【その2】
ちょっとだけゾクッとする怖い話

166: 名無しさん 01/12/13 15:03
母の知り合いの話。 

ある3姉妹が3人で住むための部屋を借りることになった。その部屋は地下鉄沿線にあって、非常に良い立地条件にもかかわらず、格安。まあいわゆる、いわく付物件ってやつです。 しかしその3姉妹は全く気にすることなく、値段も安いことから入居を決めました。 

引越し当日、3姉妹のそれぞれの友達1人ずつが手伝いに来ました。それぞれの友達はその日が初対面でした。そして大体の荷物の整理も終わり一息つこうと、友達の1人が飲み物を買いに出掛けたのです。帰ってきて飲み物を配る事に。

人数は6人。買ってきた飲み物は7本。配ってみたら、1本余った。そこでそれぞれの友人達3人は、もう1人誰かがいることに気付いちゃったんですね。友人達はそそくさと帰ってしまい、それからその家に来なくなったそうです。 

ちなみにその3姉妹は何も感じない人達で、友人達が「あの部屋やめたほうがいいよ」と忠告しても、「別に悪い事されてないし」と、今でも住んでるらしいです。

183: 名無しさん 01/12/13 16:57
神奈川県にあるサリーちゃんの家と呼ばれていた廃墟、たしか12、3年位前に有名な心霊スポットがあったのですが、まだあるのかなー。 

212: 名無しさん 01/12/14 13:58
シンガポールのイーストコーストという海沿いのロッジに宿泊した時のこと。 

夕食はバーベキューで済ませ、仲間たちは思い思いに過ごしていた。私は友人3人と一緒に釣りに出かけた。餌が手に入らなかった為、仕方なく釣れないだろうと分かっていてルアーで釣りをしていた。3時間くらい経っただろうか、もちろん魚など釣れず、ただ時間を潰していただけだった。 

私は霊感などは全く無いものの、祖父の死んだ直後についいつもの癖で「じゃぁ行ってきまーす」と誰も居るはずの無い家を出る時に、祖父の「おー気をつけてなぁ」という返事を聞き、いつものようにカギを掛けずに学校へ行ってしまい、帰ってきてから母にこっぴどくカギを閉めて出かけなかった事を怒られた事があった、というくらいの、俗に言う霊界とのコンタクトは経験していなかった。 

そんな私なので、釣りの帰途ロッジまでたどり着く間に友人の一人が話し始めた「第二次大戦中このシンガポールが昭南島と呼ばれ、このイーストコースとの浜辺でものすごい人数の人が虐殺され、辺りは血の海だったそうだ」という話も、ふーんという感じで聞いていた。 

赤道直下の島なので気温湿度はともに高いが、それでも島の、しかも海に面した場所なので、外へ出ればそれなりに体感温度は高くなく、日本の熱帯夜よりは随分ましだった。

213: 212 01/12/14 13:59
ここの海はお世辞にも綺麗とはいえず、ましてや海水浴などとてもじゃないが、する気にはならないような水質だった。しかも大型のタンカーが多数、この近くの港に入港する順番を待っており、その影響か海からの匂いは潮の香りに油の匂いも混じっていた。 

日本人は私を含めて5人で、あとはシンガポーリアンの総勢15人のグループだった。浜辺で皆で話し込んでいるうちに、シンガポーリアンの一人が突然、第二次大戦の話題を切り出した。 

日本が当時侵略を続けた東南アジアの国々で、唯一と言っていいほどシンガポールだけは戦後の補償問題にそれほどしつこく触れず、むしろ急激に経済発展した日本を見習うという姿勢を鮮明に打ち出していたため、シンガポール国民と日本人がこの問題について語り合うという機会は殆ど無いに等しかった。 

ところがその夜は場所も場所だっただけに、彼は私たち日本人に、決してののしるような形で話し出したのではなく、あくまでも事実を伝えようとしたかったのは話を聞いていても理解できた。 

