【その1】
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63: 名無しさん 03/06/08 02:31
中河原海岸の怪。 

6月下旬のある夕刻、津市の中河原海岸を散策した。梅雨の晴れ間のさわやかな風がわたり、干潮なのだろう、波打ち際は100mほどの彼方に引いていて、姿を現した干潟に水鳥たちが群れている。 

今、のどかな光景が広がるその辺り一帯で、昭和30年7月28日、市立橋北中学の女子生徒が水泳の授業を行っていたところ、大惨事が起こったことをご記憶の方も多くみえることだろう。 その様子を伝える文章を、以下に引用する。

静かだった海を突然大波が襲った。生徒達は次々と海底へ引きずられて行き、36名が死亡、生存者は9名という悲惨な事故となってしまった。この日は天候も良く、遠浅のこの海岸では子供でも足がつくはずだった。

地元の人は「澪(ミオ)に違いない」と言った。澪とは、遠浅の海岸に大きな川が流れ込むことによってできるすり鉢型のくぼみのことで、川の流れと波がぶつかって、「タイナミ」と呼ばれる津波が発生することがあるのだ。 

ところが、生存者の一人である中西弘子さんは、津波ではない恐ろしい体験をその時していた。助けを呼ぼうと海岸の方へと急ぐ弘子さんの足にその時、何かがからみついた。確かにそれは人の手で、その手が弘子さんを水中に引き込もうとしたというのである。 

昭和20年7月、日本は第二次世界大戦の真っただ中で、アメリカ軍の空襲は津市にも被害を与え、250人の市民が焼死した。火葬しきれなかった遺体は7月28日、海岸に埋められたという。

生徒達の事故があった日と、空襲で犠牲となった人々が埋められた日は、奇妙に一致する。弘子さんや他の人が見たあの防空頭巾の人々は、その犠牲者たちの霊なのであろうか。

現在この海岸は、遊泳禁止となっている。

64: 63 03/06/08 02:32
その惨事のことも知りつつ、目の前の水鳥が遊ぶ光景に誘われて、ズボンの裾を膝の上まで折り曲げ、干潟を渡り波打ち際まで行こうとした私は、突然、砂地の中へ両足をめり込ませた。

膝を越えて腰近くまでぬかるんだ砂の中に吸い込まれるようにはまり込んで、踏ん張りようもなく沈んでいく。あわてて両の手を届く限り伸ばして体を支え、ゆっくりと片方ずつの足を引き抜き、潟の上に這い上がった。 

少し落ち着いて干潟の様子を見てみると、砂地の上を川のように、海水が溝状に溜まっている部分があり、その部分の砂地はトロトロで、手を突っ込んでみるとズブズブと入っていく。

干潟になっている時だったから、手をついて足を抜くこともできたし、その様子を見ることもできたけれども、潮が差して海水に覆われた状態で足を取られたら、手をつくことも、足を抜くこともできなかっただろう。 

今日も干潟は穏やかで、水鳥たちが群舞する光景はのどかである。砂地の中に1人の人間が消えたとしても、全ては波が洗い流して、あとはまたいつもと変わらない光景が繰り返されたことだろう。 

68: 名無しさん 03/06/08 02:46
夜の岩浜で泳いでいた中学生が、へばりついている海草やなんかで岩がぬるぬるして気持ちいいんで、チ○ポを擦りつけていたら、ウツボに食われてチン無しになってしまったという話を、小学生の頃に先生から聞いたことがあったな。

69: 名無しさん 03/06/08 02:48
>>68
俺はイソギンチャクに突っ込んでて溶けたと聞いた。

104: 名無しさん 03/06/13 14:37
俺が知り合いから聞いた話で、須磨海岸の海辺のアパートに知り合いが住んでいた時の話。 

昼の日中にアパートの2階の部屋から海を眺めていた時に、目の前の海岸で見知らぬオッサンがリュックに砂を詰めてたらしくて、「何…?」って思いながら眺めてたら、おもむろに砂入りリュックを背負い、防波堤まで行ったオッサンが防波堤の先端から「ドボンッ!」って…。

重りを現地調達した入水自殺を目撃したらしい…。

105: 名無しさん 03/06/13 18:08
>>104 
うわぁ…。

86: 名無しさん 03/06/09 00:59
そういや冬の日本海航路(敦賀~小樽)って、必ず乗客が「消える」んだよな。

92: 名無しさん 03/06/09 15:18
人間ですから、水みたいに蒸発して消えてなくなる事は出来ませんが、海と藻屑となって消えてなくなる事は出来ます。 

107: 名無しさん 03/06/17 22:57
遠洋航海の実習船で実習生が死んでるのは東北に集中してるな。

岩手の宮古水産高校で2年、漁業科の生徒が自殺。翌年に秋田の船川水産高校で、同級生が落として2人逮捕だ。 

漁船は隠してるけど、結構数あるよ。

111: 名無しさん 03/06/18 08:44
漁船で気に入らない奴を夜の間に落としちゃうって話は、遠洋の漁師に聞いたことある。

112: 名無しさん 03/06/18 08:55
>>111 
落としてからサンダルを舟尾に置いとく。すると、自殺に思われる。あとは目撃者なんかいないから、船頭が船内に保安部の取調べの為の口合わせと緘口令を敷く。 これ、遠洋漁船の常識。 

