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にわかに信じがたい奇妙奇天烈な心霊体験(不思議体験)。

1: 真若  02/09/09 01:31
私はいちおう霊能者というか、「見える人」なんですが先日、霊の世界でもこういうことがあるんだなあと感心したことがあったので、ここに書き込んでみることにしました。

少し長くなりますがお付き合いください…。

2: 真若 02/09/09 01:32
駅から家に帰る途中に小さな商店街があるんですが、その入口あたりに、一目でその筋の方とわかる中年男性が、ぶらぶらと歩いているのを見かけました。 

いままでも何度かその男とはすれ違ったことがあると思いますが、そのことが起きるまでは、まさか男がこの世の者ではないとは私も気がつきませんでした。

3: 真若 02/09/09 01:32
男は黒のスーツに緑色の派手なシャツ、金のネックレスというかっこうで、顔色は浅黒く目つき鋭い。

ポケットに手をつっこんで肩で風を切るというふうに、商店街の入口をぶらぶらと行ったり来たり、しかし、しっかりとした足取りで歩いていました。 

嫌な感じの男だなと思った瞬間、自分の2メートルくらい前をナップザックをかついだ学生が歩いていたのですが 、その学生の肩とヤクザの肩に軽くぶつかりました。 

私はまるで自分の肩がぶつかったように身の危険を感じ取って体を固くしました。

4: 真若 02/09/09 01:32
ヤクザの周りの空気に緊張が走る。 

やばい、と思いましたが、学生は相当鈍いのかヤクザのほうを振り返りもせず、そのまま通り過ぎようとしています。 

ハラハラしながら見守っていると、ヤクザの顔にもの凄い怒りの表情が浮かび、学生の後ろ姿をにらみつけています。まさに一触即発という感じです。 

しかし、学生のほうは相変わらずまったく意に介さず歩きつづけている。またヤクザのほうもそれ以上何かするでもなく、その場から動こうとしない。 

どうやら私が心配したような、突発的な暴力沙汰は避けられたようでした。 

不思議なことはそのとき起こったのです。

5: 真若 02/09/09 01:35
すでに学生は、10メートルくらい先に行っていたと思います。 

突然、学生の動きが止まりました。スローモーションみたいに見えました。 バタッと前のめりに倒れこんでいくのです。 道にうずくまるように倒れこみ、そのまま動かなくなってしまいました。 

すぐに何人か、学生のまわりに人が集まってきて、誰かが「どうした?」「救急車、救急車」と叫ぶ声を聞きながら、ヤクザがやったのだ、ということを私は直感で確信した。

6: 真若 02/09/09 01:36
私はもう一度ヤクザの姿を見ました。 5メートルほど手前に相変わらずいます。 

そのときヤクザがまっすぐにこちらを向き、私と目が合いました。それまで体験した、どの霊体験とも比べものにならない程に震え上がる瞬間であった(なにしろ相手はヤクザです) 。

動くことができず立ちすくんでいると、ヤクザは私に向かって歩いて来るではありませんか。

7: 真若 02/09/09 01:36
ヤクザの生臭い息が私の顔にかかりました。 

ヤクザが「どげぇ」と言い、その声で金縛りが解けたように体の自由がもどり、私は慌ててヤクザに道をゆずりました。 

ヤクザは私を無視してさらに先へと進んでいきます。 

呆気にとられて見ていると、ヤクザの進む先にもう一人、男が立っていることに気がつきました。その男もやはりヤクザのオーラを出していましたが 、こちらは一見して生きている人間ではないとわかる。

それは男の頭の左上半分が、ピストルで至近距離から撃ち抜かれたように砕け飛んでいたからです。

・殺し合う幽霊ヤクザ・見えるようになったきっかけ・おもちゃのお告げ・踏切の霊、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その1】へ。

86: 真若 02/09/09 15:58
これは小学生のときの話になります。 

その頃住んでいた家の隣に、商店がありました。昔からの酒類と、駄菓子を売る店です。 

ある日の午後、窓から外を見ると、その商店の2階の壁のすきま、屋根との境い目あたりから白い煙が漏れ出していました。火事です。 私はびっくりして母親に教えようとしましたが、どこかへ出かけてしまい見つかりません。

そうこうするうちに煙は白から黒い色に変り、窓が割れ、炎がごおごおと物凄い勢いで上がりはじめました。

87: 真若 02/09/09 16:02
その火事ですが、火の回りがすごく速いのです。 

私は消防車、消防車と念じました。そして火事は119番だと思い電話のほうに向かいました。 

そのときウ~~~~ウ~~~~~とサイレンの音がしたのです。誰かが通報してくれたのでしょう。私はまた窓のところにもどり、火事の様子を見守る事にしました。

89: 真若 02/09/09 16:06
消防車は1台だけでしたが、キビキビと消火活動をはじめました。 

消防士が白い水の柱を火の手に向けると、面白いように消えていきます。すごいなー、かっこいいなーと見とれていました。

消防士の活躍のお陰で、火事はあっという間に鎮火しました。 いまはもう2階の窓の一つから、うっすらと煙が上っているくらいです。 

そのとき、どこかから大人の声がしました。

・霊界消防団・アパートを全焼させた女の霊・30年前の新聞を届けてくる新聞勧誘員の霊・事故車、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その2】へ。

179: 真若 02/09/12 15:12
守護霊について。 

「守ってくれる存在」というのは確かにあると思います。でもそれはこれまで書いてきた「霊」とはまったく別の次元の、異なる存在のようです。それを直接見ることも感じることも、私にはできません。

これは想像でしかないんですが、「守護霊」と呼ばれているものは、私たちの祖先がこれまでにつんできた経験とか知恵、記憶そのものなのかも知れません。 

いつもは自分の中に眠っていて気がつかないんですが、危機的な状況に直面すると、そういう経験の知恵が意識の底から呼びだされてきて、的確な判断や行動をとることができると。 