なんでも旧日本軍がここを統治していた時期は反日本精神を徹底的に排除したようで、さまざまな因縁をつけてはここの国民をこの浜辺へ連れてきては虐殺を繰り返していたようだ。 

今でも浜を掘り起こせば人骨は出てくるらしい。

214: 212 01/12/14 14:00
>>213 
という話をしているとすでにGショックの表示は02:22となっていた。あー、随分遅くまで話し込んだなぁと思っていたが、結局その話の後は何故か女性関係の話になってしまい、私たちは大いに盛り上がっていた。 

とその時、今まで気になりながらも、長時間いたせいですでに鼻が慣れてしまっていた海からの潮と油の入り混じった匂いが、一瞬獣匂に変わった。外で飼っている犬を暫く洗ってやらなかった時の、あんなような匂いだ。この一瞬の変化には私たち全員が気が付いた。 

一人が海を見てつぶやいた。 

「あ……あ……誰かいるよ…」 

全員で海を見ると特に変わった様子はない。 

と思ったのもつかの間、私たちは完全に凍りついた。波打ち際までは約30m。そこでは真っ黒な人間の形をした塊が、闇に紛れて何かを引き摺っているのだった。
 
いくら闇とは言え、海上に停泊する船の明かりや我々の座っている辺りの街灯でそれなりに明るくは見えるので、目をこらせばかなりはっきりと見えるのだが、明らかに真っ黒の人間の形をしている。しかしよく見ると指がない。簡単に言うとドラえもんの手ような感じだ。 

直感的に我々には攻撃してこないと感じたものの、まずロッジへ入ろうということで、我々は部屋へ帰った。 

部屋は隣同士だが2部屋になった。私が最後に入り、ガラス戸を閉めようと振り返ったその時、私は完璧に負けた…と思った。 

それは………

225: 212 01/12/14 16:17
真っ黒な人の塊が整然と横一列に並び、こちらへまっすぐ向かってくるのが見えたのです。
 
私正直怖くて少し脱糞してしまっていました。それに気がついたのか、友人が私の隣に駆け寄り、私の隣に立ち、「ん?どした?」と窓の外を見て、黙ってそのままカーテンを引きました。 

「やばい!隠れろぉぉぉぉっぉぉぉおおおおっ!」と友人が叫び、部屋の8人は大パニックです。

226: 212 01/12/14 16:24
私はお尻を気にしながらも、とりあえず彼らと戦うという事はまず有り得ないと直感してたので、隠れようと思いました。 

私は寝袋を手に取り、皆の荷物が壁際に積んであったその横に、寝袋をかぶって隠れました。恐怖のどん底の中で、「あれが殺された奴らだったら、日本人の俺たちを狙ってるな」と考えました。

エアコンのない締め切った室内は蒸し暑く、寝袋を被っている自分の呼吸だけが大きく耳につき、隠れているであろう友人たちの気配は全く有りませんでした。
 
私はGショックのストップウォッチを動かしました。

227: 212 01/12/14 16:26
文面が「ですます調」に突然変わってしまいましたが、本人ですので、すみません。このまま続けます。

229: 212 01/12/14 16:30
私は時間を計ってみようと思ったのです。 

1分2分と時間は過ぎていきます。 5分くらいじっとしていてもまだ何も起こりません。そのうち友人の「おーいみんなOKかあー」という声がしたので 、私は寝袋から顔だけを出し部屋を見回すと、皆おかしな場所におかしな格好で隠れていたようでした。 

もう大丈夫だろうということで、一人が思い切ってガラス戸のカーテンを開け放ちました。

230: 212 01/12/14 16:36
すると、心配していたあの黒い塊達の姿は見えず、一同一安心していました。 

若気の至りですね…懲りずにまた外へ出ました。隣の部屋はすでに眠ってしまったようで電気は付いていましたが、ひっそりとしていました。 

「さっき何か引き摺ってたよな」という事で、皆で波打ち際に行ってみました。しかしやはり何も有りません。干潮の為、波打ち際はかなり後退していましたが、相変わらず静かな波が打ち寄せています。
 