殺人があった時もそうだよ。まぁ、外人が日本人を殺した場合は別だが…。

113: 名無しさん 03/06/18 14:15
あんま適当なこと書いてると漁師に殴られるぞ。

114: 112 03/06/19 11:06
>>113 
適当じゃなく実話だが。酷い話だが、実際にそれで何人が藻屑と消えてきたか…。
 
現在は、転落行方不明の場合は、殺人を前提に取り調べをします。

952: 名無しさん 04/03/11 20:55
口裏合わせはあるんだろうね。警察とか事件性があると結構しつこいからね。 

俺は河で腐って膨らんだ溺死体を通報しただけなのに、3時間ほど拘束された。あの時、「新鮮な死体だったら完全に容疑者扱いだろうなあ」と感じたよ。 

だから今度見つけた時は通報したものかちょっと迷う。(w

956: 112 04/03/11 23:12
そのケースは流れてきた水死体だったんで拘束されたと思いますが、こっちは死んだって人間(行方不明中)が居るって事実確認だけでした(当時)。 

なので海に放り込んでやっても、事実が確認されないうちは自殺扱いで取り調べられます(当時)。現在は「殺人」を前提で取り調べるそうですが。

実際、遭難も目の当たりにしてるんで、人の命って軽いもんだな、命って助けようって思っても助けられないんだな、って思ってます。 

安全を重視してもマニュアルの通りに事は運ばないんで、やっぱとっさの判断力とインスピレーションですかね。

115: 名無しさん 03/06/20 03:32
私が子供の頃の実話なんだけど、近所に不良で不良でどうしょもない少年が2人いたのね。彼らはとにかく仲良しで、ペアルックまでしていっつもつるんでいた。 

手に負えないと悩んだA君の親が知人の船乗りに頼み、中学卒業後、彼を遠洋漁業の船に強引に乗せちゃった。その後、彼が船上で行方不明になり、どうやら落下して死亡したとの連絡がきた。 

でも近所の話だと、あの通りの半端じゃない不良だから、きっと先輩とかに反抗し、突き落とされたに違いないと噂しきりだった。彼の家族はガッポリ入ったお金で即家を買って引っ越したよ。 

そしてA君が死んでからピッタリ丸一年後、今度は無二の親友だったB君が交通事故で即死しちゃいました。 

120: 名無しさん 03/06/20 11:35
>>115
結果的にはDQN息子の処分を頼んだようなものだね。

143: 名無しさん 03/06/22 21:40
伯父さんが漁師で海の上で行方不明になったな。もっぱら「落とされたんだろう」って評判だったが。
 
なんていうんだろ、見舞金って結構出るのよね。親戚の家、建て直したよ。伯父さん死んだ後に。

124: 名無しさん 03/06/21 00:01
朴な疑問で申し訳ないのですが、漁師さんってなんで救命胴衣や、浮力のあるベストなんかを着けないんですか? 

125: 名無しさん 03/06/21 00:04
>>124 
邪魔だから。

179: 名無しさん 03/07/01 15:44
>>124 
動きにくくなるからじゃないか? 

とび職の人が命綱つけないように。

130: 112 03/06/21 02:19
>>124 
実際ライフジャケットの浮力は体感したことがあるので、「これはイイ!」と思っております。 

ホントのことを言うと>>125サンがおっしゃる通りが実情。マジで邪魔なんですよ!しかし、極寒海域、あるいは時化の時などで操業する場合は防寒になるので、すすんで着用します。 

かえって、あれを着用してるが故に怪我をするかも知れません。船の場合は落水も怖いですが、挟まれや巻き込まれ、飛来、落下(甲板上)ってのもあるんで、それらに万能に対応でき、尚且つ、邪魔にならないライフジャケットでも開発してもらいたいですね!

