発掘系まとめ

主に10年以上前のスレをあつめています。長編・読み物系が多いです。昔懐かしいまとめ。2000年前後。あと動画!

    いい話

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    【その3】
    グローブ

    114: 名無しさん 01/12/17 18:35
    阪神タイガースの藪投手と、読売ジャイアンツの清原野手のちょっといい話。 

    藪は偶然なのか狙い通りなのか、清原が打席に立つと内角いっぱいに投球します。これまでも何回も清原にボールを当ててしまいました。 

    そしてこの日も、清原選手の腰にボールが当たってしまったのです。そこで清原はついに「ワレ、どこに目をつけとんのじゃ!」と言ってしまったのです。

    清原のやさしさがにじみ出ているいい話ですよね。
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    【その2】
    グローブ

    70: 名無しさん01/12/09 07:55 
    「野球とは」ある大学教授の話

    今日は、野球という競技がどのような特徴をもったボールゲームなのかについて、お話ししたいと思います。 

    皆さんは、野球が他のボールゲームと根本的に違う点は何だと思われますか。試合時間が決まっていない? それも大きな特徴でしょう。ゲームの中に「アウト」という概念がある? う~ん、なかなかいいところを突いてきましたね。 

    私自身としては、得点することのできない守備側が、本来得点の権利であるはずの「ボール」を持っているという矛盾が、野球の最大の特徴だと考えています。 

    サッカーでもラグビーでもバスケットでもバレーボールでも、ほとんどのボールゲームでは、ボールを所有している者に得点のチャンスがあります。

    つまりボールとは得点の権利を表している訳です。ロナウドもロムーもジョーダンも、この意味においては、まったく同等であるといえます。 

    しかしながら、野球の場合事情はまったく異なります。ボールは得点の権利を示しません。例えばマイク・ピアザは非常に優秀なバッターですが、仮に1試合130回ボールに触れるチャンスがあろうとも、彼がキャッチャーである限り得点はできないのです。 

    さらに言えば、攻撃側はボールに触れることすら許されていないのです。 

    判断を誤った走者が、守備側のプレーヤーに挟まれ、塁間を逃げ惑う(笑)という光景をしばしば見かけますが、このタッチアウトというルールは、攻撃側がボールを触れてはいけないことを示す、最も顕著な例といえるでしょう。 

    攻撃側にとってボールに触れる唯一のチャンスは、バットという媒介を通しての疑似的な接触のみなのです。 

    話は少し横道にそれますが、野球用語に「捕殺」とか「封殺」とか、ある種の「殺意」を連想させる言葉があります。

    これらはボールを持ちながら得点することのできない守備側が、その矛盾のはけ口を求めている「心のSOS」(笑)だとも言えるでしょう。 

    それはともかく、このように野球というのは、得点の権利であるボールを守備側が持っている、つまり守備側に有利なように状況設定がなされている競技です。 

    そして野球における得点とは、この守備側による支配的な閉塞状況を、いかに解放したかによって決まります。 

    つまり投手と捕手の気持ちよい永遠のチャッチボールをいかに邪魔し、いかに守備側を混乱状態に陥れたかによって、得点が得られるのです。 

    そして、その混乱の度合いは、四角形に配置された4つのベースを、攻撃側の選手が何回廻ったかによって計られます。 ご存じだとは思いますが、野球の場合、この4つのベースを廻れば廻るほど、得点が加算されるわけです。 

    つまり野球という競技は、ボールを扱いながら、ボールからどれだけ自由でいられたかを競う、実に解放的なスポーツであると言えるでしょう。
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    【その1】
    グローブ

    45: 名無しさん 01/12/06 19:36 
    オールド・ルーキー

    ジム・モリスは幼いころから野球に夢中で、また天分もあり、19歳のときにミルウォーキー・ブルワーズに入団する。そして、シングルAまでは進むが、そこで肩をこわして野球を断念する。

    それから、金もないくせに新車を買ったり、いつまでも夢を捨てきれずに、勤めてもすぐやめてしまう、経済的には妻に頼るしかない、というグータラなら生活を続ける。

    その後様々な職を経て、高校の野球チームのコーチになるが、これがまた大会に出れば負けの、おんぼろチーム。彼は少年たちに「諦めるな!」と言い続けるが、少年たちは逆にジム・モリスに言う。

    「コーチだってメジャーリーガーになるという夢を諦めたじゃないか。僕たちのチームが地区大会で優勝したら、いやプレイオフに出たら、コーチもメジャーリーグのテストをもう一度受けてくれ」と。

    その約束を交わしたあと、少年たちのチームは連戦連勝して本当にプレイオフに出場する。 

    そして、少年たちとの約束を守るためにテストを受けると、若いときには140キロ台の球しか投げられなかったのに、なんと160キロ近い剛速球を投げられるようになり、プロに合格。タンパベイ・デビルレイズに入団する。 

    1999年9月18日、アメリカンリーグの首位に立つテキサス・レンジャーズとの試合で、彼の出番がやってくる。

    8回裏ツーアウト。打席に立つのはオールスターにも選ばれたことのあるロイス・クレイトン。ジム・モリスは160キロ近い剛速球でロイスを見事三振に打ち取る。 

    その瞬間、レンジャーズの選手ばかりか、球場の観客全員が大きな拍手を送ったという。35歳のルーキーで、しかも彼は10年以上野球から離れていたのである。

    こんな例は空前絶後だろう。敵も味方も、拍手したくなる気持ちは理解できる。

    それは奇跡の実現にほかならない。
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    グローブ

    1: 名無しさん 01/11/27 08:37 
    江川が巨人に入団し、はじめての甲子園での試合前。

    江川は阪神ファンが怖くて、外野でのランニングが出来ないでいた。チームにもまだ溶け込んでなく、一人で困っていた。

    その時、長嶋監督が「おい江川、一緒に走ろう!」と声をかけ、外野スタンドと江川の間に入り、盾になりながら一緒に走った。

    江川は泣きながら走ったそうだ。

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