353: ジレンマ 01/12/31 13:46
ある男が超能力を手に入れた。 

それは彼の一動作によって願い事がかなう、というものだった。たとえば、ポケットから手を出すとその手には宝石がにぎられているだろう、指を鳴らすと絶世の美女が部屋のドアを開け現れる、というように。
 
願うだけではかなわないので、これは衝動的な願望を制御することができた。そして彼はその能力をもって、知力、品性、財力、なんでも手に入れた。 

しかし彼は即物的な願いに飽き、理想をもとめるようになった。その知力をもって歴史を学んだ結果、彼は人間のあまりの愚かさに絶望した。 

彼は願った。「私が目を開けたら、人間たちの愚かさが、なくなっているだろう」 

それ以来、彼は盲人となってしまった。


354: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 13:54
>>353 
それは、人間たちの愚かさが無くなる事は絶対に無いから、彼の目が一生開かれる事の無いよう盲目になったと思ってOK? 

うーん、怖面白い!!

335: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 04:57
ある病室に、2人の末期ガンの患者が入院していた。

一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は、ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。 

「今日は雲一つない青空だ」
「桜の花がさいたよ」
「ツバメが巣を作ったんだ」 

そんな会話のおかげで、死を間近に控えながらも、2人は穏やかに過ごしていた。 

続く

336: 335 01/12/31 05:07
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。

自分でナースコールも出来ないようだ。ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。が、ボタンを押す手をとめた。 

「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる・・・」 

どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。 

続く

337: 335 01/12/31 05:10
窓側のベッドの男は、そのまま死亡した。 

晴れて窓側のベッドに移動した、ドア側のベッドの男が窓の外に見たのは、打ちっ放しのコンクリートの壁だった。 

終わり

338: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 05:14
>>336の時点で終わってるほうが後味がわるかったような・・・まぁオツカレ。

339: 335 01/12/31 05:23
>>338 
初カキコのため駄文ですみません。 

前に本で読んだ話です。窓側の男はホントはコンクリートの壁しか見えないのに、ドア側の男を元気づけようとして嘘をついていたっていう、しんなりと後味の悪い話です。

343: a 01/12/31 11:57
>>>335 
悲しすぎるよー! 

元ネタかもしれない??? ロバート・ヤングという人の「魔法の窓」という短編をダイジェストで。 

ある男が、ノミの市で絵を買った。 

緑の草原と湖を描いた、とても綺麗な絵だった。売り手はエイプリルと名乗る少女。彼女が自分で描いたという。彼女は、男が絵を選んだことをとても喜び、自分のアパートに男を誘う。 

アパートの窓から絵の風景が見えるという。

344: a 01/12/31 11:57
連れていかれたのは、街中の安アパート。窓を空けても、隣のビルのれんが壁が見えるだけ。

「想像力の豊かな子なんだな」と男は思う。

澄んだ気持ちで見れば、緑の草原が見えると力説するエイプリル。 男はしばらく目をこらすが、どうしてもレンガ壁しか見えない。

345: a 01/12/31 11:58
「魔法を信じて!」そう言いながら、更に男を促すエイプリル。 

しかし、やはり男には緑の草原が見えない。彼女はがっかりしながら、「将来家族と子供ができたら、あの絵を居間に飾ってね」と男に頼む。うけあう男。 

男はエイプリルのアパートを後にする。

346: a 01/12/31 11:58
その後、男は地位と安定が目的で、ある社長令嬢と結婚した。
 
絵は、倉庫にしまい込んでそのまま忘れてしまった。
 
ふとエイプリルが気になった男は、あのアパートをもう一度訪ねる。エイプリルはチェックアウトした後だった。大家によると、彼女は3月31日の深夜やって来て、出ていったのは4月30日だという。 

家に引き返した男は、絵の包みを開く。 

そこにはレンガ壁の絵があった。

347: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 12:04
>>343-346 (・∀・)イイ!

348: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 12:17
>>343-346 
いいねえ

349: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 12:49
すいません!野暮を承知で聞きますが、>>343-346 の話のどこが悲しくて後味が悪いのかわかんない…。エイプリルがアパートにいた期間が何か関係あるの? 

わーん自分の読解力を呪いたい!