ちなみに着用して落水すると、上半身は持ち上がる形で浮きます。そして、あの色は視認性が一番いいからあの色だそうです。 

116: 名無しさん 03/06/20 04:46
俺の知り合いが瀬戸内海をフェリーで旅してた時に、転落事故があったらしい。
 
もう夜だったんだけど、たまたま甲板にいた客が目撃してて船員に通報、船はすぐに停止して(といっても、数キロは行き過ぎた後だったらしい)サーチライトをつけて転落した人を探索、客も甲板にいっぱい出てきて大騒ぎになったらしい。 

で、運良く波間に浮かぶ人を発見したんだけど、救助のための装備なんてないので、海上保安庁の船が到着するまではサーチライトで照らすしかないらしい。 

なかなか保安庁の船が来なくて、1時間近くその場に停泊して照らし続けてたらしいけど、サーチライトがずれて見失ってしまった。すぐに人の浮かんでた辺りに戻したけど、いくら探してももう見つからなかったそうな・・・。 

一瞬ずれたくらいで見失うものなのか?と思って、知り合いが後で船員に尋ねてみると、「ああいう状態になると体力を奪われ、精神力だけでなんとか持ちこたえてる状態。光が当たってるうちはなんとか頑張ってるが、光が当たらなくなると『もうだめ』と思って沈んでしまう」という答えだったらしい。

117: 名無しさん 03/06/20 04:50
>>116
フェリーって浮き輪と縄梯子くらいは装備しているのかと思った…。

118: 名無しさん 03/06/20 06:11
救助船は有ると思うけど。

後、救命胴衣は有るはずだよ。手当たり次第投げ込めばいいのに。

126: 名無しさん 03/06/21 00:39
フェリーには救命関係のグッズを法定で持たなければならないんじゃないの? 

なので、フェリーの話はネタと思われ。 

130: 名無しさん 03/06/21 02:19
>>126 
私もおかしいと思ってはいたんですけど…。
 

富山に入港できないでいた北朝鮮のカーゴ船がいましたよね?あれは以前、日本に入港した際にPSC(ポートステートコントロール)の改善を指摘され、今回の入港時に接岸前(県側に入港拒否)検査時に改善されてないってのが実情です。
 

国際法に基づいて、PSCはいかなる国のいかなる船舶でもクリアできる基準に持っていってなければなりません。ましてPSCなどに一番シビアな船は旅客船、フェリーなどのお客の乗船する船です。 

ちなみに一番ルーズなのは漁船です。これは理由もあります。特例が適用されるんですね! 

※ポートステートコントロール:
自国の港に入港する外国船籍の船に対してその国が行う、船内設備や乗組員の資格などの安全に関する立入検査。

139: 名無しさん 03/06/22 14:29
我が子供とフェリーに乗ったら…万が一子供が落ちたら、何も考えずに飛びこんで助けに行くだろうけど、そのあとが大変なんだね。

何か助かる良い方法ってないのかね? タイタニックじゃないけど笛を持つとか。

141: 名無しさん 03/06/22 16:31
>>139 
見つけて貰うに
は、笛よりはストロボライトかなあ。 

でもそれより、見つけてもらうまで生き延びるための防寒具のほうが大事かも。

145: 名無しさん 03/06/22 23:00
>>139 
ズボンを脱ぎ、足先をしばりフロート代わりにする。 

マンガであった。

146: 名無しさん 03/06/22 23:02
>>145 
ジーンズなら実際にフロートになるよ。 

試してみ。

148: 名無しさん 03/06/23 00:38
>>145>>146
釣りしてて堤防で波にさらわれたことあるけど、ズボン脱ぐなんてできないよ、実際。

立ってみたら肩までもないとこだったんで助かったけど、あれがもっと深かったらやばかったもの。膝までもない床で溺れる人がいるって不思議だったけど、わかった気がしたよ。

142: 名無しさん 03/06/22 16:37
>>139 
確実な方法は無い、と思います。しかし、可能性を延ばす術はあるのでは無いでしょうか? 

ケースバイケースですが… 
1・人を呼んでから飛び込む(非常ベルを鳴らしてから)。 
2・その辺にある浮力のあるものを片っ端から海に放り込む。 
3・船外(甲板上)には絶対に出ない。乗船前に子供に周知させる。

他にもあるかと思います。念を押しておきますが、その時、その場、海況で状況は変わります。一概に映画やドラマのようにいかない事は付け加えておきます。大時化なら確実に不可能ですし、転落から時間が経過し過ぎているのも、可能性を低くさせる要因の一つです。 

仮にわが子が落ちたからといって飛び込むのは、心中と同じになります。落ち着いて居られないのは親としての心情ですが、助けたいなら落ち着いた行動をしなくてはなりません。 

仮に自分の見てる前で人が落ちたとしてシミュレートしましょう。

まず船橋に連絡し、船を回頭させる。万トンクラスの客船ないしはフェリーだと、20ノット以上は出てます。長さは100メートル近くあるので、その速力で舵角を一杯に切ることはできません。速力を落とし、舵角を20度以下で回っていきます。 

長さが100m以上あれば回頭半径は数百mにもなります。そして転落者を探し、見つけたら微速にするので、転落から掛かる時間はどんなに早くても1時間以上は掛かるでしょう…。
 
これはあくまでも海況がいい状態です。 

122: 名無しさん 03/06/20 13:39
俺の先輩がケープタウン沖であった話を紹介します。 

その人は某大手水産会社のカニ篭船に乗ってた。ケープ沖だから暴風圏に入ってるんで、海は大時化。で、一人の乗組員が海に転落したんだと! 

