【その4】
ほんのり


298: 恐怖の・・ 01/09/05 03:13 ID:9lRF9MTs
私の住んでいるマンションの近くの公園で、今年に入って殺人事件がありました。

いつも子供と遊びに行っていた公園だったので、私自信こんな近くで殺人事件が起こるなんて・・・と、ショックでその公園に遊びに行かなくなっていました。 

ある日、私は仕事が休みだった事もあって別の公園に遊びに行きましたが、その日その公園は綺麗に整備するために、入り口にロープを貼って入れなくなっていたため、仕方なく買い物をして帰ろうと思っていました。

しかし子供にブランコに乗りたいとせがまれ、気持ちは行きたくなかったけれど、いつも行っていた公園へ行きました。 

殺人事件が起きてから約2ヶ月、良く遊びに行っていた時とそれほど人が減った様子もなく、子供達や親も楽しそうに遊んでいたので、私も気を取り直して公園内に入り、親達の輪に入って楽しい時間を過ごしていました。

大体子供を2時間ほど遊ばせ、事件の事もすっかり忘れていた時です。一緒に話をしていたお母さんの1人が、じっと一点を見つめているのに気が付きました。 

「どうしたの?」 と私は彼女が見つめている先を見ると、浮浪者らしき男の人が、ジッと植木の下に座り込んでいるのが見えました。 

「やぁ~ねぇ~。なんか気持ち悪い・・・・・」 と言ったらその男の人に聞こえたのか、私達はその男の人と目が合いました。


299: 恐怖の・・ 01/09/05 03:14 ID:9lRF9MTs
「気味が悪いわね。そろそろ帰ろっかぁ~! 薄暗くなってきたし・・・・・」 と言い出したお母さんの一人が、子供を呼びました。 

私もすぐ近くで遊んでいた子供に玩具を片づけるよう促し、子供と一緒に片づけていると、「きゃぁ~!」と誰かの悲鳴が聞こえてきました。

すぐに顔を上げて周囲を見回すと、私といつも話をしているお母さんの一人が座り込んで、ガタガタと震えていました。私や近くにいたお母さん達が、子供を連れてその人の所へ行き「どうしたの?」と尋ねました。
 
しかし彼女はガタガタ震えるだけで、何も言おうとはしません。困ったなぁ~と思って彼女の見つめている方向を見て、また彼女に目を戻しました。 

「あれ?」ある奇妙な事に気が付きました。なにげなしに周囲を見回したのですが、何かを見たような・・・・・? 「あっ、あれ見て!」二人のお母さんが叫び、一点を指差して固まっています。 

「なんだぁ~?」私も彼女たちが見つめ、指差している方向を見ました。

300: 恐怖の・・ 01/09/05 03:14 ID:9lRF9MTs
「そぅこれだ・・・。私が可笑しいと思ったのは・・・・・」じっと蹲(うずくま)っていた浮浪者の体が透けて見え、その体の背後の景色が見えていたんです。

「もしかしてこの人が殺された人?」 

私は「やっぱり来るんじゃなかった」と後悔しながら、お母さん友達と子供を連れてサッサと公園から出ました。

なんだか嫌な気持ちになり帰ろうとすると、一人のお母さんが「怖くて一人で家に居たくない」と言って半泣きしていたので、私達は喫茶店に入り、ボーっとしながら子供たちのはしゃぐのを見ていると、一人のお母さんがボソッと独り言を言うように話始めました。 

「あの浮浪者、毎日同じ場所でじっと一点を見つめて座ってたのよ~。気持ち悪いとは思いながらも、近くだから子供連れて来ていたの~。あの浮浪者が幽霊だったなんて・・・・・。もう二度とあそこの公園は行きたくない!」と・・・・・。

302: 名無しさん 01/09/05 13:22 ID:hfLc5Rto
生後数ヶ月の赤ちゃんを、1人で養う母親。 

赤ちゃんが眠りについたので、赤ちゃんを家に置いて買い物に出かけた際に、交通事故で死んでしまった。 

身元不明のため連絡が取れず 無縁仏とされてしまい、赤ちゃんは部屋に1人取り残されてしまったが、身寄りがいないため誰にも気づかれず、そのままにされてしまった。 

数週間後、家賃が滞納されているので大家さんが部屋を訪ねるが返事が無く、他の住人に 聞いてみると、ここ最近姿を見ないということなので、「こりゃ夜逃げされたな」と考え、合鍵を使って部屋に入ってみると、部屋の中は締めきっていて薄暗い。 

