斎宮
「家系」にまつわる恐い(不思議)な話しない?から派生したスレッド。

1 : あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/08/20(月) 00:41
私は山奥の閉ざされた村の出身です。 出身というか、家出同然で飛び出して来ました。 優秀な姉ばかりちやほやされるのと、 閉鎖的な村自体に嫌気がさしたのです。 

ですが私は今、村の人間達に追われています。 

私の一族は代々、選ばれた女性が斎宮(イツキノミヤ)というのになり、 祀りごとなどを一手に受けます。前のイツキノミヤ様がお亡くなりになり、 優秀な姉が、一族全員一致で選ばれていた姉が斎宮になりました。 私は東京に出て来て、バイトしながらフラフラ過ごしていました。

 
ですが、姉が不意に病で亡くなり、 一族の未婚女子が私しかいないため 急遽、私が時期斎宮に、ということになりました。

ですが、斎宮になると自由に外にも出られず、 また、私は別れましたが彼氏がいたので神にそのままお仕えできないらしく「キヨメノハライ」という、ものすごく恐ろしい儀式を受けさせられます。

それで姉のお葬式で帰った時、監禁されたのですが、 窓から逃げ、自転車を盗んで逃げました。 自分の部屋には村の者が待ち伏せしていたし、 しかたなく新しくバイトに入った先の友達の家などを渡り歩いています。 

何度か捕まりそうになりましたが… 2ヶ月ちかくも斎宮がおらず、村はパニックでしょう。 いつか捕まる気がします。どうすれば…

斎宮の儀式から逃亡中です、どうしたら…

この時代では考えられない奇妙な儀式。斎宮と呼ばれる者は村のために言霊や呪術を使い、幽閉されて過ごすのだという。「麻知」と名乗る彼女は、斎宮であった姉が亡くなったため後継者に指名された。斎宮を務める者には「ウマレナオシ」「キヨメノハライ」と呼ばれる厳しい儀式を受けなければならず、それから逃亡中だという。

【その1】   【その2】   【その3】   【その4】

村の追跡者からの逃亡生活。かくまってくれている友人の力を借りて、村へ話し合いにいくという「麻知」。スレ住人のアドバイスをもらい、唯一、村で信用できるかもしれない人、「審神者」という者に会いに行くという。彼(審神者)もまた、前時代的な風習に疑問を持っている一人だという。

【その5】   【その6】   【その7】   【その8】   【その9】

村の話し合いから帰還。村では何があったのか。早急に斎宮の後継者を決めたい村との間に揺れる「麻知」。そして…。

【その10】   【その11】   【その12】   【その13(完)】