【その10】
山

733: 名無しさん 03/04/13 01:54
どこぞの山小屋の管理人の話。谷川岳か穂高での話だったように思う。もしかしたら、山岳救助隊員の手記集で読んだかもしれん。 

岩場で滑落死した男性が発見された。ザイルでぶら下がったままなので、遺体を一度引き揚げる事になった。ザイルを引いて、遺体を捜索隊が引き揚げる間、管理人は下からあれこれ指示していた。 

管理人の口の中に腐ったメロンのような味のものが落ちてきたが、引上げ作業に夢中だったのでそのまま吐き出し、遺体回収後に確認してみると、滑落時、岩場に打ちつけたせいで遺体の頭部はパックリ割れて脳がほとんどなくなっており、管理人は、先ほどの腐ったメロンのようなものの正体を知った。 

遺体の頭部からこぼれ落ちた脳…。

745: 名無しさん 03/04/15 05:41
>>733 
Oh~No~! 

739: 名無しさん 03/04/14 22:38
スイカ味じゃなかったのか……。

738: 名無しさん 03/04/14 21:49
脳味噌はメロンの味か。
 
これでまた一つ知識を吸収した。 

740: 名無しさん 03/04/14 22:38
>>738 
ちがうよ、「腐ったメロン」ですよ。

748: 名無しさん 03/04/15 22:56
腐ったメロン食ったことあるヤツってどのくらいいる? 

ものすごく苦いよあれ。

749: 名無しさん 03/04/15 23:02
>>748 
苦いの?

750: 名無しさん 03/04/15 23:05
つーかなんでそんなもん喰った事あんだよ。

756: 名無しさん 03/04/16 21:18
学生時代の合宿、トイレのない場所で一泊。 

朝食後、声高らかにキジ撃ち宣言をして繁みに向かう女生徒。彼女からどれほど凄い逸物が生み出されたか、しばらくは男子部員の間で話題にのぼるほどだった。俺はその女生徒と、ほのかな恋愛感情を共有していた。 

土くらいかぶせろ…思春期の女だろうが。

802: 名無しさん 03/04/22 06:17
ムリムリ…モリモリ…。

757: 名無しさん 03/04/16 22:10
んでその恋愛感情の行方は?

776: 名無しさん 03/04/20 11:00
臭い仲になった、というオチではないのか?

758: 756 03/04/17 21:54
>>757 
はかなく、微笑ましい思い出になった。 

797: 名無しさん 03/04/22 03:54
>>758 
ねえねえ、トイレが無くて、女の子が野うんこするような場所ってどこ? 

行きたい…。

762: 名無しさん 03/04/18 19:14
中学生の昔、山岳部に入っている頃に聞かされた山の怪談を、なぜか今ごろふっと思い出した。
 
“人形”と“「ものはこそ」とかいうキーワード”が出てくる因縁話だったと思うのだけど、細部とかは詳しく憶えていない。誰か知っている方がおられたら、ぜひ詳しく教えてほしいです。 

中途半端な情報で申し訳ない。なにせ大会中に他校のテントで聞かされたもので…。 

771: 名無しさん 03/04/20 03:06
>>762 
いつだったけなぁ、何か聞いたことあるよ。もう20年近く前。それによると…。 

ある人が一人でキャンプしている時、夜中にテントの外で音がする。何事かと思って外をうかがうと、おかっぱ頭の和人形がテントの周りをトコトコ廻っていたんだと。人形は「ものはこそ」って言葉を残して闇の中へ消えていった。 

それから後がよく覚えていないんだけど、なんでもこの言葉は京都のある場所に関係のある言葉で、意味が分かれば人形の由来もすぐ分かるとか、分からなければ呪いに関わったっていうことで死んでしまうとか、そういうノリのお話でしたよ。 

意味が分からなくても、この話を他人に聞かせることで呪いの力が薄れるとかで、それでこうやって皆に話しているんだって、話をしてくれた大学生は言ってましたね。 

どこかで聞いたようなエピソードの融合体みたいな気もしますし、年代から考えてみると、今の幾つかの怪談の母体となったのかもしれません。あくまでも想像ですが。
 
私が覚えているのは、こんなトコロです。 

773: 762 03/04/20 03:30
>>772 
いやまさかレスが返ってくるとは期待していなかったので、我ながらビックリしております。確かに、もう20年近く前の話です、私が聞いたのも。当時のインターハイ予選中国地区のキャンプでの話でした。 

うーむ、かえって気になることになってしまった。 真相はあるのかな? 

