「横向かして!1、2、3、4、5!1、2、3、4、5!誰か代われる!?」

富山市の海水浴場で22日、お酒を飲んで海に入っていた男性が海に沈んでいるのが発見され、引き上げられて心肺蘇生が施される…心臓マッサージや人工呼吸を繰り返し、口や鼻から吐き出され、流れ出る何かの液体…。

「帰ってこい!おい、帰ってこいって!」
「出せ出せ!」
「帰って来いよ!諦めんなよ!」

居合わせた人たちによって必死の救命活動が行われる中、ようやく到着した救急車…。

「そのまま続けててね!」
「エアーエアーエアー!」

ブリュリュリュー…ブリュリュリュー…強制的に吹き込まれた空気を排気するだけの、主を失った肺と口が奏でる音があまりにも生生しい…。

すぐさま救急隊員によりAEDの電極を装着される…。

「何分前?」
「多分15分か20分か…姿見えんくて…いっつもどっか行く子なんで…どっかフラフラしてたんかな?」

「心マ一回中断!離れろ!」
「…フラット(心電図波形フラット=心静止)。続けて!」
「はい了解!」

…かなしい…(´・ω・`)…。

車の運転免許を持ってる方は救急救命、心肺蘇生の講習受けているはずだけど、普通に生活していたらそんな現場に居合わせない人がほとんどだもんね…。

夏休みに入り、海や川やプールへ行く機会が増える季節…たまたま居合わせた自分だけが救える命があるかもしれないので、もう一度救急救命、心肺蘇生の手順をおさらいしてみてください…お願いします…。