【その1】
ほんのり


83: 名無しさん 2001/08/15 20:58
病院の外来受付をやっていた時の話。 

ある日、おばあちゃんがやってきて、「あんのぉ~、これ~~~」 と、懐から取り出したのは貝。アサリかハマグリだったと思う。とにかく二枚貝。 

「何だろう?」と思って受け取り、開けてみるとウンコが入っていた。 

検便の入れ物をなくしてしまったので、貝を使ったとのこと。びびった。


84: 名無しさん 2001/08/15 21:18
>>83 
ワラタ

71: 名無しさん 2001/08/14 20:54
つい先日、高知の室戸市に車2台で行った時のこと。 

いつもなら友達の旦那が車を運転するんだけど、その時はその旦那がお酒を飲んでいたので、私の友達が運転してました。友達は若葉マークなので、基本的にはスピードを出す運転をしません。 

それなのに、その時は旦那が「そんなにスピード出したらあかん」っていうぐらいアクセルは踏み込むし、「そんなに後ろ気にせんでも、後ろは友達の車しかおらんやん」と旦那が不思議がるぐらい、ミラーをちらちら見ていました。 

次の日、その旦那が「昨日なんであんな危ない運転してたん?」と聞いたところ、「私らの車と後ろの友達の車の間に、首無しのバイクが走っててん。気にしたらアカンって思っても、怖いからスピード出してしまった」 と。

一瞬付いてくるかと思ったけど、目的地(?)が違ったらしくって、信号で曲がったら見えなくなったとのこと。 

自分が見えない人でよかったと思った瞬間でした。

75: 名無しさん 2001/08/15 02:05
昨日ここ見ている時、飲みかけの缶コーヒーがスーッと机の上を動いた。 

夜中だったので最初はビビッたが、冷静になれば表面張力のなせる業と、大して気にもしていなかった。しかしさっき気がついたのだ。缶コーヒーが動いたのは冷房の風向きとは逆。 机の傾きもそちらには行かない傾き方(水平規で確認済み) 

お盆に帰省しない手前を怒っているのか?>ご先祖様

86: 名無しさん 2001/08/15 23:12
高校2年の11月、修学旅行から帰ってきて、その日はバイト先にお土産を渡すついでに、スケジュールも出そうと外に出ました。時間はもう夜の7時半くらいで、11月という事もあり、辺りはもう夜って感じでした。
 
バイト先には普段から原チャで行っていたので、その日もいつも通りガレージから原チャを出そうとシャッターを開けました。 

するとその瞬間、バレーボールの様な白い何かが飛び出し、私の頭を飛び越えて行きました。???私は、それが何なのか解らず、取りあえず原チャを出してバイト先まで行きました。 

バイト先に着き、先ほどの出来事をバイト仲間に話すと、「ははは!水子じゃん!」等と笑われ、まぁ私も別段怖さも無かったので、そこを後にして、次のバイト先に向かいました(当時は割と近くでバイトを2つ掛け持ちしていました)。
 
2つ目のバイト先に向かう途中は、普段から警察が検問(スピード)をしていることもあり、私はその近くでスピードを緩めて、時速30~40km位で運転し始めました。 

スピードを緩めてからすぐに、案の定検問らしき警察官が約3人いるのが見えました。するとすぐに「ピピー!!!」と警察に笛を鳴らされました。 

「おいおい!なんだよ!」と思いながら後ろを振り返ると、先ほど見えた警察官がこちらを不思議そうに見つめていました。 

つづく

87: 86 2001/08/15 23:13
私   「あの~なんですか?スピード出してませんけど!」 

警官1(警官2に向かって)「おい!見たよな?」 
警官2(警官1に向かって)「何だあれ??」 
警官3 「ニヤニヤ」 
警官1(警官2に向かって)「俺だけじゃないよな~」 
警官2「君、今何キロ位出してた?」 

私  「3~40位かな」 
警官1「そんなもんだよな~?」 
私  「何ですか!?なんかしました?」 
警官一同「・・・」 

警官3「お前さんさぁ、今後ろに女乗っけて無かった?」 
私  「・・・」 
警官3「ごめん!ごめん!行っていいよ!」 
私  「・・・」 

・・・おしまい。

97: 名無しさん 2001/08/16 20:34
>>86 
「ほんのり」じゃねーよ!非常にイヤなレベルだよ(泣。

93: 名無しさん 2001/08/16 05:33
友達のしほが、一人暮らしの部屋でよく何か見るらしい。 

その1。 
寝ていたしほがふと目を覚まし、天井を何気なく見上げると、照明から垂れている紐にしがみつく2つの白い手が。しほはそのまま寝てしまったらしい。 

その2。 
寝ていたしほがふと目を覚まし、何気なく寝返ると、隣に自分をにらみつける緑色の男が。しほはそのまま寝てしまったらしい。 

寝るなよしほー!