「守護霊」と呼んでいる存在は、そういうものなんじゃないかと私は思っています。

・守護霊について・小さな宇宙人、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その3】へ。

246: 真若 02/09/14 19:31
では、小学生のときに体験した「妖怪」の話を書きます。 

この話をすると、いわゆる部落差別の問題と結びつけて考える人がいるかも知れないんですが 、私はただ自分の目で見聞きしたことだけを書いていきたいと思います。

247: 真若 02/09/14 19:32
私が小学4年の時に、下校中の女子が変質者に襲われる事件が続けておこり、PTAなどでたいへんな問題になったことがありました。 

変質者に襲われた女子の話は、子供たちのあいだでこんな噂になって広まっていました。 

「夕方、その女子が下校していると、通学路のそばの森から黒い男が這い出し、女子を追いかけてきた。女子が走って逃げると、男は女子の背中にむかって白い糸がでるスプレーを吹きかけて、女子を動けなくした。そして女子を置き去りにしてまま、男は森の中へ戻っていった… 」

おそらく、小学生が変質者に襲われ精子をかけられた事件が、子供たちの間で「白い糸の出るスプレー」という噂に変化して伝わった、とみるのが常識的な考えだろうと思います。

現にそうなのかも知れませんが、この変質者は私の学校ではスプレーマンと呼ばれ、非常に恐れられる存在となった。

・巨大蜘蛛に捕らえられたT先生、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その4】へ。

389: 真若 02/09/15 23:02
デブの幽霊は何故いないのか?というスレッドがありましたが、デブの幽霊はいます。

以下は、私が遭遇したデブ霊の話です。

390: 真若 02/09/15 23:03
仕事でお世話になっていた経営者氏といっしょに寿司屋に入ったときのことです。 

そこは経営者氏いきつけの高級店で、私たちが入ったときには二人連れの先客が一組だけでした。ビールと刺身を適当に頼んで食事を始めたのですが 、飲み食いしているうちにおかしなことに気がつきました。 

二人の先客は、私の席から経営者氏の肩越しに見えているのですが、奥に座っているほうの男性(40代半ばと思われる)の様子がおかしいのです。 

最初、男性の体の輪郭がダブっているように見えました。おや?と思って注意してみると、男性の肩から、腕が4本生えているわけです。その4本の腕(左右2本ずつ)で寿司をつかんで次々と口に運んでいるのです。 

私は食事をつづけながらその男の様子を観察していました。すると、いよいよ、男の体に明らかな異変が起こってきました。

・デブの幽霊、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その5】へ。

420: 名無しさん 02/09/16 01:47
たしかに真若氏の話はおもしろいが、 俺は、友人の乗る予定の飛行機が墜落するのがわかると教えてやるってとこで、激しく萎えた。 

世界中あわせてもそんなに飛行機って落ちてないだろ。

442: 真若 02/09/16 12:04
>>420 
飛行機事故の話は本当ですよ。滅多に落ちないというのはそうでしょうが、その滅多な便に乗り合わせていたのです。 

そもそも私に関わった人間は、事故の遭遇率が普通よりかなり高くなっているんです。私が事故を呼び寄せてしまうのか、単なる偶然なのかはっきりしないんですが。

【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その6】へ。

517: 真若 02/09/18 03:05
小学生のときに体験した「こっくりさんにまつわる怖い話」です。

これは、いままでのように私だけに「見えた」話ではなく、そのときのクラス(5年2組)全員が体験した事実です。 

1学期半ばのことでした。どこの学校でもあることだと思いますが、そのころクラスでは「こっくりさん」が流行っていました。 

そして、ある日の放課後、女子のグループがこっくりさんをはじめたところ、その中の一人が突然ひきつけを起こし、泡をふいて倒れるという事件が起こったのです。私はその場にはいなかったのですが… 

倒れた女子(K子)は保健室へ担ぎ込まれ、その後、救急車で病院に運ばれたそうです。まあ、ここで終われば、よくあるこっくりさんのエピソードで済んだと思うんですが。

・こっくりさん~狐面の先生~、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その7】へ。

626: 真若 02/09/20 01:47
「生霊」に出会った話です。不思議ですが怖くはないです。
 
大学時代のアルバイトで家庭教師をやっていた時期があります。家庭教師というとかっこいいんですが、住んでいたアパート(霊に燃やされた家ではなく、その後に引っ越したほう)の大家の紹介で、近所の男の子(F君)の勉強をちょっと見てやっていただけです。 

F君は高校中退して、大検を受けるということで、自宅で勉強していました。まじめな子だったです。F君にはお姉さんがおり、彼女もやはり大検を受けて大学に進学していた。私が家庭教師を頼まれるまでは彼女がF君の勉強を見てあげていたようです。 

で、お姉さんがアメリカに1年間留学することになり、その仕事が私に回ってきたわけです。お姉さんのほうは、だから私は1回しか会っていないんですが、一度見たら忘れないような、きれいな人でした。

・生霊トンボ、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その8】へ。

715: 真若 02/09/24 15:29
今までいろいろ書いてきましたが、今日は少し趣向を変えて、私がインドネシアのバリ島を旅行したときの話を聞いてください。 

かなり長いです。長い上に、いろいろな要素が絡まっているので、私の話をフィクションとして楽しんでいただいている方には「詰め込みすぎ」に映るかもしれません。 

もちろんすべて事実なんですが…。

バリ島怪紀行~前編~、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その9】へ。

バリ島怪紀行~後編~、収録。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その10】へ。

そして意外な結末が・・・。
【奇天烈霊体験】ヤクザの幽霊に出会った話【その11(完)】へ。