あなたは廃火葬場を見たことがあるでしょうか?
今では覚えている人もあまりいないのでしょうが、自分が住んでいた田舎では、昔は村落ごとに小さな火葬場がありました。火葬場といっても、小さな納屋くらいの大きさで、石造りの小屋です。中を覗くと、床に人一人を寝かせられるくらいの溝が掘ってあり、亡骸をそこに寝かせて焼いたのだそうです。
高い煙突などなかったので、使用した時には肉の焼ける匂いとかが凄かったと思われます。そのような小さな火葬場は、人里を外れて、山の中に入った所に建てられることが多かったそうです。
私は山歩きが好きなのですが、地元の山を縦走している時に、何度かそういう廃火葬場に出くわしたことがあります。最初に見た時には、まったく何の廃墟かわからなかったのですが、それでもイヤな雰囲気をひしひしと感じさせる気持ちの悪い場所でした。
どの場所も使われなくなって久しいようで、草や蔦に覆われていましたが、人を焼く時には油脂分がもの凄く出るのだろうな、と何となく実感できるような有様でした。
これは、そんな場所に迷い込んでしまった人の体験談です。
【【山怪】山にまつわる怖い話【その13(完)】】の続きを読む
今では覚えている人もあまりいないのでしょうが、自分が住んでいた田舎では、昔は村落ごとに小さな火葬場がありました。火葬場といっても、小さな納屋くらいの大きさで、石造りの小屋です。中を覗くと、床に人一人を寝かせられるくらいの溝が掘ってあり、亡骸をそこに寝かせて焼いたのだそうです。
高い煙突などなかったので、使用した時には肉の焼ける匂いとかが凄かったと思われます。そのような小さな火葬場は、人里を外れて、山の中に入った所に建てられることが多かったそうです。
私は山歩きが好きなのですが、地元の山を縦走している時に、何度かそういう廃火葬場に出くわしたことがあります。最初に見た時には、まったく何の廃墟かわからなかったのですが、それでもイヤな雰囲気をひしひしと感じさせる気持ちの悪い場所でした。
どの場所も使われなくなって久しいようで、草や蔦に覆われていましたが、人を焼く時には油脂分がもの凄く出るのだろうな、と何となく実感できるような有様でした。
これは、そんな場所に迷い込んでしまった人の体験談です。