なーんだと皆引き返したその時です。

231: 212 01/12/14 16:44
後ろから「うぉぉぉぉおおおおおへるぷへるーーーぷ」とものすごい声が。

見てみると、なんと仲間の一人の方に黒い塊が肩車で乗っかり、もう一つの黒い塊が腰にタックルを仕掛け、転ばそうとしています。
 
我々は固まっていましたが、このまま海に引き摺りこまれたりしたら死んでしまう!と思い、私は彼に飛びつきました。そして周りの友人も私の行動につられて、弾けるようにこちらへ飛んできました。

232: 212 01/12/14 16:51
私は肩車している黒い物体の首に手をかけ、手前に引っ張りました。感触はジーンズの裏のような手触りでした。全員が海へ倒れこむような格好になりました。と同時に黒い塊は消えていました。
 
我々は息を切らしながら波打ち際にへたり込みました。空を見上げると、東の方に日本では冬の星座のオリオン座が見えました。

233: 212 01/12/14 16:57
このまま夜を明かしてしまっても良いくらいの時間になっていました。

肩車された奴は泣いていました。皆黒いかたまりの感触を覚えていました。布みたいだったな。という統一の意見でした。もう濡れちゃったし、しょーがねーなということで、部屋へ戻りました。皆無口でした。

今度は最後に部屋に入りたく無くて、今度は足早に一番初めに部屋に入りました。
 
あぁ…またしても私はKOされました…。

終。

236: 名無しさん 01/12/14 18:46
19の年の暮れ、久し振りに帰省していた実家で友達(男)と一緒に雑魚寝をしていた時の事です。夜中、熟睡している私に誰かが、語りかけてきました。 

「起きんか!地震が来るぞ!…」 

目が覚めた私は何故か、隣に寝ている友人を無理矢理起こして、先程の奇妙な出来事を話しました。当然、相手にして貰えるはずなどありません。 

友人「おまえアホちゃうか?」 
私「でも…」 

と、なんだかよく分からんやり取りをしていたその時、グラリッ!!グラグラララ…(翌日の新聞では震度4でした)。 

あの声は、守護霊だったんでしょうか?

257: 名無しさん 01/12/14 21:05
その昔、霊能者だと言う方に霊視してもらう機会がありました。 

その時に「今ある不幸は前世の因縁のせい」と定番の言葉を言われました。どんな因縁かと聞いてみると、「前世であなたは人攫い
(ひとさらい)のようなことをしていた」と。

それだけならばあまり怖くはなかったのですが、「子供を奪われた母親が、今でもあなたを探している」と言われた時には、ゾーッと背筋が寒くなりました。 

髪の毛を振り乱して目を血走らせた着物姿の女性が、自分を探して走り回っている姿を一瞬想像してしまったもので。

259: 名無しさん 01/12/14 21:19
>>257 
えぇ…今でも探し回ってるって… 嫌すぎるぞそれ!見つかったらどうなるんだろ…ヒィ…。
 
でもその霊能者の言うことが本当なら、の話か…でも恐いもんは恐いな…。

260: 名無しさん 01/12/14 21:46
生前、ばあちゃんは趣味の陶芸にはまっていた。 

作品はお世辞にも出来がよいとは言えない。重くいびつで味があるといえばそんな感じだけど、きょうび100円均一でも売ってないようなシロモノなのだ。 

先日、肉じゃがをこさえて例の皿によそった(側面にはヘタックソなウサギの絵が描かれている)。まあ煮物には暖かみがあって良い感じに映えてはいるのだが…食後にそれは起こった。 

食後、皿を洗っていた時に手からツルリとすべり落ち、皿は真っ逆さま床に落下して行った。 床は固く皿は重いので、その衝撃で割れると思った。 瞬間、床でゴン!という鈍い音がして皿がごろごろと転がって、私の足元で止まったのだ。

ああ、形見が割れないで良かったと安心したのも束の間、皿の受難はまだまだ続く

262: 260 01/12/14 21:58
親父がそのあと酔っぱらって帰ってきた。

万年営業マンの職業柄、内弁慶で少々酒乱の気がある。何が気に障ったのかその日も大暴れ! そして、大方の予想通り刃物を振り回し始めた挙げ句、そばにあったばあちゃんの皿を手に持ち、投げた。 

マズイ。 確実に当たれば死ぬ!!

