ほんのり

1: 名無しさん 02/01/23 12:51
“シャレにならない”ほどではないけど、なんかちょっと怖い話。

実体験に基づく話が多く、意外と“シャレにならない”より怖い話もあったり…。 

過去ログ

パート1 
まとめ記事:ほんのりと怖い話

パート2 
まとめ記事:ほんのりと怖い話 パート2

パート3
まとめ記事:ほんのりと怖い話 パート3

6: 名無しさん 02/01/23 15:02
ん年前…私は腐れ縁のO君といつものように飲み、いつものようにはしゃぎ語らい、そして終電もなくなりO君の家にタクシーで帰りました。部屋でHなビデオ、音楽などを聴きながらだべっているとO君が「眠いから寝る!」と言い、さっさと寝息をかいていました。

O君の部屋は4畳半ですが、実際空いているスペースは一畳半ほどしかなく、体の大きな二人がねるのはオイルサーデン状態になるしかなく、「こいつ足臭いのう」と思いながら一人ぼーっと音楽などを聴いておりました。

ものの一分もしないうちに、O君が突然「あ~あああああああ…!!」とオペラ歌手を思わせる高音~低音へ渡る叫び声を張り上げ、「なに寝ぼけとんねんっ!」と思った私はむくっと起き上がりO君を見ると、体を小刻みに震わせながら「ふん…ふん…」と白目で唸っておりました。 

私は「ははあん、これが噂の金縛りか」とピーンときてさらに観察しようとO君に近づき、しばらく笑っておりました。 

相変わらず白目で震えているO君に私は「やばいんちゃうん」と思いだし、O君を起こそうとしたその瞬間、白目だったO君が目を見開き(その時のO君と私の顔の距離約30cm)、 重力を無視したように起き上がり、腰をぬかして後ずさりする私をものすごい形相で追いかけてきました。

私はパニックを起こし、腰を抜かしているにもかかわらず戦闘体制に入ろうとした時、O君は私の膝にしがみつき、一言消え入りそうな声で「こ、怖かったあああ…」と…。2秒後…大爆笑している私を見ながら懇々と語ってくれました。

笑い泣きしながら聞いたことなので思い違いはあるとは思いますが、O君いわく、ベランダで白いドレスを着た女性が立っているのが見えた瞬間金縛りにあい、「うわあああ」と思った時、「そうや、ぷうう(私)がいてる、助けてもらおう」と必死になって声を張り上げたそうですが、いつまでたっても助けてくれない私に愛想?をつかし、自力で金縛りをといたとのこと。

後にも先にも、他人の金縛り?を観察できたことはラッキー?だったと思い、今でも酒の肴にしている…。

8: 名無しさん 02/01/28 14:28
夜、国道をのんびり車で走っていたら、道路沿いの看板(支柱4m位)の天辺の方が、50から60cmの範囲ですごい勢いで揺れていた。「地震か?」と思い車を止め周りを見ても何ともない。バックミラ-で確認するとまだ揺れていた。

近くの立ち木を見ても揺れてないし、風もない。車を降りて看板ののほうへ歩いてゆくとやっぱりすごい勢いで揺れていた。3mくらいまで近づいたが、怖くなってきて逃げた。

後日昼間そこを通ったら、花束と飲み物がお供えしてあった。

11: 名無しさん 02/01/28 14:38
去年後半から親戚一家に一人が病気になり手術してる。ひどいところは二人出た。病気にならないのは我が家だけ。

次は家の誰か?と思ってしまう。

15: 名無しさん 02/01/28 19:32
最近越してきた下の部屋の住人がなんか変。

風呂に入るタイミングが同じ(ドアを開ける音とかが聞こえる)なので、時間をずらして入っても合わせたように入ってくる。

そのうちトイレに行く時、洗濯の時も同じタイミングと気が付いた。部屋からキッチンを通って風呂場のドアを開けると、下の部屋から足音とドアを開ける音が付いてくる。

けっこう恐い。

16: 名無しさん 02/01/28 19:51
ウチの会社の入ってるビルの、空いてるフロアのトイレの鏡の下に「鏡で見て」と小さく落書きしてあった。

あまり使わないトイレなんで、それから半年くらいして使った時に見たら、今度は「鏡で見ろ」になってた。で、年末の大掃除の時についでに消そうと思って行ったら、「鏡で見るんだ」になってた。