94: 名無しさん 2001/08/16 07:02
>>93 
「しほのそのまま寝てしまったらしいシリーズ」ができそうなお友達ですな。

99: 不思議な話 2001/08/17 00:24
血まみれの男、青白い顔をした女、おばあさん・・・なんでそんなんばっかりなんだーーー? 

血色が良さげな元相撲取り、とはいかないまでも、生前は体重が3桁いっていたであろう霊の話が全然ないじゃないか。

100: 名無しさん 2001/08/17 00:28
>>99 
デブはすぐに成仏できるんですよ。 

よかったね、デブ。

103: 不思議な話 2001/08/17 00:35
>>100 
そんなバカな(w。

102: 名無しさん 2001/08/17 00:33
相撲の世界にだって結構な歴史があるのだから、未練を残して死んでいった人間がいない訳がない。

ただのデブにしても、太っていることで女等に「醜い」とか言われ、その恨みが生き霊となって襲いかかっていくという話すら聞いたことがない。

105: 名無しさん 2001/08/17 01:05
全人口に占めるデブの割合って、かなり少ないんじゃないかな? 3ケタのデブなんていうと、実際は相当少ないと思う。デブの自殺ってのもあんまり聞かないし。 

まぁ自殺するぐらい悩める性格だったら、あんな体格にはなれんわな。

106: 名無しさん 2001/08/17 06:17
病気で肥満になって、それを苦に自殺ってのはないの?

107: 名無しさん 2001/08/17 07:12
あれだよ、巨漢の幽霊は、イマイチ脳みそがその霊を人間の形に認識しづらいんだよ。

108: 名無しさん 2001/08/17 07:40
デブの幽霊は妖怪と誤認されるとか…。

109: 名無しさん 2001/08/17 07:55
ポッチャリとデブは違うよな。デブは人に迷惑かけすぎ、だから嫌われる、開き直る、よけいに嫌われる、のパターンだろーな。

でもデブの幽霊ってあまり聞かない。死んでもスグ地獄界に落ちるので、その辺にうろつく時間もないのか?(w

101: 名無しさん 2001/08/17 00:31
デブにまつわる怖い話。

※【まとめ記事・デブにまつわる怖い話

102: 名無しさん 2001/08/17 00:33
4年前に山の関係の仕事していた時、現場に向かう途中の林道の脇に、年寄りの夫婦らしき2人と孫?みたいな子供1人が乗ってた車が、3日間同じところに止まってた。

104: 名無しさん 2001/08/17 00:50
>>102 
そ、それで終わりですか・・・? 

なんだかコワイんですけど・・・。

110: 名無しさん 2001/08/17 10:14
先日、レンタルしてたビデオを返しにいった時のこと。

近道のため隣の公園を横切ろうとしたら、公園のど真中に、女の人が1人ポツンと立っている。時間は夕刻で周りは薄暗い。犬の散歩でもしてるのかと思って見まわしたけど、犬なんていない。

別に嫌な感じはしなかったのでそのまま通りすぎたけど、あの女の人はいったい何だったんでしょう・・・。

116: 名無しさん 2001/08/19 05:20
真夜中に、隣のベランダから、ピヨピヨサンダルで歩く足音が聞こえてくることがある。 

隣には小さい子供はいないのに。恐る恐る覗いてみたが、誰もいなかった。

118: 名無しさん 2001/08/19 14:14
>>116
隣の隣とか、ちょっと離れたとこの音が回り込んで届いているのでは? 