772: 名無しさん 03/04/20 03:15
気になるなぁ、「ものはこそ」。あぎょうさんさぎょうご、みたいな結末なんだろうか 

山愛好家同士で「ものはこそ」で話が通じるっていうのもすごいですが。

※あ行3、さ行5→うそ。

763: 名無しさん 03/04/18 20:40
逆から読んで「そこは野茂」。

779: 名無しさん 03/04/20 18:23
思い出した話を一つ。
 
暗くなってから炊事を始める事になった日、研がれた米がラジウス
(携帯コンロ)前に陣取る俺の所まで運ばれてきた。コッフェルの蓋は閉じられ、すでに炊き上げるばかりになっている。 

火にかけ、箸をコッフェルに当て、振動で炊け具合を確認。いつも通りだ。しゃもじを手にして炊き上げた米をかきまぜようとした。これもいつも通り。しゃもじを米に突き入れようとし、俺の手と視線が止まった。いつも通りでないものがそこにある。 

コオロギ(ウマオイだったか?)が、炊き上がった米の真中で長々とうつぶせの姿勢で寝転がっている。 

夏の日、あまりの暑さに、すっかりだれ切っているという風情だが、無論、彼(彼女?)が感じているのは夏の暑さどころの温度ではないだろう。いや、すでに暑ささえ感じない、遠い彼岸へと渡っていたはずだ。
 

腹部は内容物が沸騰でもしているのか、破裂せんばかりに膨れ上がっており、迂闊に突付けば、今夜の食事に重大な影響を及ぼしかねない状況だった。 

米を研ぎ、俺の所へ持ってきた下級生は自分のしでかしたミスにうろたえ、その尋常ならざる死体を食わされるのではないかという恐怖心を露わにし、団体装備として俺が担いでいた金属製のペグを、翌日は自分が担ぐ事を即座に宣言するほどの誠意を示した。 

彼は許され、事件は闇に葬られた。 

だがしかし、今でも炊飯器の蓋を開けた瞬間、俺はついつい真中を凝視してしまう。

780: 名無しさん 03/04/21 00:54
>>779 
読んでたらキャンプに行きたくなった。

781: 名無しさん 03/04/21 02:15
>>779 
うつぶせのコオロギにワロタ。でも炊く前にちゃんと具を確認しろや。

782: 名無しさん 03/04/21 03:35
貴重な蛋白源なのに、それを捨てるなんて…。 

山の鉄の掟:獲ったモノは責任もって食え。 

783: 779 03/04/21 21:30
>>781>>782 
お説ごもっとも。 

明らかなスレ違いを承知で書くが、一泊の山行で試してもらいたい食い物がある。
 
一つは力(ちから)カレーうどん。

うどんを茹で、その湯でレトルトカレーと餅を茹でる。うどんの上に切り餅を乗せ、カレーをぶっかける。以上だ。調理が簡便でそれなりに旨く、エネルギー補給にもなるとの観点から俺が考案した。まあ、他にも同じものを食ってる奴はいるかもしれんが。 

いま一つはあぶら餅(自称)。 

多少多めの油を敷いたコッフェルで餅を焼く。コッフェルの種類によってはかなり焦げるので、その点は了承されたい。餅が柔らかくなったら、醤油をつけ、海苔で巻いて食う。俺など、10個近く食ってしまう程の好物だが、不思議な事に山以外の場所で食っても旨くも何ともない。 

餅は「サ○ウの切り餅」等で充分だ。一泊程度なら、餅などという重量のあるものでも大丈夫だろう。

777: 名無しさん 03/04/20 11:46
どっちも山で食べたらうまそう。

てか、山で食べるとなんでもうまいけどな。

785: 名無しさん 03/04/21 22:06
っぁあ~~。餅食いたくなってきたぁ。

784: 名無しさん 03/04/21 22:05
25年くらい前の話ですが、小学生で不帰(うろ覚えです)登った人いますか? 