明かりをつけようとしたが、電気も止められているらしく明かりがつかず、薄暗い部屋の中を見まわしてみると、部屋の中は生活感そのままの感じで家具とかが残っていて、部屋の真ん中にキューピー人形が置き去りにされていた。
 
「よほど慌てて逃げたんだな」と拾い上げると、黒いキューピー人形はバラバラと 崩れ去り、無数のゴキブリが散り散りに逃げて行き、手の中に残ったのは赤ちゃんの骨であった。

306: 名無しさん 01/09/05 13:29 ID:hfLc5Rto
私はある大学の研究室に、研究生として在学しています。 

どこの大学も同じだと思いますが、色々な動物を実験材料として飼っています。その動物たちはみな人間のために実験台にされ、数知れない動物たちが死んでいきます。 

私の研究室にも、約200匹ほど実験動物がいます。今の時期は動物たちの出産ラッシュで、実験で体がボロボロになっているのに子供を出産し育てていますが、この産まれてきた子も実験材料になります。
 
例えば、和歌山で起きた保険殺人事件で使われた砒素
(ひそ)は、お腹にいる子供にどんな影響を及ぼすか、ラビットを使って砒素を注入する実験をします。

お腹にいるラビットの成長と、出産した
後に子ラビットは砒素が体内に入っているか、入っていればどんな病気になりやすいか、成長ホルモンに影響はないか、など色々観察していきます。

また、砒素を体内で中和
させ、どうなるかを観察していきます。大概の動物は、実験途中で中毒死したり病気を引き起こし、薬づけになって死んでいきます。そして死んだ動物は焼却され、捨てられます。
 
307: 306 01/09/05 13:30 ID:hfLc5Rto
実験で研究室に泊り込んだ時の話です。 

その時の実験については申し上げられませんが、二人の研究生と助教授が参加していました。

マウスに投与していた薬の結果がなかなか出ず、あきらめかけていた時です。ガサゴソガサゴソと、動物が動いている音がしました。 

実験マウスが何かしているのだと気にもとめていませんでしたが、段々音が大きくなり、私達を囲んでいるような気がしていました。 

「変だなぁー、ここには10匹ほどのマウスしか居ないのに、何百匹もいるような気配がする……気のせいかな……」と最初に助教授がいい始めました。 

「私も、たぶん気のせいだと思いますが、かなりの数の動物がいるような……」そんな事をその場に居た人と話ていました。 

「イッイタタタタ。何かが足を噛んだ!」 
「イッターイ!」 
「きゃぁー!」 

私達は、何かに体のあちこちを噛まれ、実験室を飛び出しました。 

噛まれた場所を見て、びっくりしました。数えてみると、全員で134ヶ所も噛まれていました。これだけ噛まれているのに、誰も動物の姿を確認していません。その日、誰も研究室へ戻る気になれず、大学の前にあるファミレスで朝を迎えました。

午前九時半、交代の学生が登校してくるため、私達は渋々研究室へ戻りました。
 
「なに!」 「これはいったい!」 

研究室に戻った私達は驚きの声をあげました。ねずみと思われる足跡や、ウサギの足跡、サルや鳥、色んな動物の足跡が所狭しと、どす黒い血のようなので付けられていました。 

そのどす黒い物は検査の結果、やはり動物の血で、かなり時間が経っていました。 

これは、実験動物のたたりでしょうか。

310: 「田原坂」 01/09/05 13:57 ID:zkY3gN8o
あれは、蒸し暑い夜の事でした。

私達仲良し5人組が私の家に集まり、たわいの無い話をして酒を飲んでいる時の話です。
メンバーはエクアドルの私のパートナーG(仕事上)・後輩男2人・私・女の子1人。

その頃、私達は熊本県は南関町にあります、セキアヒルズと言う場所(大型ショッピングモール) で、サーフィンのショップを経営しておりました。若い子がたくさん集まる場所でもあり、友人はたくさんいました。

あの事件の夜、たまたま後輩の1人が「温泉に入りに行こう! 」と言う事で、皆に連絡をして集まったのが上記の5人でした。熊本には結構色々温泉があり、そこに入って皆でくつろぎ(混浴)、湯船の中で怪談話をしていました。

