「アルファ中隊、01から03、射出位置につけ。整備員は退避せよ!総員退避せよ!」
管制官のアナウンスがコムリンクに入り、カタパルト室に警告色の赤ランプが点滅する。
おっと、いけねぇ。いくらノーマルスーツを着ていても、バーニヤの全力噴射を至近距離でくらったら、宇宙の果てまでふっとばされちまう。
俺は、待機室に急いだ。 そして、後ろ手にドアを閉めると同時に、ゴーっという振動が伝わってきた。窓のすぐ外をMSの巨体が、ものすごい勢いで通り過ぎていく。
「アルファ01-03、直衛位置で待機せよ。アルファ01-06射出準備!」
次々とMSが打ち出されていく。戦いの場に向かって。俺には無事を祈ることしかできない。俺達の整備した機体。全機無事戻ってきて欲しいと祈る。
「チャーリー中隊射出完了。ハッチを閉鎖する」
巨大なハッチが閉まる。音の伝わらない真空中。振動だけが床伝いに伝わってくる。俺たちはすばやく飛び出し、カタパルトのチェックと、着艦拘束具の準備に入る。
そのとき、「ゴン」という軽い衝撃。そして、ハッチが軋み出した。
「こちらBカタパルト室。ハッチに何か当たったらしい。船外カメラに何か写っているか?」
俺はコムリンクに向かって叫ぶ。
管制官のアナウンスがコムリンクに入り、カタパルト室に警告色の赤ランプが点滅する。
おっと、いけねぇ。いくらノーマルスーツを着ていても、バーニヤの全力噴射を至近距離でくらったら、宇宙の果てまでふっとばされちまう。
俺は、待機室に急いだ。 そして、後ろ手にドアを閉めると同時に、ゴーっという振動が伝わってきた。窓のすぐ外をMSの巨体が、ものすごい勢いで通り過ぎていく。
「アルファ01-03、直衛位置で待機せよ。アルファ01-06射出準備!」
次々とMSが打ち出されていく。戦いの場に向かって。俺には無事を祈ることしかできない。俺達の整備した機体。全機無事戻ってきて欲しいと祈る。
「チャーリー中隊射出完了。ハッチを閉鎖する」
巨大なハッチが閉まる。音の伝わらない真空中。振動だけが床伝いに伝わってくる。俺たちはすばやく飛び出し、カタパルトのチェックと、着艦拘束具の準備に入る。
そのとき、「ゴン」という軽い衝撃。そして、ハッチが軋み出した。
「こちらBカタパルト室。ハッチに何か当たったらしい。船外カメラに何か写っているか?」
俺はコムリンクに向かって叫ぶ。