休憩して昼飯食ってて、まさかこの崖登るんじゃないだろうなって言ってたら、やっぱり全員ザイルで繋がれて登らされました。 

今時そんなスイミングスクールないよね? 

786: 名無しさん 03/04/21 22:13
>>784 
なんだそれ? 何でスイミングスクールで登山?

787: 784 03/04/21 22:20
>>786 
スイミングスクールって夏には登山やヨット、冬にはスキーの合宿よく募集してたじゃないですか。
 
親が勝手に、よく申し込んでて行かされたんです。 

788: 名無しさん 03/04/21 23:57
>>787 
ボーイスカウトみたいなもんかね。
 
798: 名無しさん 03/04/22 04:15
不帰(うろ覚え)って、もしかして不帰ノ嶮(かえらずのけん)か? 

あそこって確か後立山連峰の難所の一つだったような気が…。 

808: 名無しさん 03/04/24 02:33
>>798 
不帰ノ嶮なんて普通小学生に行かせる場所じゃないよな…。

789: 名無しさん 03/04/22 00:06
スイミングスクールでそういうのはなかったが、ボーイスカウトで、無茶苦茶DQNな事させられたな…。 

台風直撃中で、他の登山客は皆登るの見合わせているのに、木曽御岳登ってみたり(誰も飛ばされなかったのが奇跡…)、近所で床下浸水が報じられる集中豪雨の最中に予定通り執り行われた月例野営で、お前らの班はここ、って示された区画は、一面足首まで浸かるみごとな池…ええ、もう笑っちゃいながら設営しました…。 

こんな無茶な行動(うちの団だけ?)とか、規律がとても厳しい。BSは大嫌いだったけど、今も山やキャンプが好きで続いているのも、これらのアホな経験があったからこそ、とも思える。 

今じゃこんなの無いよな。ある意味、可哀想なのは今の子供の方かもしれない…。

790: 名無しさん 03/04/22 00:14
カブスカウトで一番嫌だったのはロープの結び方。 

792: 名無しさん 03/04/22 00:36
ロープワークもかったるかったけど、手旗がしんどかった。 

あんなので五十音覚えさせられて、無理矢理使わされたり…「今日日、まともな使い道なんて無いじゃん、アホらし」って思ってたが、今も、数字全部はもちろん、五十音ですら怪しいながら殆ど覚えてるって事に気がついた…。 

794: 名無しさん 03/04/22 03:13
祖父から聞いた最悪の話。
 
山で滑って手をついたら腐乱死体の腹部に手を突っ込んでしまった。ウジらしきものとあまりの悪臭にたじろいだところに、腐った内臓から蛇がずるり。 

今でも夢に見るって言ってた。

813: 名無しさん 03/04/24 20:59
山で道に迷ったらチン○ン出せって言われたけど何?? 

露出狂→通報→警官到着→強制送還(逮捕)ってこと?

863: 名無しさん 03/05/02 01:27
>>813 
山の神様は女性だと云われている。だから男性器を見せると喜んで親切にしてくれるという話。

道に迷った時は知らないが、山で何 かを無くした時はチン○ン出して左右に振りながら「山の神さん、山の神さん、××を出してください(探してください)」とお願いしてから探すと、すぐに見つかるという。

これは水木しげる氏の著書にあった話で、これを聞いてカメラのレンズカバーをなくした大学教授が試したら、確かにすぐに見つかったという後日談も載っている。 

まあ、逆に山中で用を足していたら、平安時代の貴族のような衣装をまとった男と女の二柱の小さな神様が出てきて、無礼なことをするな!と怒られたという話もある(これはどっかネットで読んだ)。 

確か鹿児島県・城山(市内にある小さな山で、西郷隆盛が自決したところで有名。俺もついこの2月に行ってきた)の話だったかと。

864: 名無しさん 03/05/02 01:35
>>863 
そういう話いいねぇ。

880: 名無しさん 03/05/02 22:56
>>863 
「ふるそま」ですね。「図説日本妖怪大全」講談社+a文庫ですな。

883: 863 03/05/03 00:27
>>880 
そうそう、ふるそま。このネタ自体は御大、他でも書いてたと思ったけど。山の神は女性ってのは女人禁制=女神が嫉妬するから、なんて説もある。 