静かな夜中はそういうことがある・・・昼間ならほぼ聴こえないような離れた道での話し声が、すぐ窓の外でしてるみたいに思えて、ビビったことあります。

123: 116 2001/08/19 16:31
>>118 
俺もその音が、隣から聞こえてきたとは限らないとは思ってるんだ。
 
でも夜中の3時くらいに、ピヨピヨサンダル履いた小さい子が歩いてること自体が怖いのよ、俺的には。一回だけじゃなくて、何度もだしな~。

それともそれって普通なのか?俺は子供いないからわからん。

119: 名無しさん 2001/08/19 14:22
下の道で騒いでる奴らに、電気消したままエアガン掃射した事ある。 

マンションだから、どこから撃たれたかわからないでビビってたよ(笑)。

120: 名無しさん 2001/08/19 14:27
ダウンタウンの松ちゃんのお話。 

子供の頃、友達と川原で白い蛇をみつけ、石に叩きつけて殺したら、後ろから「そんなことしたらたたりがあるでぇー」という声がした。

振り返ると、ぼろぼろの服を着た真っ白の髪のばばあが立っていたらしい。

124: 名無しさん 2001/08/19 17:09
それは工房の頃、オカルトに興味はあるが経験は一切なく、友人が幽体離脱してしまって怖いと話すのを、羨ましく思っていた日の事でした。 

本屋でふと目に入った「幽体離脱の仕方」(多分ムー系)。それは、夢の中で夢だと自覚しつつ、意識をあれこれ集中するとかいう方法で、そもそも夢を意識した時点で起きてしまって失敗。 

そんなことを約半年も続けたある日、とうとうその日はやってきました。 

ベッドをすり抜け、畳をさわり、その下の板をさわり、さらに伸びていく幽体の左腕。長いこと待ち続けた幽体離脱の瞬間です。 

本には「全身抜け出るのは、何度か手足だけで慣れてから」と書かれていたんだけど、今さらガマンできるわけもなくさっそくチャレンジ。 

背中に当たる布団の感触が消え、体から完全に抜け出ようと思った時、「今はやめておけ」という声が頭の中に響き、ほんの数センチのはずなのに、酷いショックと共にドンと体の中に墜落し、気付いた時にはもう朝でした。 

夢と言えばそれまでの話かもしれませんが、あの時の初老の男性のように聞こえた声は、幼い頃に亡くなった祖父だったのではと思っています。 

ただあれが事実だとして、未だに不思議なのは、「今はやめておけ」の「今は」ってなんなのだろうということ。いつか解禁する気なのか?

もちろんあれ以来、幽体離脱を試みたことはありません。

126: 名無しさん 2001/08/19 21:51

127: 名無しさん 2001/08/19 22:14
これは今年の3月の始めの体験談だ。

あの日、私は群馬の大間々と言う所のペットショップに、子犬と子猫を見に行った。

ただどれも予算オーバーでがっかりしながら、ドライブがてらかなり遠回りではあるが、大間々から足尾を通り日光方面へと向かっていた。春先と言うこともあって、7時を過ぎた景色はすっかり日が暮れていた。

足尾の町に入るか入らないかのある個所で、私はだんだんと体が重くなってきた。

「見られてる」 私は木が生い茂った山の中の景色に目をやった。 

どれほどの念だろう。それこそ、山全体に霊たちが住んでいる。どこに目をやっても彼らの存在が感じ取れた。2月の半ばにいわくつきの峠に行ってきたばかりなのだが、そこととても感じが似ていた。 

やはり、山に逃げ込んで殺された落武者や、女性の霊が多かった。 

「ようこそXX町へ」という看板には、明らかに江戸末期から明治ごろの着物を着た髪の長い女性が、へばりつきながら私に「にやぁ・・」と笑いかけていた。

128: 127 2001/08/19 22:14
「誘われてるかも・・・」 私は運転していた連れに忠告した。「ここの山もやばいところだよ・・気を引き締めて運転してね」