すると後輩の1人が「田原坂行きません?」と誘ってきました。「何それ?」と言いつつ、当時私は大阪から熊本に着たばかりで、そういうスポットなどは全く知らずに、「面白そうだから行こう!」と賛同しました。

しかしGだけはかなり霊感が強い為か、「よくないものを感じるよ…」と渋っていました。

皆で私の家に帰り、酒を飲んでほろ酔い気分で気も大きくなった頃、「よーしくぞ~!」と誰かが言い出して、田原坂に行く事になりました。 

311: 「田原坂」 01/09/05 13:57 ID:zkY3gN8o
そして、出発したのが23:30頃。

国道3号線を熊本方面にずっと走っていくと、目印の石の灯篭(たくさんある灯篭屋)の所で右折、200mも走るとその場所につきました。深夜の1:40ごろでした。

現場は西南戦争の古戦場で、かなりの死者がでたという「田原坂」。そこはいわくつきの場所だったんです。

何も感じない私でさえ何かの視線を感じ、寒くて寒くてしょうがなかったんですが、元気のいい後輩Kが「行きましょうよ!むこう!」と、電灯の全く無い不気味な視線を感じる所を指して、私に言ってきました。

私は後輩の手前「ええよ!行こ行こ!」と言ってしまい、5人みんなで車を降りて歩いていきました。階段を上ると、戦争で亡くなった方たちにか慰霊塔が建っており、その場の雰囲気は絶頂になりました。

私とGの他の3人は、Gにかなりの霊感があるのを知っていて「今見える?どこにいる?」などとふざけて聞いていました。 この後、あんな事になるとわかっていたら、ここまでにしておけばよかったんですが…。

Gは3箇所指を指して「ここにボロボロの服を着た人・ここに上半身だけの人・ここに…」と言う具合に、丁寧に説明をしだしました。 内心「このボケ!」と思いましたが、3人にそれを通訳するとすこぶる怖がりようで、楽しかったのを覚えています。

元気なKが「ここに誰か呼べる?」とGに話をし、Gは「OK!」と言って、英語ではない、何か聞いた事の無い言葉を発し始めました。

312: 「田原坂」 01/09/05 13:58 ID:zkY3gN8o
暫くしてGが「きたきた!」と、たどたどしい日本語で言いました。

みんな怖かったせいか、ふざけて色んな質問をしだしました。「どこからきたとー?」「男、女?」「今、なにしとーと?」等、キャーキャー言ってました。するといきなりGが謝りはじめたんです、英語で…。

私は変に思い、「どうした?」と英語で聞き返そうとしたその時、Gが「GO!GO!GO!GO!GO!」といきなり大声で叫びました。

みんな我先にと車に乗り込んで、エンジンを掛けその場を去りました。その時に聞こえていたんです。「なに・・・た・・・おま・・ち」と言う声が。

Gが私に英語で言いました。

「あそこの門を守っている奴を呼んでしまった。こんなに悪い物をもってる霊は会った事が無い。そいつがとても怒っている。謝ったんだけど、許す代わりに女を置いていけと言われた。彼女は特別な光が出てると言っていた。だからみんなに、行け!と言ったんだ」

Gは続けて言いました。

「気をつけて!この車の後ろに乗ってるから!」

そうなんです。私の車はワゴン車で、後部座席の後ろに荷物を積むところがあるんです。そこに居ると言うのです。

313: 「田原坂」 01/09/05 13:58 ID:zkY3gN8o
半ば喧嘩状態で「どうすんだよ!」と言うと、「とにかく今日はみんな俺たちのマンションに泊めるようにして!」 「何とかしてみせる」と、Gは汗をびっしょりかいて私に言ってきました。

私は皆を怖がらせないように、「今日はもう遅くなるからね!」と自分の所に泊るよう言いました。
ここまでは序の口でした…。

帰りの運転は私。暫くすると他の奴は、睡眠薬を飲んだように眠っていました。300mほど先の信号が(点滅)赤に変わり、「こんな夜中に誰が渡るのだろう?」 なんて事を思いながら、ゆっくりと車を止めたその時、後ろからの視線を感じました。