俺の直感はそう告げた。まあ死なないにも、あの重さで至近距離なら流血は免れない。 

…逃げた。

265: 260 01/12/14 22:05
ガキの頃からドッジの鬼と呼ばれただけあって、顔面ギリギリで上手くよけることが出来た。しかし自分がよけたため、後ろのガラス(けっこう厚みがあるサッシ)に皿は容赦なく叩きつけられたのだ。ガシャン!と近所に轟くような音が聞こえた。 

割れた…幸いサッシはピアノ線みたいなのが中に入っていたので、ガラスはそれほど粉々にはならなず、後片付けは割と楽だった。

問題は皿だ…。

266: 260 01/12/14 22:12
「ばあちゃんごめん、恨むなら親父を恨め」と思いながら収容作業を行っていたところ、そのいびつな皿は何事もなかったかのようにその場所に転がっていた。絶対おかしい! 

ばあちゃんの皿は花瓶もどきなども含めれば10点前後はあるので、1コ壊してもまぁバチは当たらないだろうと思い、好奇心からある実験を試みた。

267: 260 01/12/14 22:19
そんな大したことではないんだけど、皿の耐性実験。

まずは冷凍庫1週間…変化なし。トースター20分…絵の塗料がやや溶けかけるも変化なし、まだまだいけるようだ。でもやってるうちに残酷な自分に自己嫌悪…生前のばあちゃんの姿が思い出されてちょっとセンチな気分になり…激しく後悔… 。

実験はもう終わりにしようと心に決めた。そして最後に、もう一度床に落としてみておしまいにしようと思ったのだ。このあと、恐ろしい目にあうのも知らずに…。

268: 260 01/12/14 22:26
皿を持ち上げ、思い切り振り上げて床に落とした。やはり皿は何事もなくゴロゴロと足元に転がってゆくだけ…割れない…この間と同じだ。

ただ前回と違うのは、皿の落下ポイントが自分の足の上(甲)だったということ。 

骨折、全治2ヶ月…。
 
ばばあの皿は恐ろしい。 

了。

271: 名無しさん 01/12/14 22:35
>>268 
ばあちゃんのバチがあたったんだろ。 

ていうかどんな音した?足に落とした時。

273: 260 01/12/14 22:39
>>271 
内なる悲鳴を聞いたよ…。

279: 名無しさん 01/12/14 23:30
今から2年くらい前、俺は車で事故ってしまったんだ。 

そこは何でも無い緩いカーブなんだけど、よく事故が起こって、地元ではなんか不気味なとこだと言われていた。花とかよく供えてあったりしたし。 

その事故が起こった状況が不思議なんだ。休みの日にドライブに行ってその帰りの夜、そこを通りかかった時、急に眠くなったんだ。眠くなるっていうより、意識が遠のくって言う方がいいのかも。それで、カーブを曲がりきったあたりで車道を外れて電柱に激突したらしい。

「らしい」っていうのは事故の瞬間はよく覚えてなくて、後から人に聞いたんだ。でも、事故の直後のことはよく覚えてるんだ。 

俺は身動きできずにじっとしてるしかなかったんだけど、ガヤガヤと人の話す声が聞こえてきたんだ。すると、誰かが俺の腕を引っ張った。そしたら不思議なことに、俺の体はスウッっと車外に出たんだ。そして、俺は両脇を誰か二人につかまれて、引きずられるような形で、どこかへ連れて行かれようとしているようだった。 