ところが、彼はすでに霊たちに囲まれていた。

「なんか・・ハンドルが言うこときかない・・頭もぼーっとしてる・・でも大丈夫だから」

うつろな状態でそう話す彼の状態は、とても大丈夫なものではなかった。

「しっかりして!ネコ見に来て死ぬわけに行かないのよ・・情けないでしょ!」 私が言った。

彼の目はすでに眠気に誘われており、両の手は操り人形状態だった。私は彼の左手に手を置いた。そして念を込め目を閉じた。 

彼の顔が元に戻ってきたので、私は後ろの席に移動した。車の後ろのガラスに大きなもやがついてきたので、追い払うためだった。

しかし、山全体の木々に数え切れないほどの霊が宿っているこの場所では、追い払っても追い払ってもいたちごっこのような気がした。 

私は連れに「私がいるから大丈夫だから・・気をしっかり持って運転していて!」 と少し力を込め、大きな声で言った。

カーブの多いこの道をあっちに引っ張られ、こっちに引っ張られしながら、それでも小さなトンネルを抜けある個所をすぎると、嘘のように霊たちは山の中に引っ込んでいった。 

「ん・・・おかしいなぁ?」 私は不思議に想ったが、連れには「もう大丈夫、抜けたね・・手・・元に戻ったでしょ!」 と声をかけた。

129: 127 2001/08/19 22:14
まもなく予感は的中した。

車を走らせて、時間がほとんど経っていないその場所にさしかかった時、私は妙な感覚に襲われたのだ。甘美な、私にはめずらしいほどの吸い寄せられる感覚・・ 引っ張られるのではなく、自分から引き寄せられる感覚だった。

真っ暗で何も見えない道の左側にそれはあった。真っ暗なはずなのに、そこだけはオーラのようなまばゆく、強く妖しい光に包まれていた。

「これって・・・」

私は思わず声に出していた。それは西洋の洋館そのものだった。

ドラキュラが住んでいそうな、大きな、けれど美しい建物だった。美しい・・・この表現は違うかもしれない。悪の魅力というか、危険なのだが誘われずにはいられない、恐ろしいばかりの妖艶な念だった。

車は止まることはなかったので一瞬のはずだったのだが、私にはとても長い長い時の気がしていた。目に一瞬入ったその洋館のたくさんの窓からは、強すぎる悪霊の類などではない、悪魔のような念が放出されていた。

そしてそれは、アマゾンの人食い植物が出すような、甘い香りで私を誘っていたのだ。 

「今のみたぁ?」

私は連れに聞いた。

「見たもなにもなんなんだよ、今の恐すぎ・・・誘ってたじゃん」 

私のせいですっかり霊感がめざめた連れが、震えながら言った。 

「ね、戻りたい感覚ない?戻りた言って思ってるの私だけ?」

私はかまわず聞いた。

「おまえ、マジヤバイって・・・誘われてるよ。今のはすごすぎる・・あんなの見たことないよ、マジでやばいよ」 

連れは真顔で私を見ながら車を走らせた。

私はいろいろな霊スポットに行った。悪霊もたくさん、関わってきた。でも、邪悪を通り越した、悪の甘い誘いを受けたのは初めてだった。

130: 127 2001/08/19 22:15
この出来事から2ヶ月後、どうしても見に行きたいと連れに頼み、昼間ならということで、またその場所に連れて行ってもらった。
 
私と連れが驚いたのは、洋館だと思っていた館は、昼間の姿がまるで違ってたことだ。日本の建物であったこと、なにより生きている人間の香りがしたことが、私たちを一番驚かせた。

割烹なのか旅館なのか、とにかく営業していた・・マジ・・それがもっとも恐ろしい・・(^-^;。

足尾銅山は、建設工事の時にかなりの人が死んでいる。しかも、外国から無理やり連れてこられた彼らは、死んでからもあの場所からでられないのだろうか? 

私が撮った写真には、韓国の中年の男の人が何人か写っている。私はいまだに、あの写真は悲しい気がしても、恐いとは思えないのだった。

132: 名無しさん 2001/08/20 00:14
俺はあるデパートのバイヤーをしている。

ある日、買いつけの契約のために、とある地方の小さな町を訪れた。

駅員が一人でやっているJRの小さな駅を降りると、駅前は見るからにうらぶれた、死に行く街という風情だった。小さな、申し訳程度のロータリーとバス停、端に客待ち顔の運転手のタクシーが1台。

商店街と言えるようなものはなく、小さな喫茶店とラーメン屋、薄汚れた洋品店に美容院という、まあ日本全国どこにでもありそうな小さな街である。驚いたのは、こんなところにもコンビニがあることだった。 

契約をする農家まで、タクシーに乗っていく。仕事自体は単に契約するだけなのだが、ここに来るまでに一日の大半を使ってしまったために、今日はここで一泊しなければならない。駅前に戻ると、すでに最終列車は出てしまった後だった。