見てはいけないと思ったのですが、思わず振り返りました。
後部座席にいる女の子の足元に座り、女の子を抱きかかえるようにしているのです。 真っ青の頭が半分吹っ飛んだような、無表情の兵隊さんが…。

じっと私を見つめていました。わたしは思わす「ぎや~~~っ!」と大声を出したにもかかわら、ずG以外起きません。思わず車の外に逃げ出してしまいました。

どれだけ走ったかわかりません。自分1人で走ってました… 全然車の通らない3号線を…。

314: 「田原坂」 01/09/05 13:58 ID:zkY3gN8o
暫くしてGが運転をし、私の後ろをクラクションを鳴らして追いかけてきました。私はそれでも乗る事が出来ず、 外で車の様子を伺っておりました。

すると、何も無かったように皆がウインドウを下げて「何してんです?
かあったんですか?」 「どうしたの?」と声を掛けてきました。

私は訳がわからず、Gに英語でなんだよあれ? と聞く様子を見て、みんなは何か出たんだなと察し、怖がっていました。

そのまま帰りはGが運転をして無事家に着き、Gの指示で女の子を取り囲むように寝ました。 自分は全く寝る事はできませんでしたが・・・。

翌朝、Gを起こして「どう?」と聞くと、「その悪霊と直接話をした。なんとか自分の場所に帰らした。でも、絶対に女の子はもらう」 と言っていたそうです。

もちろんGに「二度とあそこには近寄らないように」と言う約束をみんながさせられ、この時はこれで終わったかの様に思いました。

しかし終わってなかったんです。

315: 「田原坂」 01/09/05 13:59 ID:zkY3gN8o
約2ヶ月が経ち、そんな事も忘れかけてた頃です。

一緒に行った女の子Yが店に来て、 「最近変な怖い夢をみる。大勢の軍人さんが追っかけてくる…。」と話をするのです。

私とGは、彼女達には何も言っていませんでした。 田原坂の事も車でのことも…。その時は「ただの夢やないとー?」と、はぐらかしていました。私もまさかと思っていたんで…
しかし、それから5ヵ月後の事です。

見通しの良い(長い直線)あの点滅信号の所で、Yは対抗車線に走って行き、 10tダンプと正面衝突し、亡くなってしまいました。即死でした。

私達はかなり仲が良かった為に、ショックは隠せませんでした。何故あの場所で…いつも通っている3号線で…しかも彼女が…。私は自分を恨みました。何もしてあげられなかった自分を…。

 点滅信号で見たあの悪霊は忘れる事は出来ません。Yは今どこにいるのでしょうか?やはり連れて行かれたのでしょうか?それとも、ただの偶然なんでしょうか?

私には何も分かりません。 ただ、今は仲良し5人組が4人組になってしまったのは、紛れも無い事実です。 亡くなったYちゃんいつも心の底から祈っています。成仏して下さいね。

319: 名無しさん 01/09/06 10:59 ID:26RiTxFc
>>310-315 
誰か要約してくれ…。

320: 名無しさん 01/09/06 11:16 ID:2vJNmuPk
>>319 
心霊スポットに出かけた仲良し四人組(wのひとりが、兵隊さんの悪霊に憑り殺されたそうです。 

最後に親しい人が死ぬオチの話は、創作の可能性大だと感じるオカ板歴半年の自分。

321: 319 01/09/06 11:21 ID:26RiTxFc
>>320 
ありがとう。 

やはりネタくさいな。

305: 名無しさん 01/09/05 13:27 ID:k5voQ/0Q
ある夫婦が赤ちゃんの写真を撮り現像すると、赤ちゃんの周りにはあるはずのないろうそくが、赤ちゃんを囲むようにたくさん写っていた。

323: 名無しさん 01/09/08 02:51
OL時代、退社後急に髪をストレートに戻してばっさり切ってしまいたくなり、飛び込みで入った美容院でのこと。 

美容師「こんにちは~!あ、こんばんは~!か、もう。あはは」 
私「は、はい・・」 

美「で、今日は何すんの~?」(と妙にハイテンション) 
(間違っちゃったと気付いたので、予定変更して)
私「カ、カットを」 

美「カットだけでいいの~?パーマとれかかってるしぃ」 
私「急いでいるので」 

何とかカットだけにしてもらい、早くここを出なくてはと焦っていました。

カット中もハイテンションでしたが、それよりもハサミを無駄にカチカチさせたり、必要以上にじいーーーっと鏡をみたり、ちょっと小躍りしたりと、不穏な雰囲気を感じてはいました。 