最初は近くにいる人が助け出してくれたと思ったけど、それはすぐに違うとわかった。その二人は全く無言なんだ。にもかかわらず、結構力強く俺のことを引っ張っていくんだ。 

ああ、このままでは俺はどこか得体の知れないとこへ連れてかれてしまう…。

意識朦朧としてたけど、直感的にそれは理解できたんだ。抵抗しようとしたけど、体は全く動かない。「や・め・ろ…」と力無く俺は言うしかなかったんだ。 

その時だった。光の柱が目の前に現れたんだ。その光の柱から人が出てきた。

細かいとこまではよく覚えてないんだけど、その人は着物って言うか、神主みたいな服を着てたような気がする。すると俺の両脇を支えていた奴らは急にいなくなったんだ。そして、その光の柱から出てきた人は俺のことを抱え上げてくれたんだ。その後のことはよく覚えてない。気がついたら病院だったよ。 

俺を連れて行こうとしてたやつらと、俺を助けてくれた人。あれは誰だったんだろうと、今でも恐ろしく、そして不思議に思う。

281: 名無しさん 01/12/14 23:38
>>279 
やはり>>279を事故らせた張本人達かな?>引っ張る二人。抵抗できないのに、どんどん連れていかれるの恐いね。助かってよかったね。

286: 名無しさん 01/12/14 23:54
その夜は雨が降っていました。

駅を出て家に向かって歩き出した私は、やがていつも高速道路の高架の下を通過するところでした。すると急に傘が重たくなったのです。はっとして上を見上げると、街灯の明かりに照らされて、手のひら大の影が傘の上にありました。

よく見ると指のような細い影があるのも見えました。ギョッとして傘の柄の部分を叩いて落とそうとしてみましたが、影は同じ場所に残ったままです。焦った私が傘を放り出そうとしたその瞬間、地の底からわいてくるような低い声がはっきり聞こえたのです。 

それは何か首を絞められた人が出すようなしわがれた声でした。今でもはっきりと耳に残っています。 

「道に迷ったでケロ。この先の川まで連れてってケロ」 

そうなんです。傘の上にいたのは手のひらぐらいの大きさのカエルさんでした! 夜に散歩していたら遠くまで来てしまって、帰り道がわからなくなって困っていたんです ☆o(≧∇≦)o 

ほっとした私はカエルさんを川まで連れていってあげたのでした。

また書き込んじゃいました ~o(≧∇≦)oバイバイ!

※この人、動物の言葉がわかる女。前スレの猫と話した話は【ちょっとだけゾクッとする怖い話を教えて!・その12】に。

297: 名無しさん 01/12/15 00:48
>>291 
その語尾の「ケロ」ってのが余計だ。 

「道に迷ったでケロ。この先の川まで連れてってケロ」じゃなくて、「道に迷った…この先の川まで連れていってくれないか…」 にすると。少しは恐さが増すだろ? 

読む人を怖がらせる事を意識して書いてくれるともっと良くなる。

292: 名無しさん 01/12/15 00:30
それは私が部活に受験に忙しかった中学の頃のことでした。 

それまでも何度か金縛りにあってたんだけど、ひいじいちゃんの頃から住んでいる場所だし、霊感なんてものも無い私ですから、「ああ、すごく疲れてたんだな」ぐらいで結構平気でした。何度も経験するうちに、金縛り防止法も編み出しましたし(間髪入れずに音楽を聴くと金縛りを避けることが出来るんです)。  

その日も、いつものように「キーン…」って耳鳴りがして、「あ、来るぞ、来るぞ。やだな…」って感じた私は、枕元にあるヘッドホンを取り出そうとしましたが、間に合いませんでした。既に体が動かなかったんです。 

296: 292 01/12/15 00:34
久しぶりの金縛りでした。 

こうなるともう仕方がないので、観念した私はせめてもの抵抗に自分(の心の中)で歌を歌いました。これで大丈夫なこともあったんです。でも、「キーン…」って音に混じって、なんか重低音が聞こえるんです。もちろん私の心の歌ではありません。