タクシーで隣町まで行くと、軽く1日の出張費を超えてしまう。仕方なく、コンビニの店員に聞いて、この街で1軒だけ営業しているという民宿まで歩いて行くことにした。 

昔は街道筋の中継点でもあったこともあるらしく、民宿は思ったよりしっかりした造りだった。ただ、客はあまりいないらしく、私の他は長期逗留
(とうりゅう:滞在)している50歳くらいの男性が一人、とのことだった。 

着いたのが遅かったため、今日の夕食はもう終わってしまったとのことだったのだが、気の毒に思ったのか、女将が近くの定食屋の地図を書いてくれた。そこならまだ食事できるはずだ、と…。 

教えてくれた女将が、すこしためらい気味に地図を渡してくれたのが気にはなったが、空腹には勝てず、今夜はそこで遅めの夕食をとることにした。ビールくらいはあるだろう…と思い、歩いて店に行くことにした。 

5分ほど歩くと、それらしい店に着いた。もう何年も客が来ていないかのようなうらぶれた雰囲気に、少し気後れしたものの、ここまで来てコンビニの弁当は食べたくない。第一、コンビニはここからかなり遠い。

まあ死ぬ
ようなことはないだろうと思い、覚悟を決めて店のがたつく扉を開けて中に入った。 

その時には、まさかこんなことになるとは想像もしていなかったのだった…。

133: 132 2001/08/20 00:16
店に入った瞬間、生暖かい風が体の横を通り抜けていったような感覚があり、その直後に背筋に「ざわっ…」という悪寒が走った。

嫌な予感がしたが、店自体は割とどこにでもある、古ぼけた定食屋という感じだった。薄暗い店内は人の気配がしない。もう終わったのかと思ったのだが、外に暖簾
(のれん)がかけたままであることを考えると、聞いてみるくらいならいいだろう。 

「すみません…」 厨房に誰かいないかと呼んでみたところ、奥から年の頃70歳くらいの老婆がゆっくりと無言で出てきた。 

「まだ、食事できますか…?」 そう尋ねると老婆は、黙って頷いて店内に2つあるテーブルのひとつを指差した。座れ、ということらしい。どうやら何か食べさせてくれるようだ。 

薄気味悪い感じはしたものの、空腹には勝てない。どうせ明日には出て行くんだし、帰ってから話の種にもなるし…と思い、促されたテーブルに座り、気を取りなおして壁のメニューを眺めてみた。 

メニューそのものは、よくある定食屋のそれだ。和洋中華、ひと通り揃ってはいるが、店も店だしあまり当たり外れの無さそうなものにしておいた方がよさそうだ。

結局、野菜炒め定食とビールを注文した。場所柄、野菜は新鮮な
ものが揃っているだろうと思ったからだ。 

老婆が、分速10mくらいの動きでビールとグラスを持ってきてくれた。やれやれ、この調子だと少し待たされるかもしれないな…と思いつつ、先ほどの妙な予感も忘れ、グラスにビールを注いだ。

間が持たないので、もうひとつの
テーブルに置いてあった新聞を読ませてもらうことにした。 

「あれ…?」 記事を読みながら、妙な感覚に囚われる。変だな…。

今になって思うのだが、
この時が最後のチャンスだったのだ。あの時、この感覚の理由をもっと考えておけばよかったのだ…。

134: 132 2001/08/20 00:16
仕事柄、新聞は毎日読んでいる。

今日の朝刊もここへ来る列車の中で読んでしまっていたので、あまり目新しさはないと思ったのだが、記事には見覚えの無いものが多かった。版が新しいか、地方版だからだろう、くらいにしか思わなかったのだが・・・ 。

今日の仕事がうまくいったのと、ビールの酔いがほどよく回ってきた頃、老婆が食事を持ってきてくれた。あまり期待していなかったのだが、さすがに産地だけのことはあり、食事はうまいものだった。

もうそろそろ宿に帰ろうと思い、老婆に代金を支払って出ようとしたところで、初めて老婆が口を開いた。 

「出口はこちら…そっちはもう出られないからね…」 

おや…と思った。少なくとも俺が入ってから、あの扉に鍵をかけたり、 誰かが入ったりした覚えはなかったのだが…。まあ、郷に入れば郷に従えというし、言われた通りにしておいたほうがいいだろう。 

厨房を通って、裏の通用門から外に出る。出る時に老婆が、「またね…」 と意味深な表情でつぶやいた。

もうここに来ることはないのだが、俺も「ああ、また来るよ」と返事をして店を出た。最後に老婆は、俺を哀れむような、懐かしむような複雑な表情をしたように思えたが、まあ皺
(しわ)の具合なのだろう。 

