お姉ちゃん助かったのか。よかった。

10年ほど前の敬老の日。

当時小6だった俺は、所属していたサッカーのクラブチームのグランド（森に囲まれている）で試合をしていた。

丁度昼飯を食い終わり、午後の試合まで時間があったため、みんなで散歩しに行くことになった。キャプテンだった俺は、みんなを引きつれ先頭に立ち、半ケツでジョギングしたりして笑いをとっていた。

しばらく歩くと空き地に車が止めてあり、老夫婦が車の中で寝ているようだった。しかし、何かが不自然である。老人の顔は顔面蒼白。全く呼吸をしている様子が無い。

次の瞬間、愕然とした。エンジンかかりっぱなしの車のマフラーから管が通してあり、後部座席の窓の中へと入っていた。小学生ながら、自殺だと悟った。

みんな半泣き状態でグランドまでダッシュで帰り、コーチに事情を話した。ちょうど俺らの試合が始まった頃に、けたたましいサイレンの音が・・・。

次の日の新聞にも出ていたが、結局自殺の原因はわからなかったらしい。

伝聞をまとめたものですが。 

それは、まだ夜というものが濃密な闇を意味していた、昭和30年代後半のある夜だった。 

当時、国鉄の保線区員だったK（仮名）は、ハードな勤務を終えて、自宅である社員寮に帰り着いた所だった。ふと時計を見ると深夜の2時である。結婚2年目になる妻は、すでに眠っているようだ。

「疲れてるしなあ・・・今日は夜食抜きでもう寝るか」彼が上着を脱ぎながらそう思った時だった。

「ジリリリリリィィィン！！」

不意に鳴り響いた電話のベルに、Kは飛び上がりそうになった。慌てて受話器を取ると、聞きなれた同僚の声が受話器の向こうから聞こえて来る。

「あ～、Kちゃん？悪ぃんだけどもっぺん来てくれんかあ～？」 
「なんかあったんか？」 

「う～ん、いつものアレや～」 
「・・・飛び込みかあ」 

「バラバラに飛び散ってしもうてなあ～、総出で捜さんと始発がなあ・・・」 
「わかった。しゃあない、すぐ行くわ」 

Kは再び上着を羽織ると、すぐに現場に向かった。現場は社員寮から車で10分ほどの場所である。終電後に走る貨物列車に飛び込んだのであるという。

「あれかあ・・・」

周囲をぼんやりとした紅色に染め上げて回転するパトライトを視認して、Kは呟いた。現場から少し離れた所に車を停める。 

「おぉ～い！！」 

パトライトの周囲で動いている、同僚らしき人影を確認した彼は大声で声をかけ、懐中電灯を片手にその場に走り寄って・・・

「・・・？」 

足下に奇妙な違和感を感じて足を止める。形容し難い奇妙な感触だった。ふにゃりとしたような、ごつりとしたような、ざわりとしたような・・・。 

自分の呼吸が荒い物になっていくのを、彼は自覚した。暑いわけでもないのに、汗がこめかみの辺りを伝わり落ちていく。 

何秒の間そうしていただろうか。意を決して彼は懐中電灯の光を足下に向けた。光線の移動が、ひどく緩慢なものにさえ感じられる数秒が過ぎ、そして暗闇の中、懐中電灯の光の中に瞳が浮かび上がる。 

彼はその時、確かに目が合ったと感じた。自分が踏みつけた、飛び込み自殺者の生首と。 

べろりとはがれかけた鼻の皮、奇妙に歪んだ閉じられる事のない顎、そして濁った、しかし確かに自分を見据えているかのような眼。 

「そして俺は後ろ向きに走った。あの時の俺のスピードは、きっと世界記録を出していただろう」（K談） 

ちなみにK＝ウチの親父です（ｗ。ガキの頃から何回も聞かされました。 

よかったら他の話もしよか？

親父（元JR職員）と仲が良かった同期入社の同僚がいた。 

その同僚氏は車掌をしていたのだが、ある日、彼が乗る車両で飛び込みがあった。彼は保線区勤務の経験（死体の片づけなどが仕事になる事もある）もなかったし、これまで自分の勤務中に自殺に出くわした事も無かった。それがよくなかった。 