俺は山の話はあまりストックがないんだけど、一度富士山で体調悪くして(高山病…)下山する時が怖かったなあ。8月なんだけど、大雨で友人と二人っきりで下りてくの。6合目から5合目の山小屋まで下る途中のところが怖くてねえ。すごい雨と霧で視界3メートルないし、寒くて体力消耗してるし。

結局山小屋の近くまできたんだけど、今度は小屋の明りは見えているのに道が見つからない。さすがにバテて30分くらい休んでから探したら道が見つかったんだけど、塗り壁に囲まれるってああいう感覚かと思った。 

で、夜が明けてから見たら、通った道の半分くらい、雨で崩れてるのね。一歩間違ってたら10メートルくらい滑落してたかと思うとガクブル。 

霊的な話じゃなくてスマソ。 

932: 名無しさん 03/05/05 10:40
しかしチン○ン見せると喜ぶ山の神様って、なんか痴女みたいでやだな。



729: 名無しさん 03/04/13 01:34
家から少し離れたところに通っている林道の脇が杉林になってるのですが、2kmほどの区間、道路に一番近い列の杉一本一本に、 路からは見えない位置に、どこかの神社の御札が貼ってあります。
 
誰が、いつ、どんな目的で張ったのかは全く不明…。 

809: 名無しさん 03/04/24 19:56
今から6、7年前、今でもそうだけど、お盆休みはツレ夫婦と毎年岐阜に釣りに行くんです。

その年は初日、九頭竜川支流に入る予定で、夜の8時に大阪を出ました。 そして、夜中の1時前くらいに九頭竜ダムの公園駐車場に着き、朝まで車の中で、仮眠をとる事にしました。その駐車場には私の車しか止まってませんでした。 

車の窓を3cm位開けてウトウトしていると、駐車場の端の方で、カララ~ン、カコ~ン、と空き缶が転がる音がしてきました。「風が強いのか?」 と思いながらもウトウトしていると、やはり、カララ~ン…、と転がっている。 

聞くともなしに聞いていると、その内に カララ~ン…という音に続き、「キャッキャッ」という子供の声と、「パタパタパタ…」 と足音の様な音が聞こえてきました。

810: 809 03/04/24 19:58
空耳かと思いながらも聞いていると、やはりカコ~ン…、「ハハハッ…」、「キャッ、キャッ」と子供の声が遠くの方でしている。 さすがにこの頃になるとおかしいと思い始め、怖くなり目を瞑って耐えていました。 

しばらくして、カララ~ン、カラコロカラ~ン、と車のすぐ傍まで缶が転がってきた音がして、足音が、パタパタパタと近づいてくる。そしてすぐ傍まで来て立ち止まり、誰かが窓から中を見ているような気配がして、目を硬く閉じたままじっとしていました。 

2、3分?いや、もっとかな? 大丈夫かな? もう行ったかな? と思った瞬間、恐ろしいくらい低い声で、「寝た振りしてもダメだよ」「起きてるのは判ってるよ」 「こっちを見てみろよ」 と、ホント耳元で囁かれました。 

本当に怖くなって、大声で、「じゃかましぃ~~、くそがき~」と叫んでました。 

「ぼそぼそ……」…えっ?(真っ青)

811: 809 03/04/24 20:00
少しして、助手席のツレと後部座席のその嫁がごそごそと起きて、 「どうしたの?」って聞いてきました。恐る恐る外を見てみると何事も無かったようにシーンとしていました。 「ゴメン、夢を見てた」ひとまずそう答えておきました。
 
助手席のツレは、「ずーっと耳鳴りがしていて、頭が痛くてどうしようもない」 と言い、嫁は「金縛りにあってて苦しかった」と言っていました。時計を見ると午前3時過ぎ。少し早いけど、釣り場にゆっくりと向かいました。 

ツレと嫁が、「本当は、何があったの?」 って、聞いてきましたが、言えませんでした。叫んだすぐあとに、低い声で、耳元で「今度見つけたら、全員殺すぞぉ」 と言って去って行ったんです。 

その年の釣りは散々でした。それからは九頭竜川には行ってません。 

812: 名無しさん 03/04/24 20:41
恐いっす…。

814: 名無しさん 03/04/24 21:13
>>811 
車の中みたいな狭いとこで寝てたら金縛りになるのは当たり前。

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