そして他の美容師に目をやった時、やっとここが普通ではないということに気付いたのです。
 
その美容師は、今カットしている美容師とは正反対で、目は空ろ、顔色も悪く、もしかして発狂数秒前?といった様子でした。そうです、間違いなくここの美容師達はクスリをやっていたと思います。 

このハサミでグサッと刺されちゃうんじゃないかと本気で思い、もう恐くて恐くて体が本当に震えてしまいました。 

美「どうしたの?震えてるよ」 
私「なんか寒くて。風邪でもひいちゃったのかな、早く帰ることにします」 

会計の際、カルテに名前を書くよう言われましたが、何と言ったかは覚えていませんが、どうにか理由をこじつけて断りました。

今思い出しても恐いです。現実の方がオカルトより恐ろしいですね。

331: 323 01/09/08 17:36
書き忘れましたが、お客さんは私一人でした。本当に恐かったです。あと、クスリと書きましたが、もしかしたらシンナーだったかも。詳しくないので(当たり前だけど)。 

飛び込みで店に入るのはいろんな意味で注意した方がいいですね。

330: 名無しさん 01/09/08 16:58
>>323 
怖いっス・・・。

332: 名無しさん 01/09/08 21:39
>>323 
場所きぼーん

333: 名無しさん 01/09/08 21:58
>>323 
静岡の繁華街です・・静岡を離れてかれこれ6~7年経つのでわかりませんが、今は多分ないんじゃないかと思います。

325: 名無しさん 01/09/08 03:22
北向きの和室の、祖母が使っていた三面鏡。 

真中の鏡を見ている時、右側の鏡に和服を着た女の人が小さく映りこむ。見ようとしてそちらに目をやると、何も見えない。視界の端で捕らえるだけだけど、赤っぽい着物を着ているみたい。
 
祖母には若くして亡くなった姉がいたらしい。もしかしてその人かもしれないと思っている。 

その三面鏡は、祖母が子供の頃から実家にあったものらしいから。

326: 名無しさん 01/09/08 03:22
ある夏の日、僕は東京に出掛けた。 

その日はとにかく暑く、予定を切り上げて早めに帰ることにした。

喉が乾く。ハァハァ言いながら自宅へたどり着くと、冷蔵庫を開けて飲物を物色......「お、麦茶だ!ラッキィ!」 早速手に取ってガブガブとそれを飲む。喉を鳴らして一気に半分位飲んだろうか。「ん?ゲホッ!」なにか変だ。味がおかしい。 

吐き出した液体をみると、不気味な黒いものがたくさん浮いていた。.............虫?カビ? 麦茶のパックを見ると、賞味期限が3ヶ月前だ。トイレに行きすこし吐いた。しかしこういう時に限って、思うように嘔吐ができない。 