何を見るのか分からないけど、ここでコンパクトとか開いたら大変なことになりそうだなぁと…ちょい怖い。

17: 名無しさん 02/01/29 20:55
美術の時間に男女ペアになって互いをデッサンする事になった。 

Y美とペアを組んだのはO男。 何とか悪戦苦闘しながらも課題を終えたO男は、Y美がどんな風に自分の顔を描いたのかが気になった。

「Y美、どんな風に描いたのかちょっと見せてくれよ」

Y美が隠そうとする前にスケッチブックを取り上げたO男。
 
「なんだよ、隠すことないじゃん。どれどれ…へぇ~結構上手く描けてるじゃん。背景とかも描きこんだりして… この後ろにある顔は彫刻か何かか?」

Y美は黙って横に首を振った。O男は自分の席を振り返った。後ろに彫刻なんて置いてなかった。

Y美がポツリと一言。

「見えてたから…描いてみたの」

一体何が見えてたんだよ!Y美!!描いてみたじゃね~よ!!!

18: 名無しさん 02/01/30 22:04
俺が中学生の頃、夏休みの終わり頃だったか、頻繁に白い服を着た年下の女の子が家の中に現れるようになったんですよ。それも昼夜問わず、俺が一人の時にばかり。

恐くてお袋に話したんですが相手にして貰えなく、その後も多い時は週に何度も現れるようになって恐怖も限界になったんでもう一度お袋に泣きついたんです。

そしたら、「お前には4歳年下の妹がいるはずだったんだけど流産してしまったから、多分お前の所に来ているのはそのお前の妹になるはずだった子だろう。わざわざ会いに来てくれてるんだから、怖がらないであげなさい」と、そんな感じの事を言われたんですよ。

それ聞いて中学生の俺は何か妙に納得しちゃって、生まれる事が出来なかった妹が俺の所に遊びに来てくれたんだなぁ~、何て考えたら何故か妙に嬉しくて。

それからはその女の子が現れても別に恐く思う事もなく、気が済むまで遊んで行きなよとか思いながらその女の子を出現するに任せてたんですが、そのうちにだんだん出る回数が減っていってとうとう出なくなったんで、「ああ、気が済んで成仏したんだろうな」なんて、思って安心してたんですが…

去年の暮れ、久しぶりに年末年始を実家で過ごそうかと思って里帰りした時に、ふと思い出してその事を話題に出したんです。

「なにそれ?…アッハハハハ!やだあんた、本気にしてたの?!」とお袋…。  

聞けば、何でもあんまり俺が怯えて鬱陶しかったんで、口から出任せ言ったんだとか。

…ちょっと待てやゴルァ!やだじゃねぇよ!洒落になってねぇぞお袋! それじゃ、あの時頻繁に部屋に来てた白い服の女の子って、一体何だったんだ~っ?!

…何だったか結局分からずじまいなんですが、今更ながらそのうちまた現れるんじゃないかと思うとほんのり恐いです。

19: 名無しさん 02/02/01 02:55
>>18
君の母さん、とても…いや、かなり素敵だ(w。
 
話を信じてなかったんだろうな、きっと。

20: 名無しさん 02/02/01 04:02
うちの父の話。

仕事の後ちょっと酒を引っかけて御機嫌で帰る途中、満月を二つ見たそうな。その内一つは木に引っ掛かるように有り、フッと消えたそうだ。

「タヌキか……」

タヌキと思った父に乾杯(w

22: 名無しさん 02/02/03 09:10
ノートパソの調子が悪くて、最近は裏面のリセットボタンをまち針で押して電源切ってるんだけど、そのたび新しいまち針を出してきてるんだよね…。

もう4分の1くらいは減ってしまった。使ったまち針はどこにあるんだろ…。 

24: 名無しさん 02/02/03 12:35
成田空港で、霊感の強い女には、グアム・サイパンから帰って来た新婚カップルの肩の上に乗った旧日本軍の兵隊の霊が見えるそうだ。

25: 名無しさん 02/02/03 12:48
サイパンにいた旧日本軍の兵隊の霊は、日本人旅行者の肩に乗っかって、すべて帰国したそうです。

26: 名無しさん 02/02/03 14:02
無賃乗車だっ!(w

27: 名無しさん 02/02/03 14:27
死者よ安らかに…靖国直行かな?