聞きたくないのに耳鳴りは段々大きくなって、それはいつしかお坊さんの念仏に変わっていました。そしてその音が段々大きくなってくると、部屋のふすまがすうっと開いて、紫色したお坊さんが入ってきました。 

そして私の枕元に立つと、無表情な顔で私をじっと見下ろすのです。「南無妙法蓮…」とお念仏を唱えながら…。 

…ここまでしか覚えてません。多分気を失ったんだと思います。 

今も疲れすぎると金縛りにあうことはあるけど、「モノ」が出てきたのはあの時が最初で最後でした。

297: 名無しさん 01/12/15 00:48
>>296 
げぇ、紫色の坊さん?また不気味な色だなぁ…。 

何を訴えたかったんだろうな、その坊さん。 

312: 280 01/12/15 01:15
>>297 
そうなの、紫色の顔してたの。昔お盆の頃になるとやってた再現ドラマに出てくるような、下から照明が当たってまだらになってるような顔。
 
すごく怖かったけど、お坊さんにお願い事されるような身の上(体質)じゃないから、夢だったんだろうなって思うけど(あまりにベタなキャラだし)、二度と見たくはないですね…。

303: 名無しさん  01/12/15 01:00
東京のJR中央線のNという駅近辺のお話です。 

その古めのアパートに入居していた姉妹の姉の方が、押入れの中に妙な雰囲気を感じていたそうです。 誰かが押入れの中にいるような雰囲気です。 

どうにも恐くなって不動産屋に聞いたそうなのですが、 最初は言い渋っていた不動産屋が言うには、そのアパートのその部屋では、以前住んでいたカップルの男のほうが、女を殺すという事件があったそうです。 そして、女を布団に包んで押入れに押し込んでいたのですが、男はある日そのアパートを飛び出して行きます。

死体が発見されて(タール状になっていたそうです) 男が逮捕されたのですが、なぜ部屋を飛び出して行ったのか と聞かれると、「殺した女が押入れの前でずっと泣いていて、恐くなった」と話したそうです。 

殺された女の人は、殺されてからずっとアパートにいたのでしょうか。

310: 名無しさん 01/12/15 01:11
>>303 
え…それって女の幽霊(?)が自分の死体の入ってる押し入れの前で泣いてたってことか!? 

ウワァ…。

305: 名無しさん 01/12/15 01:03
これはニュー速でもかまわない話かもしれませんが、あまりに公になっても困るので、ここでさせてください。 なにしろ、人口が片手×10で足りる所の話なので、誰か漏らしたか、判ってしまうかもしれないので。 

それは、小さな南の島での事です。 

狂牛病の嵐吹き荒れる昨今、少しでも安全なお肉を求める声の中、閉鎖された環境のなかで、昔ながらの種を残しているその島の牛は市場でもなかなかの人気で、狂牛病の影響を大して受けることもなく、従来の価格で取引されております。 

つい先日、私の知り合いが数年ぶりに島を訪れました。その時、牧場に行って、ふと数年前の情景を思い出したのです。数頭の、歩き方のおかしい牛がいたことを。 

あの牛はどうしたのだろうと、なんとなく思い出しましたが、それを訪ねてはいけないことなのだという思いが先立ち、口をつぐんでしまいました。 

そのあと、離れにある風呂に入ろうとすると、見たこともない巨大ゴキブリが壁に張り付いていたのです。島の人間にそれを尋ねると、台湾から仕入れた飼料に入って来たらしいという。 

華僑のする事です。本国で捌けなくなった輸入肉骨粉を飼料に混ぜて、台湾製のラベルを付けて売ったのだとしたら…。 

最後のは私の推理ですけどね。

313: 名無しさん 01/12/15 01:19
>>305 
サラッと書いてるけど、なにげなんかすげぇ不安になってきた…。

※2001年、BSE(牛海綿状脳症)感染牛が発生問題し報道が過熱、牛肉は敬遠されるようになり、その後大手企業が産地偽造や牛肉偽装をしていたことが問題が相次いで発覚、食の安全に対する国民の信頼が大きく揺いだ。2003年、政府はアメリカ産牛肉の輸入禁止を決定し、吉野家は牛丼の販売を休止せざるを得ない事態となった。

