝わってくる。

「12月27日。カツオ10本つる」
 
「1月27日。外国船を発見。応答なし。雨が降るとオケに雨水をため、これを飲料水とした」
 
「2月17日。いよいよ食料少なし」
 
「3月6日。魚一匹もとれず。食料はひとつのこらず底をついた。恐ろしい飢えと死神がじょじょにやってきた」
 
「3月7日。最初の犠牲者がでた。機関長・細井伝次郎は、『ひとめ見たい…日本の土を一足ふみたい』とうめきながら死んでいった。全員で水葬にする」
 
「3月9日。サメの大きなやつが一本つれたが、直江常次は食べる気力もなく、やせおとろえて死亡。水葬に処す」
 
「3月15日。それまで航海日誌をつけていた井沢捨次が病死。かわって松本源之助が筆をとる。井沢の遺体を水葬にするのに、やっとのありさま。全員、顔は青白くヤマアラシのごとくヒゲがのび、ふらふらと亡霊そっくりの歩きざまは悲し」
 
「3月27日。寺田初造と横田良之助のふたりは、突然うわごとを発し、『おーい富士山だ。アメリカにつきやがった。ああ、にじが見える…。』などと狂気を発して、左舷の板にがりがりと歯をくいこませて悶死する。いよいよ地獄の底も近い」
 
「3月29日。メバチ一匹を吉田藤吉がつりあげたるを見て、三谷寅吉は突然として逆上し、オノを振りあげるや、吉田藤吉の頭をめった打ちにする。その恐ろしき光景にも、みな立ち上がる気力もなく、しばしぼう然。のこる者は野菜の不足から、壊血病となりて歯という歯から血液したたるは、みな妖怪変化のすさまじき様相となる。ああ、仏様よ」
 
「4月4日。三鬼船長は甲板上を低く飛びかすめる大鳥を、ヘビのごとき速さで手づかみにとらえる。全員、人食いアリのごとくむらがり、羽をむしりとって、生きたままの大鳥をむさぼる。血がしたたる生肉をくらうは、これほどの美味なるものはなしと心得たい。これもみな、餓鬼畜生となせる業か」
 
「4月6日。辻門良治、血へどを吐きて死亡」
 
「4月14日。沢山勘十郎、船室にて不意に狂暴と化して発狂し死骸を切り刻む姿は地獄か。人肉食べる気力あれば、まだ救いあり」
 
「4月19日。富山和男、沢村勘十郎の二名、料理室にて人肉を争う。地獄の鬼と化すも、ただ、ただ生きて日本に帰りたき一心のみなり。同夜、二名とも血だるまにて、ころげまわり死亡」
 
「5月6日。三鬼船長、ついに一歩も動けず。乗組員十二名のうち残るは船長と日記記録係の私のみ。ふたりとも重いカッケ病で小便、大便にも動けず、そのままたれ流すはしかたなし」
 
「5月11日。曇り。北西の風やや強し。南に西に、船はただ風のままに流れる。山影も見えず、陸地も見えず。船影はなし。あまいサトウ粒ひとつなめて死にたし。友の死骸は肉がどろどろに腐り、溶けて流れた血肉の死臭のみがあり。白骨のぞきて、この世の終わりとするや…」
 
日記はここで切れている。
 
だが三鬼船長は、杉板に鉛筆で、以下のような家族宛ての遺書を残していた。

「とうさんのいうことを、ヨクヨク聞きなされ。もし、大きくなっても、ケッシテリョウシニナッテハナラヌ…。私は、シアワセノワルイコトデス…ふたりの子どもたのみます。カナラズカナラズ、リョウシニダケハサセヌヨウニ、タノミマス。いつまで書いてもおなじこと…でも私の好きなのは、ソウメンとモチガシでしたが…帰レナクナッテ、モウシワケナイ…ユルシテクダサイ…」

・奇妙な事実

しかし、記録を調べるうちに、奇怪な事実が浮かびあがった。数十回に渡って他の船にであっていながら、救助に応答する船は一隻としてなかったことだ。 そして、良栄丸は太平洋横断の途中、たった一つの島さえも発見できなかったのである。
 
しかし、アメリカの貨物船「ウエスト・アイソン」号のリチャード・ヒーリィ船長は、次のように述べている。

「1926年12月23日、シアトルから約1000キロの太平洋上で波間に漂う木造船を発見したが、救助信号を送っても返事が無いので近づきました。しかし、良栄丸の船窓や甲板に立ってこっちを見ていた10人ほどの船員は、誰一人として応えず、馬鹿らしくなって引き上げたのです」 

だが
良栄丸の記録にこのことは書かれていない。一体、彼らにはなにが起こっていたというのだろうか。

※良栄丸遭難事故:
良栄丸が遭難して11ヶ月間漂流し、その間に乗組員は全員死亡し北アメリカ大陸西岸に漂着したのは事実ですが、人肉云々というのは後に書き加えられた作り話です。(wiki:良栄丸遭難事故

52: 名無しさん 2001/06/24(日) 13:28
海で泳いでるときに足を引っ張られたことがある。 

一人で泳ぐもんじゃない。

53: 名無しさん 2001/06/24(日) 13:32
>>52 
そりゃUMAだな。 大王イカか大ダコだ。

54: 53 2001/06/24(日) 13:33
…すまん、どっちもUMAじゃねーや。(笑

96: 名無しさん 2001/07/10(火) 22:43
海で足を引っ張られたって話しはよく聞くよねぇ。

58: 名無しさん 2001/06/24(日) 17:20
幽霊関係の話しが読みたいよ!

【その3へ】