31: 名無しさん 02/02/04 14:58
戦後すぐのお話。 

哲夫という田舎の青年が、カメラマンに成る為に上京しました。哲夫には幸恵という恋人がいました。幸恵は両親の反対を押し切り哲夫と一緒に上京、貧しい同棲生活が始まりました。貧しいながらも、二人は肩を寄せ合い幸せでした。

しかし哲夫の仕事が上手く行き始めると、彼は外に女を作り、毎晩飲み歩くようになりました。そんな生活が2ヶ月も続くと.、彼女は何も言わずに故郷に帰っていきました。それから数日して、故郷の友人から彼女の自殺を知らされました。

友人「お前な~葬式くらい出てやれよ」
哲夫「だめなんだ、今忙しくて…それより自殺の理由って何なんだ?」
友人「分かってるんだろ…兎に角!線香の一本もあげないなら絶交だからな!ガチャ 」 

哲夫は嫌々ながらも故郷に帰る決心をしました。しかし彼が幸恵の実家に着いたのは、葬式から3日後の夕方でした。

「とりあえず土下座しよう…殴られるくらいは仕方ない…」

そんな事を考えながら彼は玄関を開けました。

「こんばんは~…哲夫...です」

しばらくすると、奥から足音が聴こえてきました。

「いや~遠い所よくきたねえ~」

彼は両親のあまりに明るい態度に少々驚きました。

32: 31 02/02/04 14:58
父「さあさあ、そんな所に立ってないで...上がって上がって」
哲夫「ハイ…あの~今回のことはなんとお悔やみしていいのか…」
父「うんうん」

あれ?…オカシイな、幸恵が帰郷した理由は聞いてないのか…自殺の理由は俺だと知らないのか…。
 
父「晩飯食べていくだろ?」
哲夫「いや…でも…」
父「まあ…いいじゃないか…娘の東京での楽しかった話でも聞かせてくれよ」
哲夫「わかりました。御馳走になります」

哲夫は仏壇で拝みながら、「お前…なにも死ななくても…」と話しかけました。

…どうやら俺が他に女を作ったことは知らないらしい…お父さんが俺を見る時の目も、敵意どころか本当に親しんでいる。 「こんなことなら...許してやるんだった...」と言うところかな…? 

父「飯ができたぞ…まあ一杯やりながら向こうでの生活を話してくれ」
哲夫「はあ…」

哲夫は楽しい話しだけをしました。自分の非がばれないように….。

33: 31 02/02/04 14:59
父「今日はもう遅いから泊まっていきなさい」
哲夫「いや…でも…」
母「夜は危ないですから…」

哲夫の家までは、歩くと1時間もかかる、道も鋪装されてないし明かりもない。
 
哲夫「じゃあお言葉に甘えて…」

哲夫は幸恵の部屋で寝ました。幸恵は遺書も何も残さなかったのか…それで両親は自分達が反対したからだと思い込んでる…それならそれでいい…哲夫は旅の疲れで深い眠りにつきました…。

34: 31 02/02/04 14:59
「ぎやああああああああ~~!」

明け方けたたましい悲鳴で目が覚めました。幸恵の両親の部屋からでした。何が起こったんだ!?哲夫は両親の部屋を開けたそこには…幸恵がいた…正確に言うと…幸恵の遺体が…。 

哲夫「一体何ですか?」
父「わ...わからん!朝起きたら隣で寝てた」
哲夫「????????!!」
父「一体誰がこんな酷いことを…」

その日は大変な一日でした。幸恵の遺体を再び土葬し、駐在所のお巡りさんの尋問を受け… 気がつくと夜になっていました。両親が不安だと言うので、もう一晩泊まることにしました。

35: 31 02/02/04 15:00
 まさか…幸恵が自分で…いや…そんなことあるはずがない…。 

「ぎゃああああ~~~~」

明け方、また例の悲鳴で目が覚めました。両親の部屋に行くと、また幸恵がいました…。

遺体は腐乱し始め…ウジ虫が目からはい出しています…美しかった幸恵の面影はありません…母親は発狂していて、父親は恐怖と怒りで声が出ないようでした。

哲夫は幸恵に遺体にこんな酷い仕打ちをする犯人に無性に腹が立ちました。

36: 31 02/02/04 15:01
哲夫「お父さん…犯人を捕まえましょう!」
父「どうやって?」

哲夫「僕は昨日寝る前に戸締まりをしっかりしたんです! だからこの家に他人が入るのは不可能なんです!一箇所を除いて」
父「一箇所?」

哲夫「はい…この家の玄関です!あの引き戸は軽く叩くとカギが外れてしまうんです。だから犯人は、堂々と玄関から…」
父「…」

哲夫「今夜僕は玄関で寝ないで番をします」
父「ありがとう…たのんだぞ」

哲夫は玄関にカギをかけ、玄関に腰かけ犯人を待ちました。1時…2時…3時…この二日間で哲夫の疲労は頂点に達していました。哲夫は知らず知らず眠っていました。

37: 31 02/02/04 15:01
どれくらい眠ったのか…自分の足に当る何かに気が付き、目を覚ましました。ゆっくり目を開けると、目の前に足がありました。臑の部分が自分の足に当っていました。