外は風が生暖かく、今夜は冷房を入れないと寝苦しそうだな…と思いながら宿への道を戻った。

135: 132 2001/08/20 00:17
宿へ戻る道は、何か懐かしい風景で溢れていた。

漆喰の壁に木製の電信柱、時代遅れの自動車…まあ、時間の流れから置き去りにされたような、地方の小さな町とはこういうものなのだろう。 

宿に着くと、女将が出迎えてくれた。もう遅い時間なのだが、待っていてくれたようだ。 

「お風呂、まだ沸いてますから…」 

そう言った女将の顔をふと見ると、出る時よりも心なしか若返っているような気がした。こんな大きな娘がいるようには見えなかったが…まあ、酔いのせいなのだろう。 

ゆっくりと湯船につかり、明日以降の仕事のことを考えてみる。

明日は帰るだけで時間の大半を遣ってしまうだろうから、社に顔を出して上司に報告…明後日以降、別の取引先に出かけ…などと考えているうちに、どうやら眠り込んでしまったらしい。気がつくと、部屋の布団の上に寝かされていた。 

「あら、気がつきました…?」 

女将と、宿の番頭が心配そうに覗き込んでいる。どうやら湯あたりしたらしい。 

「お疲れでしたのね。お仕事、大変なんでしょう?せっかくですから、ゆっくりして言ってください…」 そう言って女将は、にっこりと笑って出て行った。

なんだかずっとここに居たいような、そんな気分になっていた。

136: 139改め132 2001/08/20 00:19
いつのまにか眠り込んでいたらしく、気がついたら翌朝になっていた。

社に連絡を入れてから帰ろうと思って携帯をかけてみたが、通じない。まあ、今日は直帰してもいいとの指示を受けていたから、連絡はいいだろう。緊急の用なら連絡があるだろうし…。 

帰り支度をしてフロントへ行くと、女将がなにやら帳簿をつけていた。俺に気づくとにっこりと笑った。やはり、若くなっているようだ。惚れたかな…などと考えながら代金を支払い、タクシーを呼んで貰った。 

「またいつでもどうぞ…お待ちしてますから」 

別れ際に女将はそう言って、親しみのある表情で送ってくれた。もしかして、俺に気があるのかな…などと考えながら、運転手に「駅前まで」と告げると、黙って車を走らせる。

仕事以外でここに来るのも悪くない…などと妄想にふけっていると、ミラーから運転手の視線を感じた。にやけてるのを見られただろうか…咳払いをしてごまかした。 

ほどなく見覚えのある駅前のロータリーに着いた。代金を払って車を降りる。次の電車の発射時刻を見ようと思い駅に向かったが、なにやら様子がおかしい。人の気配がしないのだ。

ストか…?まさかそんな…と思って駅舎に行くが、どうやらそういうものではないらしい。改札も封鎖されて、何年も経っているような寂れ方だ。

周りを見渡しても、通行人も見当たらない。まるで、ゴーストタウンだ…。

137: 132 2001/08/20 00:19
とにかく調べなくては…と思い、喫茶店に入ってカウンターに座る。とりあえずコーヒーを注文して、マスターにそれとなく聞いてみる。 

「ねえ、今ストでもやってんの…?」 

マスターは一瞬、ぴくっと肩のあたりがこわばったが、ゆっくりと、自分に言い聞かせるように答えてくれた。 

「ああ、あの駅はもう、だいぶ前に廃線になってから使われてないんですよ…」 

???俺は確かに、昨日あの路線の電車に乗ってここまで来たのだが… どういうことなんだ? マスターは目をそらしたまま、一心にグラスを磨いている。しかし、意識はこちらに集中させているのが、ありありとわかる。これは、何か知ってるな…。

しかし聞いても答えてくれないだろう。そう思った俺は、あきらめて店を出ることにした。コーヒー代を受け取ったマスターは、最後にぽつりと「ここも慣れるといいところですよ」と言い、ぎこちなく笑った。