350: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 13:24
だからさ、エイプリルは4月でしょ、4月の妖精か何かなんだよ彼女は。 

で、「緑の風景」は心のキレイさとかそういうもの。男には、実物の緑の風景は見えなかったけど、エイプリル経由の絵では、そういうものが見えるレベルだった訳。 

ノミの市で絵を買っただけでアパートまで連れていってくれるんだから、その絵は、ほかの客にはただのレンガ壁の絵としか見えていなかったに違いない。 

そういうイイものをもっている男も結局、ダメになっちゃいました、という悲しいオチ。

352: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 13:42
理由がよく分からないところが後味悪いだろ。

355: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 14:08
もっととりとめがないのだが、幼い頃、母から聞いた話。 

ある所に、とても強欲な男がいた。金目のものが大好きで、中でも真珠の輝きに目がなかった。 

「ああ、オレの触るものすべてが真珠にならないかなあ」 すると、観音様が現れて、「あなたの望みをかなえてあげましょう」と。喜ぶ男。

ところが、胴体を触ると体が真珠になってしまった。悲鳴をあげて頭をかかえると、頭も真珠になってしまった。

世に強欲の栄え無し。 

....ってんだけど、軽くトラウマです(笑)

361: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 14:30
>>355 
まるで「マイダス王の手」だね! 

神に、どんな事でも1つだけ願いを叶えて貰える事になったマイダス王は、「触るもの全てを黄金に変える事のできる手を下さい」と願った。 

しかしその手では食事をしようにも、手にとった物が全て黄金になってしまう為に、王は飢えて苦しむ事になる。 

そしてついには、その手で抱き上げようとした愛娘さえも黄金に・・・。

358: ジェイコブズの猿の手 01/12/31 14:15
ある老人が、三つの願いがかなうという、猿の手のミイラをもらった。 

老人は「たくさんのお金が欲しい」と猿の手に一番目の願いをかけた。するとさっそく連絡があり、息子さんが職場で機械に巻き込まれて死んだので、多額の保険金を払うと告げられた。 

老人は悲しみ、「息子を生き返らせて欲しい」と、猿の手に二番目の願いをかけた。
 
夜中にドアをノックする音がする。息子が蘇えった!と老人は喜んでドアを開けようとして、ふと思った。息子が事故で死んだ無残な姿で、ドアの向こうに立っていると。 

恐ろしくなった老人は、必死に家の中に入ろうとする息子に向かって、三番目の願いをかけた。「息子よ、生き返るな!」 

ドアをノックする音が止み、外には誰もいなかった。 

それきり、猿のミイラの手はなんの願いも叶えてくれなくなった。

368: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 16:37
小学校か中学校の、国語の教科書に載っていた話。 

人類が誕生して間もない頃、宇宙人が地球にやって来た。 

彼らは、人類に様々な科学技術をもたらすためにやって来た。簡単かつ安全に宇宙に行く方法、どんな病気もたちどころに治してしまう薬の作り方など。 

しかし、人類があまりに未熟だったため、頑丈な金属でできたカプセルにその技術をしまい、砂漠に埋めた。砂漠を掘り返し、このカプセルを割れるようになる頃には、人類はそれらの技術を正しく、有効に使えるようになっているだろうと思ったのである。 

数百何年後、そのカプセルが割られる時が来た。しかし、人類はその中に入っていた技術を利用する事はなかった。 

その砂漠で核兵器の実験が行われ、カプセル諸とも粉々に砕け散ってしまったのである。

372: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 17:57
昔ふと思い出して、ずっと気になってる話。 

俺が保育園の頃に、保母さんが妊娠したのね。で、別の保母さんが「××さんは赤ちゃんがお腹にいるから、お腹を蹴ったりぶったりしないでね」って話をして。 

でも子供って「しちゃいけません」って言われるとしたくなるから、休み時間(?)にみんなで××さんのお腹をよってたかって蹴る殴るして。 

で、その別の保母さんが次の日か何かに「××さんは流産してしまいました」って。 

本当にあったことかどうか、怖くて誰にも聞けないんだけど、もし本当にあった事だったら、俺も集団暴行に参加していたかどうか。 

なんにしろ子供は馬鹿だから怖いね・・・。

456: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/03 03:37
>>372 
うん~これはキョーレツ。 

実話だもんな~キッツイな~…

374: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/12/31 18:04
本で読んだ話だけど、大阪空襲の時、背中に赤ちゃんをおぶっている母親が、消火の手伝いをしようとしていたんだと。 

赤ちゃんを背負っているヒモをほどいて、隣の人に赤ちゃんを渡して、バケツの水を火にかけてってしようとしたんだけど、パニクってたものだから、赤ちゃんのヒモをほどいたら、いきなりその赤ちゃんを火に投げ入れちゃったんだって。

375: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 02:46
>>374 
それ、ありえそう…。 