こんな時には漁師の連中ってのは機転が利くもんで、マニュアル通りじゃなく、自分の経験で各々の仕事につけるらしい。ライトに走り探す者。カギやモリを持つ者。ホースを持つ者。救命浮環を集める者…ってな感じでね。 

カギやモリってのは冗談じゃ無く、ホントの話です。時化の中だと飛び込むわけにはいかないし、行けば二重遭難になる。生きていようが死んでいようがとにかく船に引きずり上げる…だそうだ。死体の無い葬式はよくないらしいからね…ホースは海水のホース。これが掴み易く滑らないからいい。 

で、船をグルっと回頭させて向けるわけだが、これが時間が掛かる。船がでかくなればでかくなるほど回頭半径は大きくなるし、エンジンのレスポンスも悪くなるからね。 

ライトに入って「居たぞ~!!」ってな具合なんだが、船を寄せてく内に沈んでいったそうだ…。
 
船からの転落で助かるのはよっぽど運が良くないと助からないよ

127: 名無しさん 03/06/21 00:44
時化の時ぐらいライフジャケット付けるだろうに。

128: 名無しさん 03/06/21 01:17
>>127 
邪魔。

131: 名無しさん 03/06/21 11:16
家族で船遊びって時でも、子どもにライフジャケットつけない人多いみたいだね。 

こないだあった川下りの事故でも、ジャケット借りられるけど、ほとんどの人が座布団みたいな方を借りてたとか。

※2003年5月23日、長野県の天竜川川下りで、修学旅行中の中学生29名が船から投げ出された。全員救助され無事だったものの、ライフジャケットは希望者にしか貸し出さず、救命具は背もたれにしていた救命クッションのみだった。

小型船舶用救命クッション TC-4型 国土交通省型式承認品
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121: 112 03/06/20 13:21
俺が以前、漁船に乗ってた時の事だが、M県I市出身の子が仲間の船に乗船した。

コイツ中卒だったんだがツッパってたらしく、ハッタリ立派なものだったよ。しかしそんなのが通用するわけでもなく、しかもポン中で、漁場に着く途中で海に落ちた。 

他の乗組み員にとっちゃイイ迷惑だよ。これから魚を獲りに行くってのにさー。落とされたわけじゃないんだが、フェリーにしかり、漁船にしかり、他の乗員・乗客は迷惑なもんだよ。 

今でもフェリーなんか自殺者を乗せて航ってるらしく、保安部の航行警報じゃ「苫小牧~大洗間にて…」とかってやってる。落ちたらまず助かる見込みはないし、浮いてても曇天で夜なら気がおかしくなる。南方ならサメが寄って来るし…。

ハワイ沖で操業してた時、気仙沼の船の冷凍長が転落した。6時間後に運良く見つかって救助されたわけだが、救助に参加した他の漁船に礼も言わずにホノルルに向けて行った事があった。「なんだあの船はー!?」とかって船頭連中は怒ってんのよ。

けど後から聞いたたんだけど、救助されてから常人では無かったらしい…それなんで、その船はダッシュでホノルルに入って陸に上げたんだって。

落ちる前におかしかったのか、落ちてからおかしくなったのかは分からないけどね。

123: 名無しさん 03/06/20 14:14
船から放り出されて暗黒の中一人プカプカ…おかしくならない方がおかしいですね…。

140: 名無しさん 03/06/22 14:37
川でよく、溺れた子どもを助けに飛び込んだ大人の方が亡くなる事故が多いよね…。 

近所の子どもを助けようとしたおじさんが亡くなった場合なんて、遺族はやりきれん。

132: 名無しさん 03/06/21 11:18
そういえば何年か前の台風で、川の中洲でキャンプしてて流されちゃった人、大勢いたね…。

133: 名無しさん 03/06/21 17:16
>>132 
いわゆる「DQNの川流れ」ですな。

134: 名無しさん 03/06/21 18:45
>>133
DQNは自業自得かもしれんが、子供も犠牲になってるしな。

※玄倉川水難事故:
1999年8月14日、玄倉川の中州でキャンプをしていた子供6人を含む18人が、熱帯低気圧の大雨による増水によって流され、13名が死亡した。中州から退避するよう再三勧告されていたにもかかわらず、拒否していた。(wiki:玄倉川水難事故)