発掘系まとめ

主に10年以上前のスレをあつめています。長編・読み物系が多いです。昔懐かしいまとめ。2000年前後。あと動画!

    恐怖

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    【その7】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    612: 名無しさん 01/12/19 22:47
    恐い話というより、不思議な話? 

    私はとりわけ美人でもなく、どちらかというと芋っぽいほうなのですが、何故か特定の人物から固執されてしまうみたいです。そしてそれだけでなく、「あ、誰かが今自分のことを考えている」という念みたいなものもたまに感じる時があります。

    自意識過剰と言われればそれまでですが、気に障ったら読み飛ばしてください。 この話は、私の体験のごく一例です。 

    私はド田舎から政令指定都市の私立T高校へ行ったのですが、それまでは私の町からT高校を受験した人は何年も前に一人いただけでした。進学後、大手予備校ではなく、市内の人でもわからないような小さい塾に入りました(私は高校の友人にしかその塾のことを教えていませんでした)。

    ことの始まりは二年生のことでした。塾の先生から「君の町の近所の後輩にHちゃんっているでしょう?Hちゃんも通ってて、T高校に行きたいっていってるんだけど」と言われ、「わざわざ電車で一時間もかけてこんな小さな塾に??」とちょっと不思議に思ったのですが、すぐに忘れてしまいました。 

    その後、Hちゃんは普通ならT高校は無理だったそうなのですが、専願して入ってきたようです。しかし、大きい学校ですから一度も会話をかわすこともなく、私も大手進学塾へ移って、彼女のことなどすっかり忘れていました。

    続く。 【【恐怖】ちょっとだけゾクッとする怖い話を教えて! パート2【その8(完)】】の続きを読む

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    【その6】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    532: 名無しさん  01/12/17 18:32
    これは3年前の夏に、私が体験した事です。 

    大学も夏休みに入った頃、私は友達(男)2人とキャンプへ行くことにしました。その時、「何処に行くか」を決めるのに私が本をパラパラ…とやって、友達が「ストップ!」って言ったら本をパラパラめくるのをやめ、そこのページの場所へ行くと決めました。 

    そこで決まった目的地は「支笏湖」です。以前、「死骨湖」という名前だったという噂があり、それなりに心霊スポットです。 ただ私は行ったこともないし、国立公園に指定されているのでそれなりに綺麗だろうと思い、そこに決定しました。

    友達の都合もあって、実際にキャンプへ行けたのはお盆すぎでした。親に「引き込まれるから水には入るな」と言われているので海パンも持っていかず、適当に湖のほとりで「山キャンプ」みたいな事をしていました。 まあ、北海道はその頃になるとちょっと肌寒くなりますから、暑かったらパンツで泳げばいいか。みたいなノリでした。 

    それで支笏湖のキャンプ場へ着き、テントを貼ったのですがトラブルの連続でした。大雨は降る、私の母が病院で子宮筋腫が発見される(電話で聞きました)、携帯電話は湖に落とす、蜂は多い、あげくのはてには帰り際に車が岩の上に乗っかってしまい、スコップでその岩を掘り出す始末。 

    結局、「心霊現象」と思われる事はなく、「後で良い思い出になるだろう」という感じで帰ってきました。
     
    続く。
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    【その5】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    464: 名無しさん 01/12/17 03:06
    私は中学生の頃、家の父の仕事の都合で中国地方のとある県に住んでいました。一戸建てに住んでいたのですが、その家は比較的歴史のあるその地方でもやや古めの、戦後間もなく建てられた築50年ぐらい家だったと思います。 

    その家に住み始めて半年ぐらい過ぎた頃、母親が病気になり東京の病院に入院することになりました。父は仕事があるし私も学校があるので、祖父母が母の付き添いをするということになり、その古い家に私と父だけでしばらく暮らさなけれならなくなりました。 

    その家の2階には和室が3つあり、私の部屋の隣が父の部屋でした。ちょうど父が忙しい時期だったので、私は家に1人でいる時間が増えました。 

    ある晩、試験勉強をしている時にふと耳をすますと、紙袋に手をつっこんだ時のような、カサコソという音が耳に入りました。 
    【【恐怖】ちょっとだけゾクッとする怖い話を教えて! パート2【その6】】の続きを読む