嫌な感覚をおなかに残したまま、その日はゲームをやって寝ました。

328: 326 01/09/08 03:53
ー後日談ー 

翌日にひどい下痢、腹痛、吐き気、高熱(39度8分)に襲われたので、病院に行きました。 

「食べても吐いちゃうんでしょ?お薬出しても下痢で全部出てしまうし、熱も高いから入院だね」 

最初は急性胃腸炎と診断されたのですが 、様々な検査をした結果、大腸菌による食中毒及び脱水症とのことでした。あの麦茶以外に原因は考えられません。
 
入院生活は非常につらいものでした。最初の2、3日は夜中トイレに15、6回、点滴を引きずりながら水のような便を垂れ流しに行きました。

しかし、悲しいことに少しでも気を緩めると漏らしてしまい、寝具、パジャマがうんこまみれになってしまいました。こんな屈辱は幼稚園児の時以来です。 

寝ている間に漏らさないように、ちり紙で肛門にふたをしました。初日は2時間しか眠れなかった。その後抗生物質も効いて徐々に容態も回復し、10日ほどで退院しました。 

検査の過程で、高度の脂肪肝であることが判明して、食事指導を受けました。10キロのダイエットに成功です。
 
ー終ー

329: 名無しさん 01/09/08 04:07
>>326
カッコ悪いな、君。

338: 名無しさん 01/09/09 17:58
琵琶湖に、多くの水死体の流れ着く幽霊崎と言う場所がある。 

そこは水深は2~3mくらいで年中藻が生えていて、パッと見は何の変哲もない普通の場所だ。おそらく、湖流の関係で集まってくるのだろう。 

俺の知り合いに、琵琶湖の沖島に住む漁師がいる。今年55才になる彼は、湖産エビを獲って生計を立てている。※湖産エビ:体長2~3cmの小型の淡水に棲むエビ。 

そんな彼が、俺と漁船に乗っている時に話し始めた。 

「あそこに大きな岩が見えるやろ? あそこは幽霊崎と言ってな、この辺りの土座衛門さんは全~部あそこに集まってきよる。 

俺も一度見つけたことがあってよ。漁であそこに行ったらよ、2mぐらいの深さの藻の上によ、頭の先から足の先まで真っ白な女の死体が沈んでやがった。丁度こう、大の字で上向いてな・・・。 

警察に電話したらな、案内して欲しいから桟橋に迎えに来いって言うんよ。俺は仕事があるしイヤだって言ったけど、ダメだっていうから、桟橋行って警察来るのを待った。
 
・・・いやあ、待った待った。 1時間くらいしてやっと警察が来てよ、あそこまで連れてってやったらな、ヘタレ警察が、仏さんを引き揚げろって言うんよ。
 
俺の仕事じゃねぇ!って断ったが、こんなヘタレにゃあ無理だと思ってな、仕方ねぇから、そこの棒(船を岸に寄せる時の棒)使って浮かばして、腕を掴んで、この辺に引っ張り上げた。 

うつ伏せで顔が判らんで、ひっくり返せと言うからな、もうやけくそで、俺がひっくり返したらな、目、鼻、口、耳、穴っちゅう穴からな、エビがウワァッとしゃしゃり出てきた。 

ふう(ため息)・・・昔はそんくらいエビがおったのに、皆ブラック(バス)が食っちまいよった・・・」 

って、をおぉい!どこに着地してんだよっ!ヲッさん。 

358: 名無し 01/09/15 00:59
>>338 
私は妙にワラタ。

マンガで読む心霊体験 本当にあった怖い話 闇夜の百物語 [ 雅るな ]
マンガで読む心霊体験 本当にあった怖い話 闇夜の百物語 [ 雅るな ]

341: 名無しさん 01/09/10 21:57
今年の7月半ばの事なんですが、夜中の1時過ぎくらいでしたか、表で酔っぱらったおじさんが騒いでまして。何かぶつぶつ言いながら通り過ぎていったと思ったら、また戻ってきてぶつぶつ。

暇なんで網戸越しに観察してたんですが、それが30分くらい続いたあと、俺の部屋の真下(家は2階角部屋)の道路の真ん中で、大の字に寝ころんじゃいまして。 

で、またぶつぶつ言ってるんで、聞き耳たててみたら「嫌だよ~、嫌なんだよ~」 ってうわごとのように繰り返してまして。 

よっぽど嫌な事でもあったんだろうな~、なんて思いながら眺めてたらそのおじさん、いきなりガバッと起きあがって、道路に四つん這いになったと思ったら凄い大声で、 

「いい加減にしろよ!ついて来るなよ!だから俺は嫌なんだよ!俺はなぁ、お前らが嫌で嫌で仕方ないんだよ!」 

とか絶叫して、「嫌なんだよ!」と大声で連呼しながら、アスファルトの道路に頭をガンガンと打ち付け始めちゃいまして、10回近く打ち付けた後に地面に俯
(うつぶ)せに伸びて、「もう嫌だぁー…ついて来るなぁー…あー嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…」 と…。

余りのことに呆気にとられていると、ムクッと起きあがって、嫌だ嫌だと言いながらどこかへ行ってしまいました。 

ひょっとしておじさん、普通の人には見えない何かに憑きまとわれてて、酒でも飲まずにはいられなかったのかと思ったら、もの凄い鳥肌が立っちゃいまして。その憑きまとっていたものが、まだその辺うろついているんじゃないかと思うと、その夜は恐くて寝られませんでした。 

翌朝見てみたら、アスファルトにかなりの血痕が残ってて、恐いやら心配やら。 

その後しばらくは、夜道で酔っぱらいに会うと、恐くてしょうがなかったですよ。

【その6へ】