一気に二つ以上のことしようとすると、入れ代わっちゃうことあるよね。テレビみながら、片方の手でテンプラのつゆをつぎたしつつ、もう片方で水を飲もうと試みたら、つゆ一口飲んじゃったことが。

377: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 12:16
僕の親戚で、ごはんを食べていたら電話が鳴って、出るためにあわてて飲み込んだら、全部気管に詰まって死んでしまった人がいます。早飯には気を付けましょう。

378: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 13:20
なんかに書いてた話。 

ある夏の日、私が霊感のあるBとある会合に行った。

炎天下を汗をかきかき、会場についた。会合はもうすでに始まっており、参加している人々は立食形式で、それぞれ机の上にある飲み物や食べ物を口にしながら語り合っている。 

二人はみんなに遅れてきた詫びをすませ、咽が乾いていたので、とりあえず何か飲もうということになった。私はすみにある机においてある、未開封のポカリスエットが目に入ったので、「B、あれ飲もうか?ついでくるよ」と、紙コップを二つ用意しながら言った。

しかしBは「あれは、飲まないほうがいいと思う、あっちにあるオレンジジュースにしよう」と言う。 
そういわれても、私はポカリが飲みたかった。とにかくのどが乾いている。私はポカリをゴクゴク飲みたいのだ。

それにBのいうオレンジジュースは、二人で飲むには量が少ないではないか。全くおかしな事を言う奴だ。 

「そう?じゃ君はあれを飲めばいい、俺はポカリ飲みたいから」 私はそう言い、紙コップをBに渡した。そして私はポカリをコップになみなみと注いで、一気に飲み干した。 

ああ、これでのどの乾きが癒される・・・「!?」な、なんだこれは?口に広がる汚水のような味。えずいて、吐きそうになってる私に、Bがにやにや笑いながら近付いて来た。 

「どうだ?まずいだろう、そのポカリに重なるようにして、机の上に霊が座ってるのが見えたんだ。やっぱりあんまりいい霊じゃなかったようだね」

381: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 15:15
友達の家に泊まった時、その家の奴が新聞の集金で金を払ってる間、ずっと「やめてよ、お母さん。熱いのやだよー」とか、「お家に帰してよー」とか4人で叫びまくった。 

おれたちは面白がってやってたけど、集金のニイチャンにすれば後味悪かったろーな。

382: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 16:06
>>381 
下手すりゃ通報されてもおかしくないぞ・・・洒落んならん。 

しかし俺だったら喘ぐ。「お兄ちゃん、お尻が痛いよぉ」 って感じでw 。ニイチャンはかなり嫌な思いするぞw。ついでにその友だちがニイチャンに、「あ、一緒にどうです?」と笑いながら・・・。

384: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 16:30
あ、>>381 で思い出した。 

3年くらい前、あるラーメン屋に行ったんだよ、夜中に。
 
そしたら客は俺ひとりで、そこの夜番は二人いたのさ。おやじな方はカウンターに立ち、若いのは座敷で寝ていた。ケンカでもしたのか、カウンターのおやじは若いのに近付くと、「おい客だ!起きろゴルァ!」と乱暴なケリを入れた。 

「な、何すんだよ!痛えだろ!」 
「るせえ!さっさと麺ゆでろゴルァ!」 

すげえ険悪な空気。ぶつぶつ言いながら若いのが立ち上がると、手が花瓶にあたり、床に落ちた花瓶は粉々に。おやじが火を吹いた。 

「ゴルァアアアア!OXOXさんからのもらいもんだぞ!どーすんだそれ!このヴォケが!」 
「あ゙ー何よ?んなとこに置くてめーが悪いんだろクソッ!」 
「クソたあ何だこの餓鬼!我慢ならねえ!表に出ろ表に!」 
「こっちの科白だ!ブチ殺したるわジジイ!」 

二人は、客の俺を放置すると、もつれあうように店の前に出て、壮絶な殴り合いをおっ始めた。もう帰りたくて仕方ないんだけど、唯一の出口の前でそんな事しているので、俺は帰るに帰れない。 

数分後、顔を血の網に染めた二人が、よろよろと店に戻ってきた。 

「後でケリつけっからなゴルァ!」 
「上等だゴルァ!」 
「ボケが...ったく...で、お客さん、何だっけ注文?」 

「あああああああああああ」 

俺は固まったまま呻くしかなかった。あの店も、今はない。

383: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 16:18
全国的にそうなのかしらないけど、昔住んでいた所で購読していた某新聞は、亡くなった人を毎日掲載してた。名前、葬儀の日にち、場所、喪主をね。 