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307: 名無しさん 01/12/15 01:06
友達が体験した話。 

まだXがXとして活動していて、全盛期だったころ、その友達は熱狂的なXファンでした。それはもう壁がまったく見えないほどにポスターを貼りまくっていました。よく、天井にポスターを貼るとそのポスターの人物が出てきて首を締める、というのはありますけど…。 

ポスターとかの写真って、大抵カメラ目線ですよね。四方すべての壁にポスターを貼ると、必然的に中央に視線が集まるんですね。それがまずかったらしいんです。それから夜中に足音や話し声が聞こえたりするようになって…それでも張りつづけたそうです。 

しかし、ある日にその子が出かけていた時のこと。もう夜も更けて、誰もいない部屋は真っ暗になっていた…はずだったんです。たまたま近くまで来ていたその子の友達が遊ぼうと思って、その子に電話したんです。当然、今家にいないから、と言いました。しかし、その友達はこう言ったそうです。

「じゃあ、あんたの家の窓に映ってる沢山の人影は何?」 って。

何のこと?と返すと、「あんたの部屋にいっぱい人がいて、歩き回ってるよ」 って。 電気がついていないのに見えるはずがないと思い、それを友達に伝えると、 「しっかりついてるよ」 と返されたそうです。 慌てて帰り、壁の一面をまっさらな壁に戻したそうです。 

それからはこういうことはなくなったそうですが… ポスターを壁の四方前面 に貼るのはやめたほうがいい、ということでした。

313: 名無しさん 01/12/15 01:19
>>307 
イイね!また頼むよ。

323: 名無しさん 01/12/15 02:00
「幽霊」と「死体」、真夜中の公園で目撃して怖いのはどっち? 

私の周りで聞いてみると9割強の方が「幽霊」と答えるのですが、私は断然「死体」のほうが怖いです。そんな私が実際に体験した話です。 

在宅でホームページ製作・管理の仕事をしてまして、夜型の生活をしている私は、行き詰まると夜中近くのS公園に気晴らしに出掛けます。 

S公園は家からコンビニに行く抜け道で、コンビニで缶 コーヒーを買って、S公園の砂場のベンチで一休みしてから家に帰って仕事の続きをする。 日課とは言わないまでも、頻繁に気晴らしに行きます。

その日も夜中の3時ごろ行き詰まったので、S公園を抜け、コンビニで缶コーヒーを買いS公園で一休みしようと思ったのですが、ホームページの構想案が浮かんだので急いで家に帰り作業を続け、朝7時頃、仕事を終えて眠り、夕方起きると母が言いました。 

母「あんたよく夜中S公園に散歩に行くけど、昨日の夜も行ったの?」 
私「ああ、昨日も夜中の3時頃、コンビニ行く時に通ったよ」 

母「S公園の砂場のベンチで一服してるって言ってたけど、昨日は?」 
私「昨日は通っただけだったよ」 

母「そう…じゃぁ見なかったんだ」 
私「???なんだよ、見なかったって」 

なんでも私が寝ていたお昼過ぎに、警察が「昨日の夜S公園の砂場で自殺があったのですが…」と聞き込みに来たとの事。

死亡推定時刻は昨日の23時~1時。第1発見者は早朝ジョギングに来た男性との事。他殺の可能性は薄く、また、S公園は近くの幼稚園児の遊び場なので目立った捜査などはしなかったのですが、次の日の新聞には小さいながら載っていました。 

いつもの様に砂場のベンチで一服してたら…間違いなく第1発見者は私でした。
 
今では夜中コンビニに行く時、遠回りでもS公園は避けるようになりました。