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    【その4】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    383: 名無しさん 01/12/15 23:51
    高校生の時、クラスメイトに和み系とでもいうような子がいた。率先して騒ぐことはしない、大人しい印象の子だった。 

    ある日、彼女の好きな人が事故で亡くなった。普段は聞き手に徹するタイプだったけど、その好きな人の話をする時だけは凄く楽しそうに話してくれたから、「本当にその人が好きなんだなぁ」っていつも思ってた。彼の訃報の翌日から数日、彼女は学校を休んだ。皆で、本気で心配した。 

    でも彼女は一週間後に学校に来て、「おはよう」って笑ってくれた。その日は皆なるべく彼の話題には触れないように過ごしたけど、不安が押さえ切れなかった子が彼女に言ったんだよね、「絶対に後追いとか、しちゃ駄目だよ。皆悲しむよ」って。 

    そしたら彼女、「うん。わかってるよ。しないよ、後追いなんて」 って言って笑ったんだよね。だから皆、安心した。大丈夫だろうって。 

    翌日、学校に行ったら彼女が来なかった。どうしたのかなって思ってたら、HRの時間から大幅に遅れて来た担任が、泣きながら彼女の訃報を口にした。昨日の夜、自宅のマンションから飛び降りたって。遺書も無かったって。死なないって言ったのに。そう言って笑ってたのに。 

    私は凄く怖かった。もう死ぬ事を決めた人には周囲の説得も情も本当は届かないんだって事と、あんなに静かに笑って嘘をつくんだって事が。 

    あれから10年以上経って、当時のクラスメイトとももう疎遠だから皆の顔とか名前とかもおぼろげで、彼女の名前も覚えてない。でも彼女の笑った顔とあの時の言葉だけは今でも覚えてる。 

    それぐらい、私にはショックで怖かった。
    【【恐怖】ちょっとだけゾクッとする怖い話を教えて! パート2【その5】】の続きを読む

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    【その3】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    328: 名無しさん 01/12/15 02:11
    以前住んでた家での事です。 

    夜、寝苦しくて目を開けると、ぼんやりと青白い光が天井辺りに浮かんでいて、だんだんそれが女の人の顔になったんです。怖くて声も出ませんでした。

    何かをしゃべるように口をパクパクさせていたんですが、何を言っているかまでは分かりませんでした。怖くなって布団をかぶって朝まで震えていました。

    しかし、翌朝両親に話してもまともに取り合ってくれません。その時は上手くなだめられてしまいました。ところが、今度は私の母が見てしまったんです。

    母が見たのは青白い光ではありませんでした。夜、母がトイレへ行こうと寝室から出ると、廊下の先にワンピースを着た女の人が立っていたそうです。無表情な顔で母のことを見つめていたそうです。母はびっくりして部屋へ戻り、父を起こしたそうですが、その時はもう女の人は消えていたそうです。 

    私と母は早くこの家を出ようと父にお願いしたのですが、「二人して何馬鹿なこと言ってるんだ。寝ぼけてただけだろ」と、全く話を聞いてはくれませんでした。しかしその後、父も遂に見たんです。

    私と母が二人で母の実家へ帰省していて、父が一人の夜でした。もう寝ようと布団へ入り、うつらうつらしていると金縛りになりました。かすかに目を開けると、布団の上に女の人が立っていたそうです。そのまま意識が無くなって、気づいたら朝だったそうです。 

    その後、決定的なことが起こりました。 

    親戚が遊びに来た時に記念写真を撮ったんです。その写真は私と母といとこで写ってたものなんですが、ちょうど母の後ろあたりにあった柱の部分に、睨むような顔をした女の人の顔が写っていたんです。その後間もなくして、私たち家族は引っ越しました。 

    その家は借家だったんですが、今も誰かが住んでいるのかもしれません。
    【【恐怖】ちょっとだけゾクッとする怖い話を教えて! パート2【その4】】の続きを読む

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    【その2】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    166: 名無しさん 01/12/13 15:03
    母の知り合いの話。 

    ある3姉妹が3人で住むための部屋を借りることになった。その部屋は地下鉄沿線にあって、非常に良い立地条件にもかかわらず、格安。まあいわゆる、いわく付物件ってやつです。 しかしその3姉妹は全く気にすることなく、値段も安いことから入居を決めました。 