今では、掲載希望の人のみを載せています、と注釈がついているけど(市役所の死亡届に、この情報を開示してもいいかどうかチェックする欄ができたそうだ)、15年くらい前かな?亡くなった人は全て掲載されていたんだ。 

自殺とか、独居老人の孤独死とかニュースとして報道されるよね。匿名だけど、場所と年齢は掲載されるよね。でも、その死亡欄にはしっかり全部の情報が載る。

だから、ちょっと注意して読めば、匿名報道された人の本名がわかってしまったんだ。 

好奇心で、自殺とかがあるとその死亡欄をチェックしていたんだけど、ある時、飛び降り自殺して報道された人がいて、死亡欄をみてみたら高校の同級生で、幸せいっぱいで結婚したばかりの友人だった。 

「○○市○○のマンションで飛び降り」って小さい記事だったんだけど、そこは新築されたマンションで、よく広告が入ってきてた。最後には、おかげさまで全室完売と広告が入ってきたマンションだったんだよ。 

友人は結婚してそのマンションに入居した。幸せいっぱいだったし、自殺の理由がない。だんなさんは憔悴して、そのマンションを出たよ。 

で、その後も好奇心にかられて、自殺の度に死亡欄をみたりしてたんだけど、自殺した人の住所がその友人の住んでいるマンションの住所って事が、一年で数回続いたんだ。5人ほどだったかな? 

偶然にしては、多いよね?あ、まただって感じでなんだか不気味だったよ。 

今は引越ししたので、そのマンションがまだあるのかどうかしらない。

385: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 17:26
リア厨の頃教科書にあった山川方夫「夏の葬列」、最高に後味悪かったが、好きな話です。

387: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 19:37
>>385 
どんなん?

389: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/01 20:10
>>385 
白いワンピースの女の子が、爆撃機に撃たれるヤツ??

391: 385 02/01/02 12:10
間違いや脚色が多々あると思うけど、こんな話。 

主人公が幼少の頃、戦時中で田舎に疎開していた。
 
そこでヒロコさんという、幾つか年上の女の子と仲良くなる。その日もヒロコさんと外で遊んでいると、敵機の攻撃がやってくる。皆逃げまどう中、主人公は畑の中へ身を潜める。
 
すると「そこの白いワンピースの女の子!危ないぞ!隠れていろ!白い服は目立つから標的になるぞ!」と大人の叫び声が。ヒロコさんだ。彼女は主人公を助けるため、飛び出してきたのだ。
 
「さぁ、一緒にこっちへ」と安全な場所へ促す彼女を、主人公は突き飛ばしてしまう。「ヒロコさんと一緒にいると目立ってしまう。撃たれてしまう」と思ったのだ。 

突き飛ばされ、物陰から放り出された彼女は撃たれてしまう。足を撃たれたらしく、下半身血塗れで担架で運ばれていく彼女...。
 
その直後主人公は実家へ戻れる事になり、それっきりだった。 

つづく。

392: 385 02/01/02 12:10
それから数十年後の夏、主人公はあの地へ行ってみることにする。 

彼女の元気な(きっと)姿を見て、罪の意識から逃れたかったのである。 

そうこうしていると、彼は偶然葬列に出くわす。先頭の人の持っている黒枠の写真を見ると、それはヒロコさんの面影を残した、中年の女性だった。「ヒロコさんに違いない!」彼は確信した。

彼は、後列にいる男の子に話しかけてみる。

「この人は足が悪かった?」 
「ううん、丈夫だったよ。体は健康だった」 

ヒロコさんは、あの時の怪我で辛い思いなどしていなかったのだ! それどころか健康で、今まで生きていたのだ! 自分は今まで悩むことなどなかったのだ! 嬉しくなった彼は浮かれ、調子に乗ってまた問いかける。 

「まだ若そうなのに、このおばちゃんは何故亡くなったの?」 
「おばちゃんていうか、もうおばあちゃんだけどね...。」 

少年の話によると、この女性は昔空襲で一人娘を亡くして以来、気が触れてしまった。なので、正常だった当時の写真しか残ってないのである。そう、ヒロコさんはあの時、死んでしまったのである。
 
そしてこの葬列は、あの日以来おかしくなってしまった、ヒロコさんの母親のものだったのだ。 

重い事実と後悔を胸に、帰路に着く主人公であった...。 

うまく書けずにごめん。機会があったらちゃんと本作品読んで見て下さい。

393: 名無し 02/01/02 12:20
>>391 
いや、別に水差す訳じゃないんだけど、疎開するほどの田舎に、なぜ機銃掃射できるような戦闘機・攻撃機が来たんだろう? 