「犯人….だ…」

哲夫は犯人がこんなに近付いたことに恐怖を感じましたが、冷静に状況を考えました。足は1…2...3...4...、4本…二人いる…哲夫はゆっくりと顔を上げました。そこには空ろ目で哲夫を見下ろし、幸恵を担ぐ犯人がいました。

幸恵の両親が……。

「いつになったら……謝るつもりだ……?」

終。

40: 名無しさん 02/02/04 15:06
ブルブル ((゚Д゚)) ガタガタ

41: 名無しさん 02/02/04 16:19
ある日、父とと二人で語り合いました。この世の生きる喜びと、そして悲しみのことを。その時、父は言いました。僕を胸に抱き、「つらく悲しい時にも泣くんじゃない」と。
 
翌朝私は目覚めて、そして知りました。この世につらい悲しいことがあるってことを。そして、あの時に父と約束したことを守りました。私はこぶしを固め胸を張り、ただ立っていました。

----父は出かけた 遠い旅路へ 二度と帰ってこないと私にはわかった----

やがて月日が過ぎ行き、私は知るだろう。父の言ってた言葉の本当の意味を。そして、いつか私にも子供ができたら語り合うだろう。この世に生きる喜びそして悲しみのことを。

42: 名無しさん 02/02/04 16:20
グリーングリーンじゃないか。

44: 名無しさん 02/02/04 21:44
一人暮らしの友人A子から聞いた話です。

その日、彼女は仕事から帰るといつも通り風呂に入り、遅めの夕食をとりつつテレビを見ていました。外は雨が降っています。

彼女の部屋は1階の角部屋、テラス戸を開けると、目の前は小さな裏山です。夜は真っ暗で物騒だし、雨も降っているので、A子は雨戸を下ろしてテラス戸を閉め、カーテンを閉じていました。

しばらくすると、雨戸の向こう側から「すいません。すいません」と呼び掛けるような男の声が小さく聞こえてきました。A子は一瞬、ビクッとしましたが、まさか自分に用じゃないだろうと、無視してテレビを見続けました。

「すいません。開けて下さい。すいません」男の声は続きます。何だか気持ち悪い…と思ったA子がテレビの音を大きくすると、

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン

まさに彼女が閉めた雨戸を、外から叩く音がしました。

びっくりしたA子は頭から毛布をスッポリかぶり、ヘッドフォンをしてテレビを見続け、酒をがぶ飲みして、何でもない何でもない雨だ絶対雨の音だ…と思いながら、半ば無理やり眠りに就きました。

朝起きて、恐る恐る彼女がテラス戸を開けると、雨戸の、内側でロックする部分がひん曲がっていたそうです。



45: 名無しさん 02/02/04 22:46
結構大きめの、10階建てマンションの9Fに住んでいます。

エレベーターが2基あるんですが、向かって右側の2号機に乗ると、朝夕問わず2回に1回は誰もいない3Fに止まるんです。朝はいいんだけど(いや、通勤で急いているからよくはないが)、夜の11時頃に公園でフットサルの練習終えた帰りなんて結構怖かったりするんですよ、自分としては。

三十代も半ばで怖がるのもなんなんだけど、見える人には乗ってくる人が見えるのかなと思うと怖さ倍増。すまん、つまんないね。

46: 名無しさん 02/02/04 23:04
私が保育園に通ってた頃の話。

当時よく遊びに行ってた隣の家のおじいちゃんに、股間が痛いので薬を塗ってくれと頼まれた。 私は何の疑いも持たず、 可哀想なおじいちゃんのために快くそれを承諾した。

両手いっぱいに薬を付けて、おじいちゃんの股間に薬を塗ってあげると、仰向けに寝ていたおじいちゃんのチ○ポが、手を離しても倒れないほどに大きく立ち上がった。

そんな事が、おじいちゃんが引っ越すまでに3、4回ほどありました。あの頃は特に何にも思わなかったんだが、今思い出すと……こ、怖ッ!