    引越し当日、3姉妹のそれぞれの友達1人ずつが手伝いに来ました。それぞれの友達はその日が初対面でした。そして大体の荷物の整理も終わり一息つこうと、友達の1人が飲み物を買いに出掛けたのです。帰ってきて飲み物を配る事に。

    人数は6人。買ってきた飲み物は7本。配ってみたら、1本余った。そこでそれぞれの友人達3人は、もう1人誰かがいることに気付いちゃったんですね。友人達はそそくさと帰ってしまい、それからその家に来なくなったそうです。 

    ちなみにその3姉妹は何も感じない人達で、友人達が「あの部屋やめたほうがいいよ」と忠告しても、「別に悪い事されてないし」と、今でも住んでるらしいです。
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    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    90: 名無しさん 01/12/12 19:25
    俺と友人が体験した話を書きます。元々俺は幽霊とかUFOとか、そういう類のモノは、自分で見ない限りは信じないと思ってたんだけど…。 

    20歳の夏、俺は新宿歌舞伎町でカラオケの店員をしてたんだ。同僚で仲の良いYと、仕事が終わった後いつも飲みに行き、明るくなるまで遊ぶという毎日だったんだ。その日は早番で、二人とも午後7時過ぎには店を出て、待ち合わせしてた女の子二人と飲みに行ったのね。

    それで午後11時過ぎたあたりで女の子たちとは別れて、酔い醒ましに新宿コマ劇場前の階段に腰掛けて、どうでもいいことをペチャクチャ喋ってたんだよね。あのあたりって11時過ぎても活気あるでしょ? だから俺達もなかなか帰る気にならなくてさ、ずっと雑談してたのよ。 

    そしたら…0時過ぎたあたりだったかな… な~んかね、妙な気配を感じるんだよね。いや、気配ていうより視線って言ったほうがシックリくるかな、あの感じは。

    さっきまで喋ってた友人も、やっぱりなんか感じてるみたいで、一瞬、二人は妙な気まずいような、説明しにくいんだけど、とにかく、少なくとも楽しい雰囲気じゃなくて不快な雰囲気になったのよ。二人とも周りをキョロキョロ見回してさ。え?なんなんだ?て感じでね。

    で、そんな雰囲気を払拭しようと、俺が話しかけようと友達の方を見たんだ。そしたらなんか友達の様子がオカシイんだ…急にガタガタ震えだして、目をギュッと閉じてハッハッて小刻みに呼吸してて、どう見てもなんかに怯えてる様子なんだ。訳を聞いても答えてくれないしさ。 

    ついには「あ、ああぁぁ…」って小さく悲鳴みたいな声を出しながら、近くにあるカラオケ屋の階段の隅っこに走って逃げちゃったんだよ。

    続く。
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    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    1: 名無しさん 01/12/12 01:52
    ちょっと怖い話ありませんか? 人からそういう話を聞くのが好きなもので…。
     
    恐い話というのはなにも心霊話だけではありません。話のジャンルは問いません。どんどん書いてください。長編、短編、実話、作り話は問いません。 

    このスレの基本理念「ゾクっとくりゃイイのよ!」

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    【その15】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    866: 名無しさん 01/12/11 23:08
    今日、時計付のヘンな電卓売りつけられそうになった。
     
    誰も居ない車庫にそいつは突然やってきて、「明日からこの電卓を1000円で売り出すんですが、今日ところは¥500円で…」だと。ネクタイ締めてはいるけど胡散臭いことこの上ない感じのヤツだった。
     
    幽霊も確かに恐怖の対象ではあるけど、やっぱりワケのわからんが人間が一番怖いな。
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    【その14】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    861: 名無しさん 01/12/11 22:33
    こっくりさんとか言うと、みんなはくだらねぇって思うかな? 俺が中学の時、その類のが流行ったんだ。俺はオカルトは好きだけど、なんかそれはちょっとうそ臭くて、参加する気になれなかった。 

    いつも皆で盛り上がってるのを見て、くだらねぇよって俺はいつも水を差してたんだけど、ある時、俺の好きな女は誰かって聞いてみようってことになった。当時、誰にも言ったことはなかったし、誰にも悟られてないと思ったから、いいぜやってみろよってことになった。 