戦略上の重要拠点へ爆撃する機を護衛する任務ならわかるけど。本土に飛来できたとして、低空まで下りてくるほど航続距離に余裕があったのだろうか? 

港湾施設近辺・大都市周辺での話なら、納得できるけど、自分が作戦計画立てる立場なら、撃墜・墜落・燃料切れの恐れある低空飛行・直接攻撃は禁じて、高空からの爆弾投下のみに厳守させるけどなあ。 

ましてや、教科書にのってた話だし。

397: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 13:44
>>393 
四国の山奥ですら機銃掃射がままあったらしいから... 。

戦闘機なんてめったに見られず、自国機だと思って、飛んでくる戦闘機に対して、道のまん中に出て手を振ってたら、なんのこっちゃない敵国機で、当然、掃射。 

そんな風にして子供が何人も死んだと、親父が言ってた。

449: マジレス、カコワルイ? 02/01/03 00:36
大都市への空襲の帰りに、護衛の戦闘機が機銃の残弾処理のため、手近にある目標に機銃掃射する事がありました。 

舞台が四国だとすると、阪神地区の空襲の帰りかな・・・(その頃は、日本軍の制空権はほとんど無かった)

451: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/03 00:44
>>449 
舞台は湘南の二宮だそうだ。

452: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/03 00:46
>>449 
いいえ、カコワルクありません。貴重な情報をどうもです。

426: ごめんなさい 02/01/02 21:33
>>393で戦争の逸話にケチつけたものです。機銃掃射を実際に体験された方がいるとのこと。憶測だけで知ったかぶりをした自分があほでした。 

申し訳ありませんでした。・・・後味悪し・・・

408: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 14:54
今でも中2教科書(教育出版)に乗っていますよ。 

東京都出身、享年35歳。山川方夫(やまかわまさお)「夏の葬列」

ヒロコさんが撃たれるシーンの描写がリアルで鬱でした(白いワンピースのヒロコさん。白い服は艦載機の絶好の目標になってしまう。主人公「ぼく」は、助けに来てくれたヒロコさんを、全身の力で突き飛ばすのである)。 

「…向こうへ行け!」 

悲鳴を、彼は聞かなかった。その時、強烈な衝撃と轟音が地べたをたたきつけて。芋の葉が空に舞い上がった。辺りに砂ぼこりのような幕がたって、彼は、彼の手であおむけに突き飛ばされたヒロコさんが、まるでゴムまりのように弾んで空中に浮くのを見た。 

主人公の精神の葛藤がリアルに描かれています。後味は実に悪い話ではありますが、何か考えさせられるものもあります。 

機会があったら是非一度読んでみて下さい。

404: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 14:28
「夏の葬列」のポイントは、葬式(人が亡くなった)という悲しい事にも関わらず、主人公の「自分は人殺しではなかった」という喜びによる、自己中心的な不謹慎さが招いた結果が云々だったような。
 
事実は変わらないにしても、そもそもそこへ出向いたのも、亡くなったかもしれない人の事よりも「自分の為に」だった。
 
そして葬列を見てそこで帰っていれば「良かった、ヒロコさんは生きていたんだ」で済んだはずなのに、舞い上がって余計な事を聞いてしまう。
 
最後も、ヒロコさん達の墓参りもせずに、ひとり勝手に沈んで帰っていく。 

クラス中で「何て奴だ!」と話した覚えがあるよ。

405: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 14:29
>>404 
でもヒトとはそんなもの・・・。

夏の葬列 (集英社文庫)
山川 方夫
集英社
1991-05-01


395: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 12:30
戦争モノといえば、妹の子守をまかされた少年が、あまりの空腹のために、妹のミルクを勝手に飲んだって話があったな。 

妹はそのせいで、栄養失調で死んでしまう。

398: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 13:48
>>395 
…米倉マサカネですね?? 「大人になれなかった弟達ヘ」 とか言う…。



399: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/01/02 13:57
またまた戦争モノで。 

大陸からの引き揚げでは食糧難が付き物で、誰かがまんじゅう一つでも持っていると、奪い合いになることがあった。

餓えた幼い子を抱えた母親が、そのまんじゅうの奪い合いに母親の根性で勝ち、他人に取られないように子供の口に放り込んだ。 

子供を抱えての引き揚げは困難で、大陸に子供を残す(残留孤児)ケースや、自分の手で殺してしまうケースも少なからずあったという。

子供を殺す時によく使われたのが毒まんじゅうで、先のまんじゅうもその毒まんじゅうで、その事を知らずに皆が奪い合っていたのだった。 

【その6へ】