車掌氏は、その時の死体のあまりの凄まじさに心臓発作を起こし、そのまま帰らぬ人となってしまった。 

運転手の話によると、「列車に轢かれた」というよりも、「列車に吹き飛ばされた」という形容がふさわしいような状態だったと言う。 

電車の前面に肉片やらなにやらがこびりつき、運転手が吐いている時に、車掌氏は「ヒッ」という短い声とも呼吸音ともつかない音を喉の奥から出して倒れたそうだ。 

電車への飛び込みは、ほんとに迷惑だな。大勢の人を巻き込んじゃうから。
 
自殺するなら、もっとひっそりとしれ。

確か飛び込んだ人の遺族が多額の賠償金払わされたことあったな。 

こんなことがあっても飛び込むやつの気が知れん。

親父が言ってたけど、飛び込みは遺書が出てこないケースが多いんだそうな。 

ついフラフラと衝動で逝っちゃうんだろうな、きっと。 

中学の頃、目の前で40歳くらいのサラリーマン風の男が、電車に跳ねられる瞬間を見たことがある。
 
なんかふと横を見てたらその人がすごい泣いてて、どうしたのかなーって思ってたら、電車が来たのと同時にフラっと前に･･･。 

今あの辛そうに泣いている男性の顔を思い出すと、いろいろ考えさせられる･･･。

10年くらい前に、絞殺死体を見た。当時住んでたとこの隣りの駐車場で発見されて、警察の人に前の日の状況とか聞かれながら見た。 

毛布かけられてたので顔は見てないけど、足が妙に青白くて怖かった・・・。

俺は3歳の時に、当時住んでたところの近くで殺人事件があったよ。 

近所のおばちゃんと一緒に現場に見に行ったけど、ちょうど遺体が救急車で運ばれていくところだった。胸を包丁で刺されてて、右腕を前に突き出して、何かを掴もうとしてるかのような状態のままで運ばれていってたよ。 

もう30になろうかというこの歳になっても、鮮明に覚えてるなぁ。

20年以上前、親から聞いた話しだけど（自分は、3～4歳だったのでよく解かりません）、今も住んでいる近所でガス自殺あったと聞いた。家族全員で亡くなったみたい・・・。
 
聞いてから、確かにあそこの子供と遊んだという記憶が少しだけ残っている。 

弟が昔、目の前で車に轢かれた。ポーンと飛んだ後、ピクリとも動かなくなった。

結局生きてたし、完治したんだけど、あの時は本気で死んだと思った。

直接は見ていないけど、耳に残る声。

夜中、彼氏が怪我をしたので、外科の救急病院へ行った時の事。

シーツに包まれて運ばれてくる遺体や廊下には、血痕が点々。そして病室からは、突然の事故で亡くなった方の母親が「どうしてーーーー！」「起きてーーー！！」 と泣き叫ぶ声。しくしく泣きながら、地下からあがってくる親戚一同。 

夜中の救急病院は結構ヘビーでした。 

前に住んでいた団地で、飛び降り自殺がよくあった。

そこは11階建ての建物が11号棟集まってる集合団地で、昔はその団地が地元で一番高い建物だったらしく、わざわざそのこまで出向き、飛び降りた人もいたと言う。

そのあまりの自殺の多さに屋上を出入り禁止にしたが、それでも自殺者は後を絶たなかったらしい。自分はそこに10年ほど住んでいたが、一度だけ目撃したことがある。

当時は小学校低学年だったので、落ちる瞬間とその後は直視することができなかたったけど、7階の踊り場から身を乗りだし、今にも飛び降りようとしている女性と、必死に説得している下の人達をよく覚えている… 。

その後、未遂や、気がついたら花が添えられてたなどは頻繁にあった。その時は、それが当たり前だと思っていたし、団地に住んでる友達と自殺の目撃談を話したりもしていた。 

今考えてみると、とても異様な光景だったと思う。

淀川で、うつぶせで浮かんでいる女の人を見つけて通報しました。自殺だったそうです。髪の短めのスレンダーな人でした。合掌。

たまーに夢に見ます。顔見なくて良かったです。

うちは大通りに面しているため、よく事故を目撃する、というかドーン！とぶつかる音がよくします。

今まで死亡事故も何度か見たけど、一番つらかったのはあの事故でした。

横断歩道を、二人の子を連れて歩いていた母親がいました。信号無視してきた車に前を歩いていた子ども達が、危うく轢かれそうになったのを、母親がかばって押し飛ばしたのです。子ども達は無事助かったのに、母親が跳ね飛ばされて亡くなった事故です。

4つくらいの女の子は「ママ～、起きてよ～！」 と泣き叫び、まだ2歳そこそこの妹は、動かない母親の傍に行き、母親の頭をたたいて、起きなさい！と言いたげな行動をとっていました。 