    ところがびっくり当てられた!いつもポーカーフェイスな俺もさすがに青くなった。 

    と、ココまでが前ふりで、そのことがあって俺も参加するようになったんだ。
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    【その13】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    758: 名無しさん 01/12/10 14:46
    高校生だったころの話。 

    凄く寒い1月の夕方、通学路の途中に神社があるんだけど、その日はなんか境内のほうから子供達の楽しそうな声が聞こえてきたんだ。特に興味もなかったんだけど、一緒に帰ってた友達が行ってみようぜって言うから、仕方なくついていったんだ。 

    ちょっと長めの階段を上ってる時も、子供達の声がだんだん近づいてくる。それでやっと上りきったと思ったら、子供達の声がピタって止まったんだ。

    驚いて逃げたのかなと思って辺りを見まわしてみたんだけど、どこにも誰もいないんだよね。見当たらないというより人の気配を感じない。シーンと静まっててなんとなく、これ以上ここに居たくないって思って、横にいる友達に帰ろうよって言ったんだ。

    でも返事がない。アレ?と思って横を見たら友達がいない!どこを見てもいないんだよね。 

    からかわれてるのかとも思ったんだけど、彼は真面目な性格で、日ごろそんな事をするような奴じゃあないんだよ。でも、周りを探してもいないんだ。しかたなく神社の奥のほうを探すことにしたんだけど…なぜか足が重いんだ。重りつけてるみたいに。

    で、思わず足元を 見たら、全身総毛立った。地面から青くて半透明の手みたなものが、俺の足にたくさんつかまってるんだよ。

    慌てて友達のことなんか忘れて、重い足を引きずりながら必死に歩いて神社を出ようとした。でも全然出口に着かない!すごく遠く感じる。また足を見る。 

    するとさっきは靴の部分しか掴まれてなかったのに、こんどはスネのあたりまで手のようなものが上ってきてる!早くここを離れなければ! 

    今思えば神社を離れてもその「手」が外れる保証はなかったんだけど、その時は神社を離れればなんとかなるって思ったんだよ。たった10メートルくらいの距離なのに、全然出口に着かないんだ。
     
    渾身の力を込めてひたすら足を進める。するとようやく階段のところまで来て、階段を降りようと足を上げたとたん突然足の重さが消えて、かなり力を込めて上げた足は勢い余って、階段から落ちてしまったんだ。
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    【その12】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    675: 名無しさん 01/12/09 21:49
    以前交番で勤務していまして、その当時の奇妙な体験談を一つ。 

    当時、仲が良かったK巡査と相勤になりまして、新聞で独居老人の問題が取り上げられてました。そこで、本署から各自の受持ちエリア内の独居老人の調査と面接を実施せよとの指示で、巡回連絡を重点的にやってました。 

    私の受持ち区はなんとか全員の面接を終ったのですが、K巡査の受持ち区の中で、一軒だけインターホン越しに話は出来るのに面接できないおばあさんがいてまして、絶対に門を開けてくれなかったそうです。おばあさんが言うには、足を悪くしているらしく立ち上がるのが大変だから、ということでした。
     
    真面目で冗談も言わない堅物のK巡査でしたので、近所にそのおばあさんの様子を聞きに行ったらしいのですが、近所の人は話を合わせたかのように全員、あそこのおばあさんは去年の暮れに亡くなった、息子さんが名古屋に住んでて、お葬式には喪主を務めてたということを聞いてきました。 

    役所に照会して、息子さんの現住所が分りましたので早速連絡したのですが、 息子さんが言うには、今はその家には誰も住んでいない、門も裏から開かないようにしてあるんで入ることもできない、ということでした。 

    いったいK巡査はインターホンで誰と話していたのでしょうか…。 

    それからしばらくして、相勤のK巡査と夜間パトロールでその家の前を通りかかったのですが、家は真っ暗で人の気配もありませんでした。もちろんインターホンも鳴らしませんでした。もしあの時鳴らしていたら、返事があったのでしょうか。
     
    息子さんが言うには、おばあさんは生前、リューマチから足が悪かったそうです。
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    【その11】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    609: 名無しさん 01/12/08 03:08
    以前、私が勤めていた会社の同僚の女性から聞いた話です。
     