…すみません、いきなり下世話なネタで。ずっと誰かに言いたかったんですが、友人には話せないのでここで…。

47: 名無しさん 02/02/05 02:34
おじいちゃんの目的がチ○ポ巨大化計画ならかなり怖い…。

65: 名無しさん 02/02/05 16:40
先日、親友が画像の送れる携帯電話を購入したので、せっかくだからとテレビのCMのように変な顔をしてをお互いに送り合いした。
 
顔をセロテープで変な顔にしている親友の画像の僅かな背景に、なんだか顔としか思えないものが映っていた。目の周辺部分だけなので性別はいまいちハッキリしないだが、変に落ち窪んだ目が怖かった。
 
親友にすぐに電話をし、部屋に誰かいたか?ポスターなど貼ってないか? と聞いたが、後ろにそれらしいものは無い様でかなり怖がっていた。 

※2000年にJ-フォン(現ソフトバンク)からカメラ付携帯が初登場。

62: 名無しさん 02/02/05 15:54
もう大分前の話。

ある夏の深夜、友人と二人でドライブした。いつもの海沿いの国道を流していると、新しくできたバイパスを発見。それは山道で、新しくできる造成地へと続くらしかった。

ちょっと行ってみるかということになり、三十分ほど運転したが、どうやら迷ったらしい。引き返そうにも、途中から林道に入り込んでしまい、どこで分岐したのか分からない。また深夜ということもあり、周囲は真っ暗。それでも何とか舗装道路に出ることができた。

幸い照明灯もあり、ちょっとカーブになった場所で車を止めて、地図を見ることにした。友人が地図を見ている間、俺は缶コーヒーを買おうと思った。

後から考えると、非常に不思議なことだった。つまり、車も通らない、人家もないような場所に、その自動販売機はポツンとあった。道路灯があるくらいだから、電気は来ているのだろう。その時はそれくらいしか考えなかった。

続く

63: 名無しさん 02/02/05 16:08
ワクワク…。

64: 62 02/02/05 16:23
自動販売機は使用されているものだったが、ほとんどが売り切れだった。
コーヒーのボタンを押すと、赤いランプが点灯する。 喉が渇いていたので、とにかく販売中のボタンを押していった。押すたびに売り切れ表示。その間、二、三分くらいだったろうか。最後のボタンを押して、車にいる友人に声をかけた。

二十メートル程の距離があった。姿が見えなかった。急いで車に戻ると、車内はもぬけの殻だった。辺りを見回して大声で叫ぶが、自分の声だけが響き渡った。どこに行ったのか見当もつかず、車で待つことにした。

不安だったのでカーラジオをつけたが、電波状態が悪く受信しない。カーステレオのカセットはスイッチが入らない。そのうちラジオのノイズが急に大きくなった。あっというまに耳が痛くなり、手でふさいでも音が頭に響いてくる。

もう限界だ。脳がノイズをシャットダウンするかのように、俺は気を失った。
       
続く

66: 62 02/02/05 17:05
明け方、友人の声で身が覚めた。俺も何が起こったのか分からなかったが、友人もかなり混乱していた。少し落ち着いて、お互いに何が起こったか話した。

友人は、俺が自動販売機の前でイラつくのを見ていたそうだ。そして、俺がどうやら最後のボタンを押した時、信じられない光景を目撃したらしい。俺の姿が、パっと消えたそうだ。

驚いて車から出ようとしたらドアロックがかかり、やがてラジオが鳴り出した。あの耳をつんざくような不快な音にやられ、あっという間に失神したらしい。

「それより、ここどこだよ」

俺たちは、山の中の空き地らしき場所にいた。 もう道路はなかった。幅一車線もない獣道をたどって、ようやく車道に出た。 二人とも、ほとんどしゃべらなかった。

「どうやら、俺ら五十キロも離れた場所にいたみるいだな」

友人は道路標識を見ながらそう言った。

「この峠、何か心霊スポットらしいな。タクシーの運転手から聞いたことある」

俺は呆然と言った。

後日談はないです。ただ、友人はいまだにあの自動販売機を探してます。

69: 名無しさん 02/02/06 07:46
>>62
そういう話結構好きだ。

なんか超常現象っぽい。