俺は無言で店を出た。

138: 139改め132 2001/08/20 00:20
とにかく、会社に連絡を入れなければ…と思い、公衆電話を探すが、一向に見当たらない。

コンビニに行けばあるだろうと思い、昨日の場所へ行ってみると、そこはただの民家が建っている。何だ…いったいどうなってるんだ……。 


今俺は、ここへ来る時に契約した農家で働いている。うまい野菜を作っているのだ。

農家では、同じようにここへ迷い込んで出られなくなった男たちが働いている。 彼ら…いや、俺たちが、毎日丹精こめて育てているからここの野菜はうまいのだ。 

俺は民宿の女将と一緒になり、民宿の空いている部屋に長期逗留している。 

そう、ここへ来た時に俺が見た50歳くらいの男は…。 

(完)

139: 名無しさん 2001/08/20 00:37
夜中、一人でパソコンで遊んでいると、キーボードの音だけが部屋を支配する。
 
しかし、あの日に限っては違っていた。
 
外から聞こえる下駄の音..こんな時間に?下駄の音が家の前で止まる。なんだろうと思い窓から外の様子を伺うが、誰も居る気配がない..。「変な夜だ」と思いつつ、その日はそのまま床についた。
 
どれぐらい時間が経ったであろうか?何やら寝苦しい何か聞こえる。ヒソヒソと誰か小声で話している。なんだと思って目を開けると、天井が真っ黒な霧ようのなもので被われている。そしてヒソヒソ声は、その霧の中から聞こえていた。 

ヒソヒソ声はだんだん大きくなってくる。そして霧の中から姿を現したものは、ウジのたかった腐敗しきった顔であった。声すら上げる事はできない。何を言っていたかは今は覚えていないが、顔は怒りと憎しみの言葉を吐いた。

あまりの恐怖にそのまま気を失い、朝を迎えた。 

死ぬ程恐かった話 終わり。

140: 名無しさん 2001/08/20 01:08
>>139
ふーん。

141: 名無しさん 2001/08/20 02:32
この前、某心霊特集番組を見ていた時、私の部屋の電気だけ消えた。

バチバチって言って、数秒で元に戻ったけれど。他の部屋の電気は消えていないし、自分の部屋のTVも、クーラーも異常がなかった。 

それ以来、電気は消えることもないけれど、少し怖い。

142: 名無しさん 2001/08/20 02:56
>>141
頭では偶然だとわかっていてもなんかヤだよね、そういうの。

155: 名無しさん 2001/08/20 22:39
5年ほど前、私の自宅付近で焼身自殺事件があった。 

車の中で灯油か何かを身体にかけて・・・月命日には今でも花束と缶ビールが置いてある。

こんな現場が自宅から徒歩1分の所にある。私は車通勤なのであまり気にならなかったが、お酒が入る時は電車になる。そんな時は、嫌だなーと思い、事件現場を大きく迂回して帰宅していた。 

先週17日の金曜日に、暑気払いと称してしこたま飲んだ帰り道、事件現場を迂回するのをウッカリ忘れてしまった。 「しまった!」と我に返って前方を見ると、黒い陰のようなものがユラユラしている。全身総毛立ってしまった。脚はガクガク、心臓も早鐘のよう。 

震える手で、外していた眼鏡をかけると・・・カップルが抱き合ってキスしてた。

バカヤロー!!!ビックリしたじゃないかあぁぁぁ!しかも足元に花束があるんだぞおぉぉ! なんて奴らだ。無神経にも程がある。そんなにラブラブなら、どこかラブホでも行けぇ! 

あ~ほんとに迷惑だ。って勝手に勘違いした私が悪い?

158: 名無しさん 2001/08/21 00:06
15年も昔の話だが、大学受験のために上京した俺は、大塚にあるビジネスホテルに泊まった。

はじめての東京、はじめて一人で泊まるホテルに舞い上がっていた俺は、チェックインして部屋に入るとすぐにベットにダイブした。すると勢い余って壁に激突、飾ってあった絵が落ちてしまった。

やばいと思ってすぐ絵を拾うと、額縁の中でちょっと傾いた様に見える。直そうと額縁の裏を開けてびっくり、思わず「なんだこりゃあ! 」と叫んでいた。

額縁の裏には、ビッシリと御札やお守りが詰まっていた。真新しいお守りや少し黄ばんだ御札など、入れた時期もばらばらの様だった。 

しばらく呆然と見下ろしている俺の耳元で、突然「アフーアフーアフー」と女の人がゲップをしている様な声がした。

俺は荷物をつかむと、弾かれる様にホテルを飛び出した。

【その3へ】