    当時、彼女は体調を崩して入院したご主人の元に、毎日のように通っていました。そんな彼女に、ご主人がこんな不思議な話をしたそうです。 

    ある日の昼過ぎ、ベッドでウトウトしていると病室のドアが開き、白い着物を着た男性が一人入ってきました。誰だろうと思っていると、その後からもう一人、またもう一人と列になって次々と静かに入ってきて、一人ずつご主人の左手首にそっと触れるようにしてから出て行った。 

    そんな話を聞いてから数日後、彼女が病室のベッドの横でイスに座っていると、ご主人が「また来た」とドアの方を見て言ったそうです。

    彼女には何も見えず、ドアも閉まっていたそうですが、ご主人が言うには、今度は一人一人が番号の札を下げていて、ご主人の左手首に触れたあと番号を書いていった、とのことでした。
     
    その直後、突然ご主人が「左手首の出血が止まらない、包帯をしてくれ」と騒ぎ始めたそうです。そこで、彼女が傷ひとつない左手首に包帯をしてやると、ご主人は安心したように眠ったといいます。
     
    次の日、ご主人の容態を急変して、左手首に包帯をしたまま亡くなったそうです。 

    白い着物の行列はお迎えの人たちだったのでしょうか?でも番号の札や、左手の出血の意味などはわからないままだそうです。 
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    【その10】
    ちょっとだけゾクッとする怖い話

    533: 名無しさん 01/12/06 04:02
    10年ほど前。低い雲が空を覆う、とても蒸し暑い午後の出来事。私(R子)は、友達のM子と二人で自転車をこいでいた。 

    塾の帰り道。ちょうど、公園の脇道に差し掛かったところだった。夏休みの公園は、親子連れや近所の子供達でにぎわっている。その時ふと、黄色いオーバーオールを着た一人の男の子がこちらを見ているのに気がついた。帽子の下の目が私の目と合った。 

    瞬間、その子が、口の端にニヤリと笑みを浮かべた。その笑顔は公園で無邪気に遊んでいる同じ年くらいの子供達のそれとは違い、とてもじゃないが子供とは思えないような歪んだ口元。

     しかも、その途端にこちらに向かって走り出した。その年頃の少年にしては少々速すぎると思うような速さ。私はぼんやりとその子を眺めていた。
     
    「R子、どうしたの?危ないよ!」 

    M子の声にハッとした。男の子に気を取られていた私は、いつの間にかもう少しで車道に突っ込んでしまいそうになっていたのだ。 慌てて自転車の向きを変え、もう一度男の子の方を見たが、すでにどこにもいなくなっていた。 

    「なんかさ、今の男の子、あんま見かけない服着てたね」 

    M子に話しかけた。
     
    「えっ…誰が?何のこと?」 

    M子が怪訝な顔をして私を見たあと、通り過ぎた公園のほうを振り返った。
     
    「さっき公園で、こっちに向かって走ってきた男の子だよ」 
    「やめてよ」 

    その手の話が苦手なM子は、それ以上は聞きたくないとでもいうように、私の話をさえぎった。どうやら、彼女には何も見えてなかったようだ。 あんなに目の前まで来ていたのに… 。

    なんだか気味が悪くなり、話題を変えてお互いの家路を急いだ。 
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    522: 名無しさん 01/12/05 02:30
    タクシーネタを一つ。

    以前乗ったタクシーですが、乗るなり運ちゃんに「おや、お客さん、いい犬連れてますね」 と言われた。私は犬など連れていなかった。

    それでその運ちゃんに話を聞いてみた所、以前乗せた客に外人のマジシャンが居て、そのマジシャンが車のバックミラーに魔法をかけていってくれたのだという。それ以来そのタクシーの鏡には霊の姿が映る様になったのだそうだ。

    私に心当たりのある犬と言ったら、かなり昔に飼っていた柴犬ぐらいしかなかった。特徴を運ちゃんと符号させていくと、恐らくそれだろうという事であった。

    彼が言うには、その柴犬は今でも私の側を離れていないのだと言う。冗談交じりに「その犬はお客さんが責任もってあの世まで連れていくしかありませんよ」等と言われてしまった。 
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