でも、動かない母親。子ども心にも事の重大さがわかったのか、そのうち二人して号泣しながら母親を揺り起こそうとして、引き離そうとしてもしばらく離れようとはしませんでした。 

今ではその娘さんたちも成長し、立派な大人になり、時々二人で現場に花をたむけに来る姿が見られます。 

影ながらそっと、娘さんたちの幸せを願わずにいられません。 

バイクとトラックの正面衝突。バイクに乗ってた人は太股から片足が切断、即死。 

トラック運転手は青くなって虚ろな目をしてた。 

俺の目の前に、人が飛び下りてきた。しばらく意識あったけど、手や足が変な方に曲がってた。助からないのがわかったんで、せめてもと思い手を握ってあげた。 

家庭問題でノイローゼになった女性でした。

骨が折れた時の音が耳から離れないんですよ。しかし人間の骨折れる音が、あんなに乾いた音とは思わなかった。

なんかその手のK-1の試合の動画があった気が。探してみます。

そんなアッサリポッキリ折れちゃうのか。 

カルボーン食べて骨丈夫にせんとな。

幼稚園の頃、お母さんと道路を歩いていて、目の前で知らないおばあさんがバスに轢かれるのを見た。

すっごいショックだったけど、その時のそれ以降の記憶がスッポリと無くなってるの。あまりにショックが大き過ぎたんだと思う。 

お母さんが言うには、顔がグチャグチャに潰れていたらしい・・・。 

珍走団の一人がバイクで珍走してて、893かなにかわからんが、ベンツで追いかけられていた。
  
そしたらそのバイクが電柱に激突した。「これ人間？」って位になってた。  

休日出勤の筈の友人から、私の所に電話が掛かってきた。 

「会社行ったらさ～、休みになって返されて来た」 
「何で？」 
「会社のヤツ、首ちょんぱした。現場見ちまった…」 

普段から情緒不安定だったらしいんだけど、この不況下給料大幅カットされて相当鬱だったらしいの。んで、深夜勤中に工場のギロチン使って（以下略） 

今は綺麗に片付けられて、何事も無くその部屋使われてるそうですが…。

5歳位だったか、近所の友達の家に遊びに行ってた時の事。 

突然、その子の母親が台所で倒れた。で、そのまま救急車を待たずに亡くなった。 

クモ膜下出血だったのか心臓麻痺だったのか、薬物中毒だったのかはちょっと覚えて無いけど。その後、親戚とか親にも「あんまり口外するな」って言われたから…。 

青白い顔が、時間が経つにつれて、青黒い感じになっていったのは覚えてる。

7年前の梅雨時だったと思う。 

国道をバイクで走っていると、脇道から珍走が一台踊り出てきた。

ちょうど珍走の前を走っていたトラックが、左折の合図を出してスピードを緩め始めた所だったので、勢い良く飛び出した珍走は苛立ったのか、物凄い勢いで空ぶかしを始めた。 

珍特有のスラロームを披露しながら空ぶかしをしても、当然トラックはびっくりしたり驚いたりなんてリアクションはしない。物足りないと思ったのか？ 珍は右から左折途中のトラックを追い越し、追い越す瞬間に蹴りを入れた。 

珍にどんな力が加わったかは良く解らないが、バランスを崩した珍はその場で停車して、半立ちゴケ状態（解る？）になってフラフラしてた。 

トラックがコーナーを曲がりきった瞬間くらいに、突然珍の単車が凄い勢いで自走し（運転手無し）、交差点の真中辺りまで行って倒れて、珍は反対方向のガードレール側に滑って行った。 

珍とはいえ、バイクに乗ってる奴が事故ったので放って置けないと思い、ガードレールにもたれ掛かってる珍に声を掛けようとバイクを寄せると、珍は大量の血溜まりの中で絶命していた。 

その時はまだ死んでいると思わなかったので「大変だ」と思い、バイクから降りて珍を介抱しようと駆け寄って唖然。 

右肩から左腹辺りまで、逆袈裟懸けとでも言うような状態で、胸の辺りは着ていた服がそのラインに沿って体内に巻き込まれ、腹の周辺からはおそらく腸とかだと思うけどいろいろはみ出してた。

トラックの荷台からはみ出していた鉄板が直撃してそうなったらしい。 

自分の中で一番強烈だったのがこれです。

珍は別に死んでもいいだろ